秋分の日をすぎたら、
日ぐれが、
はやくなりました。
お月さまがでる。
ボクは、
ひぐれどきには、
寝ています。
ユウキヨシハルのおとうさんの部屋。
ランプに灯が、
ともります。
ボクは、うたた寝。
ヨコハマのミナトにも、
ミナトミライにも、
灯がともる。
ボクは、うたた寝。
きのうから、
おとうさんは、
リッキョー大学大学院の授業。
サービス・マーケティングの講義が、
つづけて、ふたつ。
そのあと、ユーキ・ゼミ。
おわったら、日ぐれ。
おとうさんはシゴト。
ボクもシゴト。
ボクのシゴトは寝ること。
でも、おとうさん、
きのうは、びっくりした。
サービス・マーケティングの講座は、
教室いっぱいだった。
おとうさんはシゴト。
ボクもシゴト。
日ぐれどきは、
いつも、シゴト。
でも、日ぐれのときに、
こころを落ちつけることも、
ときには、ひつようだと、
ボクは、おもうのです。
<『ジジの気分』(未刊)より>
[ツイシンです]
でも、ユウキヨシハルさん、
きょうも、商人舎オフィスに、
シゴトにいきました。