10月5日、商人舎第4回USA研修会、終了。
大きな成果があった。
すべての人々に心より感謝したい。
その成果とは、二つ。
参加者、団員のすべてが、
「自ら、変われ」を実践できる態勢が整ったこと。
そして、多くの米国知識商人に出会い、
共感できたこと。
他の人間と共感することで、
人間は変わる。
だから「人・間」と書く。
それができた。
10月1日、トレーダージョーズ。
ストアマネジャー、アシスタントマネジャー、クルー。
三人がインタビューに応じてくれた。
「力のある者は力を、知恵のある者は知恵を」
それがこの会社の考え方。
全員が家族のように楽しみつつ、
大きな利益と売上げを上げる。
21世紀の小売業のひとつの理想形をつくっている。
質問も、次から次に出た。
同じく10月1日、ホールフーズマーケット。
店頭の告知版に顧客からのメッセージがはられている。
ジュリーさんへ。
ありがとう。
そのジュリーさんが、店内ツアーをしてくれた。
まさに知識商人。
オーガニックのことから、健康問題まで、
専門知識を熟知し、それが仕事の質を高める。
10月3日、セントラルマーケット。
ここでも、店内ツアー。
ワンウェイコントロールの店。
商品力とホスピタリティがなければ、
顧客を半ば強制的に、全店回らせることはできない。
部門ごとの説明を丁寧にしてくれた。
HEBのセントラルマーケットは、
限りなくスチュー・レオナードに近づいていて、
商品力ではすでに、スチュー・レオナードを追い抜いている。
10月4日、マーケットストリート。
ハイスクールボーイが駐車場のカートを片付ける。
そして顧客のカートを車まで、一緒に運ぶ。
トランクに買い物袋を丁寧に収める。
このサービスを、全顧客に行う。
それがマーケットストリートのサービス。
他にはできない。
だから、徹底して実行する。
マーケットストリートは、
かのウェグマンズに学んだ。
テキサスに、ウェグマンズ登場。
顧客は喝采の拍手で迎えた。
その上、ウェグマンズを超えるサービスを展開している。
ロバート店長が、自信満々に語ってくれた。
10月3日、HEBフード&ドラッグ。
入口に掲げられた、出迎えの言葉。
2500坪の店舗面積で、
食品スーパーマーケットとドラッグストアを、
一つ屋根の下に展開する。
HEB最強のフォーマット。
オースティンで50%のシェアを獲得する。
アシスタントマネジャーも、何でもこたえてくれ、と、
インタビューに応じてくれた。
「ウォルマートに勝てないこともあるが、
勝てることもある。
それを自信を持ってやるだけ」
そして10月4日、ウォルマート・スーパーセンター・プラノ店。
アシスタントマネジャーを囲んでインタビュー。
写真。
バックルームまで案内してくれた。
ウォルマートの大改革「プロジェクト・インパクト」
それはこの店から始まった。
その真髄が、各所にみられた。
余すところなく、見せてくれた。
感動した。
そして固い握手。
10月3日、メリッサ・フレミングさんの講義。
今回は「プライベートブランド」がテーマ。
みんな真剣にメモをとる。
真剣に受講する。
サンプル説明にも熱が入る。
メリッサさんの講義と私の講義。
全体像が浮かび上がった。
そして最後のパーティ。
日本食レストラン。
坂野邦雄団長の挨拶。
全員の一人ひとりのコメントを聞いていて、
私は、本当にうれしかった。
感動した。
ホテルに帰ったからも、
バーで熱談。
副団長格の万代・石黒武志さんの挨拶。
そして皆の懇談。
10月5日、ダラス・フォートワース国際空港。
私は残る。
皆帰る。
さみしいけれど、ありがとう。
いい研修会だった。
一人ひとりにとって。
全員にとって。
アメリカの知識商人の皆さん、
ありがとう。
私たちも、あなたたちに、
必ずお返しします。
良い店をつくって。
<結城義晴>