Everybody! Good Monday!
2009年、11月第3週。
今週末からサラリーマンは3連休。
そして来週月曜日は勤労感謝の日。
昨日15日は七五三のお祝い。
いわば子供のための日。
今日からは、働く人に感謝する日に向けた1週間。
しかし、今冬のボーナスは、激減。
日本経済新聞社調査では、
全産業の1人当たりの支給額は前年比較14.04%マイナス。
これは昨年のマイナス0.66%に続いて2年連続で、
しかも1978年の調査開始以来、初の2桁減。
平均税込みの支給額は73万6453円。
前年よりも約8万5000円すくない。
それでも全業種平均74万円は、大きい。
加重平均、平均年齢38.3歳というから、
皆さんも自分のボーナスと比較してもらいたい。
日本標準産業分類大分類の主要20業種のなかで、
18業種が前年比マイナス、2業種も横ばい。
すべての業種で、日本中で、
ボーナスはマイナスということ。
そのなかで、輸出関連業種が特に落ち込んだ。
自動車・部品や機械が2割減、
鉄鋼や化学なども激減した。
しかし支給額の上位3社は鉄鋼大手企業が占めたという。
いまだ重厚長大産業のボーナスは、比較的に高い。
このことはとても大事な事実。
小売業、商業、サービス業が、
勤労感謝の日まで勤労しながら、
給料やボーナス、年収が低いのでは、
これはいまだ士農工商が残っていると言ってよい。
一方、内閣府が今朝、
発表した7月・8月・9月期の国内総生産速報値。
GDP実質成長率が前期比プラス1.2%となった。
年率換算すると、これはプラス4.8%。
4月・5月・6月期に続いて、連続のプラス成長。
内閣府は、分析している。
「経済対策の効果で個人消費が引き続き伸びた」
さらに「アジア向けを中心とした輸出の回復がGDP成長率をけん引した」
内需の寄与度はプラス0.8ポイントと貢献。
内需は18カ月ぶりにプラスとなった。
しかしこれも、政策効果によるもの。
エコカー減税やエコポイント制度など。
そのため個人消費が前期比0.7%プラス。
GDPを構成する諸要素に関しては、
設備投資1.6%プラス、
公共投資1.2%マイナス、
住宅投資は7.7%マイナス。
結局、民間在庫の寄与度はプラス0.4ポイントだった。
これに対して、輸出から輸入を差し引いた外需の寄与度は、
プラス0.4ポイント。
輸出は前期比6.4%プラス、輸入も3.4%プラスで、
外需の寄与度はプラスとなった。
国内総生産は、政府発表ではあるものの、
少しずつ、前向きになっている。
これは大事なこと。
ただし、ボーナスは激減。
だから消費者・生活者には、
貯蓄性向が高まる。
まず第一に、将来への不安対策。
次に第二に、現在の必需の品の購入。
そして第三に、ちょっと贅沢して楽しむ。
だから「今年末は厳しいし、本格化は遅い」
ただし、来年への期待は広がる。
ここで、セオリーの確認。
生活防衛型消費の傾向
①余計なもの、必要ないものは買わない
②余分な量、必要ない量は買わない
③どうせ買うなら価値の高いものを買う
④しかも安くなくてはいけない
スーパーマーケットの生活防衛型消費の対策
①生きるための食品、命に直接関係のある食品
②主食とメインディッシュ
③米、パン、野菜、魚、肉、味噌、醤油
④精肉部門は、細切れ、切り落とし、ひき肉
⑤近海魚は、その日の売り切り
⑥野菜(葉菜)も売り切り
⑦おかずになる日配(おかずになる豆腐、おかずになる漬物、おかずになる佃煮)
⑧惣菜は「もう一品」から「この一品」に
⑨信用のある店の「わが店だけの商品」
⑩品質の確かなプライベートブランド
⑪良い品をどんどん安く
⑫おいしくて安い品
まずは、勤労感謝の日まで、
お客様を喜ばせることに邁進しよう。
内需のために働く人々に、
勤労感謝の報いが、やってくる日まで。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>