今日から、ボージョレヌーボー解禁。
写真は、兵庫県御影の㈱阪食「阪急オアシス御影店」の今日の売り場。
ワインコ―ナーは別のところにあるが、
特別にレジの近くにボージョレヌーボー売場を、
アイランドディスプレーで設けた。
「知識商人」は、是非とも味わってみること。
売るばかりではいけない。
自分の部門に関係ない、ではいけない。
お客様と同次元で、同じ体験を積み重ねること。
知識に欠かせないことは、好奇心。
商人に欠かせないものは、向上心。
だから「知識商人」には、
新しいものに対するどん欲さは欠かせない。
今年のヌーボーは、うまいという評判。
今夜は、赤ワインで。
さて、東京株式市場は「一人負け」。
朝日新聞が報じている。
6営業日連続で、株価は下落。
東京証券取引所一部上場株全体の値動きを示すのがTOPIXの指数だが、
昨18日には、半年ぶりの安値となってしまった。
日経平均株価は、9679円80銭。
こちらは約1カ月半ぶりの安値。
一方、海外株式市場では、相次いで今年最高値を更新。
ニューヨーク市場のダウ工業株平均は、
2日続けて今年最高値を記録し、
ロンドン市場、香港市場の主な指標は、
16日の月曜日、17日火曜日から今年最高値。
東京市場の「一人負け」の状況だ。
日本の成長戦略が見えにくい。
中国への投資に資金が回っている。
日本証券業協会の安東俊夫会長の発言。
「新政権は経済成長の重要性への言及が少ない半面、
財政支出のムダ減らしが前面に出すぎている」
金融経済が破綻し、それへの社会的信用が失墜した。
しかし株価をはじめとする貨幣経済の健全化は、
日本国民全体の問題である。
東京株式市場が「一人負け」であることは、
良く認識しておかねばならない。
さまざまなところに、その余波が表れる。
商売に直結してくる。
これも「知識商人」の条件だ。
さて、昨日から大阪。
梅田のホテル阪神。
プラネットユーザー会2009。
先週の東京に続いて、記念講演。
まず、玉生弘昌社長のご挨拶。
プラネットは雑貨・化粧品・薬品のEDIの会社。
もうこの世界にプラネットなくして、
商品流通はあり得ないくらいのインフラとして機能している。
インフラの条件を、
玉生さんは5つに整理している。
①安全
②中立
③標準
④継続
そして⑤安価
これを見事に果たしたプラネットは、
情報交換サービス機能として唯一、
最高のレベルに達した。
しかし考えてみれば、「社会インフラの5つの条件」は、
スーパーマーケットやコンビニ、
ドラッグストアといった小売業にも当てはまる。
いや、これから外れた基本業態には、
健全な成長はない。
私の講演は、「製配販協業化の鍵を握るもの」
テキストは東京と同じで、ストーリーはほぼ同じだが、
強調するところを少し変えた。
自分自身、新鮮な気分で講演できるし、
主となる聞き手の地域性や年齢層、職位によって、
力点を変えねばならないから。
今回は、「コモディティ」に関する部分を丁寧に説明した。
ご清聴を、心から感謝したい。
記念講演の後、ケーススタディやプラネットからの報告があり、
すぐに夕方を迎えた。
大阪でも、当然ながら、
秋の日はつるべ落とし。
17時20分から懇親会。
乾杯の音頭は、ピップフジモト㈱の植田恭好さん。
「顧客には最高の品質を提供し、
社内では最大の効率を実現する」
いい言葉です。
P&Gの玉置肇さん、西脇満さんとは、
ちょっとした議論。
「パワーレード裁判」は、だいじな教訓。
牛乳石鹸共進社㈱の宮崎悌二さんには、
「複占」の面白さをレクチャー。
絶対に面白い仕事です。
懇親会終了後、玉生社長、石橋光男専務と三人で写真。
「よくできました」
玉生さんが、社員にかける言葉。
私は、これ、大好きだ。
プラネットは、まるで「玉生学校」のような会社。
それがこのユーザー会に、独特の気品と価値を与えている。
<結城義晴>
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