Everybody! Good Monday!
暖かかったり、寒かったり。
毎日、日替わり陽気の2009年12月。
第2週の始まりです。
今年の年末商戦。
厳しくて、遅い。
ウォルマート副社長ジョン・フレミングの予測。
しかし全体のトレンドがそうであっても、
逆をいく戦略がある。
ユニクロの60周年感謝セールなどその典型。
世間が「厳しくて、遅い」ならば、
我々は、早くこじ開けようとの企画が、
極めてインパクトの強い独自性を生みだした。
今週、来週と現下の情勢は、
ボーナス支給期間。
サラリーマン家庭では、ちょっと懐が暖かくなる。
しかし、将来への不安がある。
だから財布のひもは固い。
ぎりぎりまで支出を抑えて暮らしてゆく。
それが一般的な消費者心理。
そのちょっとを的確にとらえ、
顧客を喜ばして、商売に結び付ける。
そんな考え方はある。
一方、ちょっと豊かにはなるものの、
出費はますます抑えたいと考える家庭もある。
そんな人たちには、
「節約、倹約。もったいない」
これを徹底して提案する。
今週・来週は、その意味で、狭間期間に入る。
心してかかりたい。
自分の店の主張を、はっきりと行動に表したい。
狭間期間の営業活動の鉄則だ。
さて今日の日本経済新聞。
米国ゼネラルエレクトリック社の幹部教育の記事。
「学び続ける最強企業」のタイトル。
「金融危機の荒波に揺れる最良企業は、コスト削減に躍起だが、
残された聖域が一つある」
それは「次世代のリーダーを育てる教育投資」
GEは1956年に世界で最初に企業内大学を創設した。
「ジョン・F・ウェルチ・リーダーシップ開発研究所」という。
通称「クロントンビル」。
それが発展し、現在も続いている。
GEの年間人材教育予算は10億ドル(90円換算で900億円)。
この教育予算だけは、どんなときにも削減されることはない。
コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパンも、
まったくこのGEの考え方と一緒だ。
日経はスーザン・ピーターズさんにインタビューしている。
GEの教育担当副社長。
「外部の声を聞き、
そこから学ぶ姿勢が、
リーダーの重要な資質になる」
「経営陣は幹部教育を、
時間とカネをかけるに値する投資と考えている。
教育の予算を正当化したり、
投資対効果を考えるより、
教育の中身を考える」
「GEマンの多くは15~20年ほど第一線で働き、
その間に絶えず教育を受け続ける。
次世代の幹部は2~3年ごとに集中教育を受ける」
幹部教育、次世代のリーダー教育こそ、
重要だとGEは考えている。
求められる人事像を聞かれてピーターズさん。
「ビッグ・シンカー」と答えた。
“Big thinker”
すなわち「大きな視野を持つ人」。
「大きな考え方の人」。
そのために「若手社員が中堅・ベテランの指導役になる」
こんな教育システムなども考慮中。
「リバース・メンタリング」という。
GEの教育は今月の商人舎標語に通ずる。
「厳しさに学ぶ」
今週も喜んで学ぼう。
この厳しさに。
Everybody! Good Monday!