Everybody! Good Tuesday![vol12]
2010年3月第4週です。
3月の第5週は、途中から4月の第1週。
説明が面倒ですね。
マンスリーとウィークリーを混ぜて使うと、
だから、混乱が生じやすい。
そこで、13週ごとの四半期と7日間のウィークリーを、
マネジメントとの基本として使う。
そのために私は、このブログでは、
週の初めの[Good Monday]に、
1月第1週から何度目かを意味する番号[vol]を入れて、
「今週は今年第12週ですよ」とお知らせする。
すなわち今週は[vol12]。
ちなみに、日曜ごとに登場する『ジジの気分』にも、
今年から番号を入れることにしました。
「ジジの顔を見ると、もう1週間が終わったのかと感じます」
そんな声を聞いたから。
「今年12回目のお疲れさま」といった意味を込めて。
さて、昨日帰国しました。
ほんとうに「あっ」という間の1週間。
アメリカやヨーロッパ、とにかく旅行していると、
時間が早い。
「浦島太郎」の物語も、旅行していると、
時間は速いということを教えたいのでしょう。
充実した時間は、速く感じられる。
変化が多いと、時のゆくのが速い。
そんなものなのでしょう。
坂本竜馬や高杉晋作は、
死ぬのも早かったから、
自分自身の時間は、
矢のように速く感じられたに違いない。
歴史に名を残す人は、
自分では時間の長さを味わうことができない。
可哀そうでもありますが、
羨ましくもあります。
今回の旅行中、コーディネーターの浅野秀二先生が語った言葉。
「私の郷里の島根県選出の総理大臣・竹下登は言いました。
政治の世界では『悪名は無名に勝る』」
あくまでも政治の世界での話。
彼らにとっては、時間が短いことも、
「良しとせよ」となります。
さて、アメリカ報告はおいおい、続けていきます。
ウォルマートの現時点での戦略分析は、
『誰がウォルマートを殺すのか?』
として、書き続けます。
そのほかに小型店問題の総括。
「ナゲット・マーケット、秘密の謎解き」は、
講演や雑誌で、展開していきます。
セーフウェイの「ニューライフスタイル」の最新店、
バークレー・ボウルの報告もしなければなりません。
それは、おいおい。
重要なことを、二つ、忘れていました。
第一は、今日のこと。
先週土曜日から昨日までの三連休。
春分の日を挟んだ三連休。
こう位置づけました。
「ゴールデンウィークの前哨戦・予備戦」
しかし結果はどうだったでしょうか。
まずその分析はしっかりしておかねばならない。
どの部門のどのカテゴリーやどの商品が動いたか。
つまり商品の動向。
それ以上に、顧客の動きを知っておきたい。
ID-POSなど導入している企業では、
どんな顧客がいつ来店し、どんな購買行動をしたのかを、
詳細に分析しておく必要がある。
昨日も書いたけれど、
高速道路1000円への変化で、
「三連休なら遠出」を決め込む顧客が増えたのなら、
三連休直後の今日は、前年比二桁増になるはず。
どんな顧客が「遠出」したのかが分かれば、
今日のお勧め、売り込みは、ずいぶん変わる。
これは店ごとに違う。
もちろん共通する項目もある。
「三連休とその翌日」
重要なテーマ資源です。
第二は、直近のこと。
今週3月第4週は、「花見気分」満開。
これから2週間が最盛期。
これ、お客様を楽しませる絶好期。
「大川に吹きあげられし桜かな」(小林一茶)
私の大好きな句。
江戸時代の一茶も、
時間の短かった竜馬や晋作も、
一瞬の桜を楽しんだ。
そのお手伝いをするのが商業・サービス業。
アメリカでも日本でも、まだまだ、
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望
これが生きるエネルギーをつくっている。
アメリカの方がちょっと元気が出てきたのは、
明日への希望が、
広がってきたからでしょう。
私たちも、明日への希望を胸に、
今週も、元気を出そうよ。元気を売ろうよ。
Now, Everybody! Good Tuesday!
<結城義晴>
[追伸]
今週水曜日(といっても明日ですが)のテレビ朝日系「古館伊知郎の報道ステーション」。
先週撮影したインタビュー「特集・有楽町」が放映されます。
企画モノですから、もしかしたら飛んでしまうかも知れませんし、
どんな出演なのかもわかりませんが、ご覧ください。