このホームページに、期待の新ブログがスタートした。
書き手は『物流業界大研究』(産学社刊)の著者・二宮護さん。
タイトルは「物流業界」の基礎知識。
サブタイトルに「小売業・サービス業の知られざる隣人」とある。
毎週火曜日更新の12回連載。
約3カ月にわたって、連載してくれる。
第1回目は、私の『メッセージ』から「阪神大震災」の一節を引用して、
物流業界と小売業・フードサービス業は隣人でありながら、
物流業界の認知が低いことを指摘している。
二宮さんは、『メッセージ』に関しても、
担当編集者として協力してくれた。
確かな視点と詳細な情報が、
分かりやすく展開される。
ご愛読をお願いしたい。
そのほかに、本ホームページ右段には、
today!として、今日、二つ並ぶ。
五十嵐ゆう子のWeb小説「Thank You ~命をありがとう~」
感動の私小説で、第13回目となる。
これも2008年9月12日から連載されている人気企画で、
今週で第83回目を迎える。
来月の5月7日金曜日に、
[結城義晴のblog毎日更新宣言]は、
連続1000回更新を記録する。
この1000日更新を記念して、
本ホームページ第3回目のリニューアルを計画している。
二宮さん、五十嵐さん、林先生、杉山先生、浅野先生……。
これまでも数々の人気ブログが誕生してきたが、
このスピードをさらにアップしていく。
大いにご期待願いたい。
さて昨日は、東京・広尾の㈱アイドマ東京営業本部の会議室で、
商人舎エグゼクティブ・ミーティング。
㈱商人舎は、結城義晴が代表取締役を務める。
しかし、ほんとうに小さな会社で、
小さな力しかない。
そこで、強力なサポートメンバーに、
商人舎へのご協力を願っている。
それが商人舎エグゼクティブの皆さん。
商人舎創立3年目に入ったということで、
一同に会して、今後のビジョンや、
事業展開のための議論の場をもった。
それが昨日の商人舎エグゼクティブ・ミーティング。
実に有益な会議体だった。
その成果は、5月7日に発表される。
商人舎エグゼクティブのメンバー紹介。
まず、川勝利一さん。
ジャズ・ミュージシャンから毎日新聞記者を経て、
トレイメーカーの中央化学に「川勝あり!」と言われた業界随一の切れ者。
ドラッカーの分身・上田惇生先生の信頼が厚く、
コーネル大学RMPジャパン上田主任講師誕生にも尽力してくれた。
現在は、㈱アイドマ営業本部長。
そして商人舎エグゼクティブ。
松井康彦さん。
ご存知、前㈱商業界取締役営業企画総括。
㈱商業界時代の私のパートナー。
現在、広告代理業アド・パイン代表。
広告営業38年のキャリアで、
メーカーや小売り関連産業に向けて、
マーケティング・サポートの仕事をしている。
鈴木敏さん。
㈱トッパントラベルサービスの営業部長。
海外流通視察コーディネーター36年のキャリアで、
商人舎のアメリカ視察研修会を一手に仕切っている。
この3人の人々以外にも、
商人舎エグゼクティブは、増えていく。
そのネットワークとパワーによって、
商人舎は「知識商人の養成と商業現代化の推進」を果たしていく。
エグゼクティブ・ミーティングでは、
まずこのミッションが確認され、
さまざまな意見が交わされた。
今月の商人舎標語。
「知恵・力」合わせて動け!
楽しいひと時。
あっという間に4時間ほどが経過し、
「いちのや」で鰻。
さて、昨日、カリスマと最良の独裁者のことを書いたら、
吉野家ホールディングス社長の安部修仁さんが早速、動き始めた。
朝日新聞、日経新聞にそれぞれインタビューで登場。
2年間の緊急措置で、子会社の吉野家社長に就任し、
「収益体質構築」にまい進すると宣言。
いつも、安部さんの行動は速い。
安部さんも商人舎発起人のおひとり。
ただし朝日ではアメリカンビーフ使用牛丼以外の「新商品開発」を匂わせ、
日経では「新しい店舗開発」を示唆した。
おそらく同じような発言だったと推察できるが、
記者の関心によって、記事の方向が変わる。
情報とはそういったものだ。
したがって、こうなる。
「ひとつの手段に頼りたいという誘惑は、
退けられねばならない」
日経の記事で安部さんは、
競争についてのコメントを発している。
「牛丼業界の成長はもう限界。
これからは淘汰が始まる」
「価格競争には乗らず、高収益体質に変わることで、
『我々はこの戦いに勝ちにいく』」
安部さんは、日経の記事の最後にこう付け加える。
降格した出射孝次郎社長と「2人でこの勝負に勝ち、
2年後に出射社長体制に戻す」
なんと泣かせる言葉。
安部修仁・出射孝次郎。
「知恵・力」合わせて動け!
彼らも同じ気持ちに違いない。
<結城義晴>