結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年05月07日(金曜日)

毎日更新宣言1000回記念とファイブ・ア・デイの「テーマ資源」

今日5月7日は、
結城義晴のブログ[毎日更新宣言]
1000回記念の日です。

2007年の8月12日から、
毎日欠かさず書き続けて、
1000日目。

無事、書き終わりました。

今では私の生活の一部になっていますが、
ときには生活の大部分になっていたこともありました。

私自身、読み返すのも時間がかかりますが、
拾い読みしてみると、
あんなこと、こんなこと、
様々なことがありました。

一昨年の2008年4月17日に、
商人舎発足の会が開催されました。

そのご挨拶で私は、
「㈱商業界で30年、
今折り返して今後、
㈱商人舎で30年。
商業・サービス業の世界で、
実働します」

このように宣言しました。
85歳まで、現役で働くということ。

まあ、30年ということは、
毎日ブログを書いて、
1万日でしょうか。

従って、今日の1000回は、
1万回の1割、10分の1。

長いようにも感じられますが、
できないことではないとも思います。

不思議です。

「できないことでもない」と、
考えられるようになったことが。

ひとつくらい人にできないことをする。
それが私にとって、
「ブログによるジャーナリズム」なのかもしれません。

この先のことは、わかりませんが。

現に「ツィッター」など流行して、
私もやってみようかとも考えましたが、
ブログでも比較的長文を書いていますので、
私のツールとしては、
ふさわしくないという結論に至っています。

さて1000回記念ですが、
二つのブログがスタートします。
浅野秀二さんの「アメリカ講義録」  
バスの中での愉快で深いスピーチをまとめたもの。
面白くて、考えさせられて、役に立つもの。

もうひとつは小林清泰さんの「人を育むストア」  
小林さんは、環境と店づくりに造詣の深いデザイナー。
商人舎のCIをデザインしてくださった。
その小林さんの「エコロジーとヒューマニティ」の連載。

どちらも新ホームページの不具合が治り次第掲載予定。
ご愛読、お願いします。

さて、1000回記念のときにうれしいニュース。
私の最新刊『小売業界大研究』(産学社刊)。
増刷が決定しました。
4月10日発刊ですので、約1カ月。
この類の本としては異例のスピード。

学生だけでなく、
小売業の新入社員や転職者、
周辺産業の若手社員など、
若い人たち向けに、
原理原則・基礎基本を書いた
ことが、
その理由でしょう。
有難いことです。

「商業・サービス業の現代化を推進する」
そのために「知識商人を養成する」。

この趣旨にも沿った本でした。

本当にうれしい。
ありがとうございました。

今日は、もう一つうれしいことがありました。

朝から東京・池尻。
東邦大学付属病院に来ています。
右目の診察。

このブログでも、連載しました。
『結城義晴の燃える闘病日記』というタイトル。
その私の右目の眼圧が今朝は11。
まったく問題のない左目が12ですから、
極めて良好。

今日は富田剛司教授直々の診察でしたが、
先生も驚いていました。

これも有難いことです。

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

毎日更新宣言も、
この心持ちで達成しました。

1万回まで、
朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

この心持ちでいきます。

よろしくお願いします。

さて昨日は、
CDオーディオセミナー第22回の収録。
わが㈱商人舎と商人ねっと㈱のコラボレーション事業。
東京・東日本橋。
一般社団法人ファイブ・ア・デイ協会。

理事長の池田健太郎さんが対談のお相手。

家電メーカーのマーケティング統括から、
コンサルタント会社を経て、
ファイブ・ア・デイ協会の理事長への転身。

“5 A DAY”は、アメリカで生れた運動。
「1日5皿分の野菜と果物を食べましょう」
これを趣旨としている。

日本では具体的に、目安を設けている。
「350グラム以上の野菜と200グラムの果物」

池田さんは2001年から準備を始めて、
2002年にこの協会を設立させ、
理事長となり、この運動を推進している。


日本の食品小売業、食品製造業も多数が参加している。

特別正会員は㈱ドール。
正会員は、18社で、小売業では、
イオン、カスミ、ファミリーマート、ヨークベニマル。

流通賛助会員には、
全国の80社のスーパーマーケットが参画し、
この運動を推し進めている。

池田さんは会員企業による社会貢献活動の一環として、
特に「子供たちの食生活支援活動」を、
ミッションとしている。

例えば、この協会の諮問委員長は、
カスミ会長の小濵裕正さんだが、
カスミでは独自に「食育師」の資格を設定し、
全店長がこの資格を有している。
そのうえで、子供たちへの食育活動を全店で積極展開している。

そうすると、地域の子供たちが、
カスミの店長を「先生!」と呼んで、
親しく近づいてきたりする。

ファイブ・ア・デイ協会の活動は、
飽食の時代の食生活を改善するというだけのことではない。

とりわけてスーパーマーケットというビジネスの、
根幹を支える運動となる。

池田さんと話しながら、私はそう考えた。

池田さんは、もともと、
データマーケティングやカテゴリーマネジメントの専門家。
つまり製造業のマーケティングを熟知し、
そのうえで小売業やチェーンストアの理論を習得している。

だからこそファイブ・ア・デイ協会の運動の、
肝を押さえることに成功した。

流通賛助会員は年間会費10万円。
是非ともご検討願いたい。

ファイブ・ア・デイと食品産業。
まさに21世紀の「テーマ資源」がここにある。

毎日更新宣言ブログ1000回記念。
「テーマこそ我々の資源である」

このことを強く実感しつつ、
決意を新たにしたい。

全ての人々に心から感謝。

<結城義晴>

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