口蹄疫感染の牛が都城でも見つかった。
牛が151億円、豚が225億円の年間生産で、
日本一の畜産の街。
口蹄疫はウィルス感染。
隣り合う鹿児島市への対策が望まれる。
農林水産省の機能性、迅速性が問われる。
菅直人内閣支持率調査。
新聞各紙の数字はいずれも6割を超えた。
これは典型的な標本調査、サンプル調査。
朝日新聞が60%、
読売新聞が65%、
日経新聞が68%。
鳩山内閣のときと比べると、
不思議に新聞ごとの順位は逆転している。
朝日新聞の60%は、
内閣発足時の支持率で見ると、
小泉内閣の78%、
鳩山内閣、細川内閣の71%、
さらに安倍内閣の63%に次ぐ。
民主党としては、
鳩山内閣の最後の10%台からの大転換で、
一応、代表交代の成功を見た。
誰がやるかよりも、
何をやるか、
やり遂げられるか。
これこそ最も大事なことだし、
「やり遂げられるか」には、
多くの人々の協力がなければならない。
その意味では、少し、明るい兆しが見えてきた。
それでも、私は、
菅直人の「最小不幸社会」、
語感として、よろしいとは思わない。
「小」と「不」。
ネガティブな語が重なる。
これは、語法としてよろしくない。
ここは、オクシモロンでなければないけないと思う。
これだけは、言っておこう。
さて、コーネル大学RMPジャパン。
6月の二日目。
蓼科フォーラムは、夜中に雨が降ったが、
朝には、高原の空気が満たされた。
木々の緑も、だんだん深くなってきた。
7時からバイキングの朝食。
昨夜遅かったせいもあるだろうが、
和食を選ぶ者が多かった。
8時から30分、浅香健一先生のセミナー。
そして8時30分。
昨夜提出した第1回意思決定シートの集計結果が出る。
既存店舗を引き継いで、各チームが1カ月分の政策を出し、
その結果が判明する。
各店舗ごとに、営業報告書と決算書が提示される。
月次損益計算書と部門別管理月報、
それに営業状況、従業員状況。
決算書は貸借対照表と損益計算書。
この1カ月目の営業報告書と決算書を分析しながら、
各チームごとに営業報告のプレゼンテーションをする。
まずY’s MART。
残念ながら、55万4000円の経常赤字になった。
たてしな3。
堅実経営で、粗利益率25.53%、経常利益657万9000円。
パワーズ生鮮。
このチームも、生鮮食品強化によって、
510万1000円の経常利益。
東京マルシェ。
人を大切にする経営で、地道に改革を施して、
501万4000円の経常利益は立派だった。
問題の風雲児ドリーム・ストア。
夏原店長の熱意にかかわらず、
2090万5000円の経常赤字。
2カ月目の大改革が期待された。
そしてコーネル・マーケット・プレイス。
外資系の企業。
大胆に人員整理し、高粗利益率を確保し、
経常利益754万7000円。
最高利益をはじき出した。
各チームの政策と方針、組織が白版に張り出されている。
いつでもだれでも見ることができる。
プレゼンテーションが終わると、
全チームは第2月期の対策検討に入る。
競合店の政策と月次営業報告書、決算書は全チームに明らかにされている。
それをもとに自店の新政策を練るわけ。
ドリーム・ストア。
東京マルシェ。
パワーズ生鮮。
Y’s MART。
コーネル・マーケット・プレイス。
そして、たてしな3。
その間、私は、ブログ執筆。
浅香先生は一服。
午前11時20分、第2回意思決定シート提出。
11時30分から1時間の昼食。
今日はカレーライス。
その後、休憩。
1階ホールで。
中庭で。
12時30分。
2カ月目の月次営業報告書と2カ月分の決算書が集計されると、
最後のプレゼンテーション。
これによって、勝負は決まる。
Y’s MART。
パワーズ生鮮。
コーネル・マーケット・プレイス。
他のチームから質問。
この中国系外資企業は各チームからマークされている。
だから質問も厳しい。
そしてたてしな3。
最後に、東京マルシェ。
プレゼンテーションが終了すると、20分の休憩。
その間に、厳正な審査。
荒井伸也首席講師、
浅香健一講師、
森順治講師、
そして結城義晴副学長。
結論が出ました。
1位から6位までが決定。
第5位、ブービー賞は、壮大な夢を描いたが、
それが夢に終わったドリーム・ストア。
第4位は、たてしな3。
第3位は、Y’s MART。
そして栄えある準優勝は、
パワーズ生鮮。
残るは最下位と優勝。
ブービーメーカー賞は、
「人に優しい」哲学を貫いたが、
思った成果が出なかった東京マルシェ。
そして優勝。
謎の中国人引きいるコーネル・マーケット・プレイス。
本当におめでとう。
差異性のある競争対策を打ち出し、
他店の動静を読み取り、
それをチームワークで達成した。
立派でした。
最後に副学長の総括。
「今回はレポートなし」のご褒美に、
一番大きな歓声がわき上がった。
首席講師の総評。
あっという間に終わった、蓼科合宿。
シミュレーション・ゲーム。
余韻と学習の効果が残った。
全員の満足顔がそれを物語っている。
コーネル・ジャパン第二期。
あとは7月上旬の講義と下旬の卒業旅行を残すのみ。
ありがとう。
<結城義晴>