Everybody! Good Monday![vol26]
2010年第26週。
6月最終週にして、
週中から7月に入る。
今年は、
紫陽花が鋭い色を出していて、
とりわけ美しい。
カナダ・トロントで開催されていたG20が閉幕。
菅直人首相は例のキャッチフレーズを強調。
「強い経済、強い財政、強い社会保障」
キャッチフレーズも大切、
しかしそれを実行することが最も大事。
Practice comes first!
実践躬行・実行第一。
商人舎今年の標語。
アメリカに次ぐ超大国でなくてもよい。
「大きな国」の役は中国に任せておけばよい。
日本は「良い国」 を目指す。
レース型競争でなく、
コンテスト型競争。
その中でユニークな良さを持った国でありたい。
私はそう思う。
さて消費と商売の問題。
先週あたりからボーナスが支給されていて、
週末にはボーナス商戦のピークがひとつ訪れた。
日本経済団体連合会調査では、
大手企業68社の今夏ボーナスの平均支給額は約79万円で、
昨夏に比べて1.51%の増加。
全体で見ればちょっとだけ回復。
NetMileリサーチが1000人の男女から調査した。
ボーナスの使い道。
これは6月26日の調査。
1 ボーナスをもらう予定がない31.1%
2 貯金18.9%
3 旅行・レジャーの費用13.5%
4 ローンの返済12.8%
5 デジタル家電(液晶テレビ、パソコンなど)の購入9.5%
ベスト5までの回答が圧倒的に多い。
6位以下は2%台となる。
3割を超える31.1%の回答が、
ボーナスがないという。
厳しい家計が想像できる。
貯金18.9%とローン返済12.8%を合わせると31.7%で、
これも消費に結びつくボーナスとはならない。
3位の旅行・レジャーはものを購買する消費ではない。
わずかにデジタル家電が9.5%で、
この分野はFIFAワールドカップなどのインパクトで、
大いに潤っている。
ボーナス商戦も、
この傾向を考慮に入れて対応されなければならない。
今週は、いまだ、
サッカー岡田ジャパンの活躍の熱気が冷めず、
最高潮を迎えるのはおそらく29日の23時。
これを通過すると、さらに高いピークは7月3日土曜日となる。
ジャパンのゲームだけでなく、
アルゼンチンやドイツ、アフリカのガーナなどの選手の躍動を見ていると、
たとえ日本が負けてしまっても、
ワールドカップの熱は冷めない。
だから1億総サッカー評論家の、
カウチポテト族によるカウチポテト的消費は、
すぐに消えてしまうものではない。
内食需要は7月11日の夜まで、ずっと続く。
外食需要はちょっと苦しい。
今週は、梅雨の雨模様の中、
ワールドカップに明け暮れる。
もちろん7月11日の参議院選に向けて、
街中を選挙カーが走り回る。
消費税の問題も、
もっともっと深く論議されるに違いない。
明日29日は、
日本の上場企業の株主総会が集中する日。
これも日本特有の現象。
そして木曜日から7月。
新しい月に向かって、
新しい気分が出てくる。
今月の商人舎標語をかみしめて、
頑張りたい。
「やさしいことから手をつけよ」
最後に今週の私の予定。
今週は、パネルディスカッションや対談が目白押し。
不思議なものではある。
講演ばかりの週もあれば、
店舗クリニックばかりの週もある。
人に会うことが多い週もある。
ゴルフばかりの週なら大歓迎だが。
私は、右目の大手術を3回受けて、
残念ながら右目は視力を大きく失った。
だから野球をはじめ、サッカーやテニス、卓球、バドミントンなど、
動く球を打つ球技はできなくなった。
スポーツも大好きだし、球技も大好き。
しかしそれができなくなったものの、
動かない球だけは打てる。
必然的にゴルフに打ち込むこととなった。
話を戻して、今週の私のスケジュール。
月曜日は、 スポーツトレーナーの大石益代さんと対談。
火曜日は、UIゼンセン同盟流通部会労使懇談会でパネルディスカッション。
木曜日は、午前中、国分㈱専務取締役の國分晃さんと対談、
午後は、マーケッターの松本朋子さんと対談。
金曜日は、日本スーパーマーケット協会総会。
会長副会長パネルディスカッションのコーディネーター。
毎年大好評のイベント。
パネルディスカッションは公開されているので、
聴講する皆さんはよろしく。
そして土曜日は、
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の講義とゼミ。
今週は、入間市のコストコへ出かけて課外授業。
結城ゼミもこれに合流する。
今週は、
梅雨、サッカー、選挙。
この三大話。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>