結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年07月01日(木曜日)

「変化の多い7月」、変化に反応し、変化に対応する仕事は楽しい

今日から7月。

なんと昨夜、食中毒になったか、
胃の中のものをすべて、体外に排出して、
今日はすっきり。

体に疲労が蓄積し、そのうえで生ものを食す。

すると浄化作用で、体に変調が訪れる。
しかし一晩で回復。

まだまだ私にはエネルギーがある。

そんな7月1日。

まず、「クールビズ宣言」。

㈱商人舎は7月から8月いっぱい、「クールビス」を採用します。
オフィスをご訪問くださる皆さん、どうぞお気楽に。
もちろん事務所では、できる限り、冷房を落とします。

クールビズの本来の趣旨は、環境問題に対して、
自ら行動することにあるからです。

クールビズと言ってノーネクタイでいながら、
キンキンに冷房を効かせていたのでは、
これは大いなる自己矛盾。

さて、7月の商人舎標語。

「選挙に行こう・投票しよう【パート2】」  

昨年8月の商人舎標語も「選挙に行こう・投票しよう」だった。
昨夏8月30日は衆議院議員選挙。

これによって、世紀の体制転換が起こった。
自民党から民主党への政権の交代である。

その時に私は書いた。

「商業・サービス業は、土曜・日曜・祭日にも、
店を開けて営業する。
お客様に奉仕することが、
商業・サービス業の社会的役割である。
その意味では、社会生活のインフラを形成する機能を担う人々に、
通常の土日祭日はない」

「だが選挙は、特別のことがない限り、
わざわざこの日曜日に行われる。
だから一般に、商業・サービス業に携わる人は、
選挙に行きにくい。投票しにくい。
しかしだからこそ私は、商業・サービス業の従事者には、
選挙に行こう・投票しようと呼び掛けたい」

平成19年調査の最新商業統計では、
小売業・卸売業従事者は、1260万人を超える。

日本の人口の1割、選挙権保有者の13%ほどになる。
商業に外食・サービス業を加えると、2割を超えるか。
サービス業の枠組みを広げて考えると、3割になるか、4割、5割に広がるか。
それほどの人々が、仕事を抜けて選挙に行くか、
事前に不在者投票をしなければならない」

この状況は今も変わらない。
だから「期日前投票」を訴えたい。

まず、参議院議員選挙の簡単な知識から。

参議院議員の任期は6年。
3年ごとに選挙が行われ、半数が改選される。

衆議院のような解散はない。
従って、常に任期満了まで、議員を務め、
その任期満了時に半数が選挙で選ばれる。

その参議院議員には二つの選出法がある。
比例代表選出と選挙区選出。

比例代表選挙は「日本全国の都道府県全体を通じた選挙」
政党・党派ごとの得票率に応じて議席が配分される。

なお参議院比例選挙は非拘束名簿式が採用されている。
これは衆議院の比例代表制とは異なる。
衆議院はあらかじめ政党の側で候補者の当選順位を決めておく方式。
参議院の比例代表は、名簿では当選順位は決められておらず、
有権者が候補者名または政党名のいずれかを記載して投票する方式。

ただし各地域の選挙管理委員会や投票場所では、
「政党名でいいですよ」といったサジェションがなされることも多いらしく、
それでは、自分の望む候補を当選させることができない。

比例代表選挙では、名前を書かねばならない。

一方、選挙区選挙は、「都道府県それぞれをひとつの選挙区として実施」され、
「選挙区ごとの定数にもとづき、立候補者ごとの得票数により当選が決定」される。
こちらは衆議院と同じ。

参議院議員の定数は242人。
そのうち比例代表は96人、選挙区146人。

今回は121人が改選され、
比例代表は48人、選挙区は73人。

全国比例区で立候補したら、
48人に入らねばならない。
繰り返すが、今回の選挙は、
昨年の衆議院選とは投票の仕方が異なる。

投票は、選挙区選挙では候補者名を書いて投票。
比例代表選挙は名簿に登載された候補者名を書いて投票。
ただし、名簿に登載された候補者名に代えて政党名を書いて投票することもできる。
ここがポイント。
本来、候補者名を書く。
ただし、政党名でもよい。

投票時間は、午前7時から午後8時まで。
投票場所は、近くの小学校や中学校の体育館などが多い。
最近ではアメリカのようにショッピングセンターで投票することもできるところがある。
四国のフジがそんなことをやっているというが、これはとてもよいこと。
選挙権を持つ国民に「投票所入場整理券」が送られてくる。
各区市町村の選挙管理委員会から。
それに投票場所が記載されている。
「選挙のおしらせ」にも地域ごとに投票場所が書かれている。

さて、今回は、小売流通業・食品産業にとって、
特に重要な参議員選挙である。

是非とも投票率を上げて、
一般の産業に比べて6割くらいの小売流通業従業者の低投票率を、
一般並み、あるいはそれをはるかにしのぐ高投票率にしたい。

これは小売流通業の地位を上げることに役立つ。

1票の積み上げが、
1票分の地位の向上につながる。

当選したとしても、何票で当選するかが極めて大事。
しかもこの1票ずつの重みを当選者は背負う。
私は、そう考えている。

商人舎7月の標語。

「選挙に行こう・投票しよう【パート2】」  

そこんとこ、よろしく!(矢沢永吉風に)

さて7月。

上旬は、11日日曜日まで、ダブルイベントに明け暮れる。
参議院選挙とFIFAワールドカップ決勝。

その間も梅雨。
梅雨明けは地域ごとに異なる。
平年値は、6月中に梅雨が明ける沖縄、奄美を除くと、
九州南部が7月13日、北部が7月18日。
四国は7月17日、近畿が19日。
中国地方、東海、関東甲信は20日。
北陸が22日、東北南部が23日、
そして東北北部が7月27日。

あくまでも平均値。
気象庁の予測に注目したい。

梅雨明けによって、人々の気分が全開となり、
消費トレンドが大きく変わる。

それをとらえる。

各地の梅雨明けに前後して、
7月19日の祭日「海の日」。

17日土曜日、18日日曜日、そして海の日と三連休。

この週の20日火曜日から23日金曜日が終わると、
学校は夏休みに入る。

ここでまたライフスタイルが変化する。
生活が変われば、消費は変わる。

7月は、変化の多い月。

変化の多い月には、商人は、
変化への対応の心の準備が必要。

自分も生活の変化をしていることに敏感に反応しつつ、
お客様の変化に対応する。

「変化対応」といわれるが、
「変化に反応」することができるから、
「変化に対応」することができる。

これを忘れてはいけない。

変化に気づかないと、変化への対応はできない。

7月が始まった。

へんか、ヘンカ、変化、Henka。
楽しいですな。
変化に反応し、変化に対応する仕事。

国政も変化する。
私たちは是非とも、それに参画しなければいけない。

「選挙に行こう・投票しよう【パート2】」
そこんとこ、よろしく!
<結城義晴>

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