日本列島、一気に梅雨明け。
九州北部、四国、中国、近畿、東海、関東甲信、北陸。
気象庁の発表は「梅雨明けしたとみられる」歯切れ悪し。
各地ともに例年より少し速い。
梅雨明けした今日の朝から、
青空がまぶしく広がり、
最高気温30度を超えた。
もう「真夏日」。
この後は、エルニーニョ現象とラニーニャ現象が続くという予想。
エルニーニョとは、スペイン語の「イエス・キリスト」の意味、
それが転じて「男の子」を表す言葉となった。
対して「ラニーニャ」は「反イエス・キリスト」で、「女の子」を表す。
エルニーニョ現象は、
東太平洋の赤道付近で海水の温度が上昇すること。
これによって、日本には異常気象の猛暑が訪れる。
一方、ラニーニャ現象は、
逆に東太平洋の赤道付近で海水の温度が低下すること。
これによっても異常気象が発生し、
日本では夏の猛暑となる。
エルニーニョ現象が発生する。
それが終息すると、
ラニーニャ現象が起こる。
不思議なことにどちらも、夏の日本付近に酷暑をもたらす。
いずれも詳しくは、解明されていない。
このエルニーニョとラニーニャが続いて起こるとの予想から、
予測されること。
ビールが売れる。
飲料が売れる。
アイスクリームが売れる。
クールビズ衣料が売れる。
水着が売れる。
クーラーが売れる。
扇風機が売れる。
扇子も売れる。
あっさりしたものが売れる。
土用の丑にはうなぎが売れる。
焼肉も売れる。
商売においては、
スペインの男の子も女の子も、
イエス・キリストもアンチ・キリストも、
決して拒否すべきものではない。
歓迎すべき現象と捉えるべきだ。
異常気象の中でも、
人間は生きていく。
生活していく。
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。
これがこの夏も、
われわれの提供するもの。
異常といえば、
為替も異常。
1ドル86円台の円高、
日経平均株価は277円安の9408円。
朝日新聞の経済欄「2010新社長」のコラム。
伊藤忠商事新社長の岡藤正広さんが登場。
「現場で『売った買った』を続けたかったんやけど」
この言葉がコラムのイントロ。
まさに営業の人。
こんな人がトップに立つ時期ではある。
何しろ経済も気象も異常現象が続いているのだから。
岡藤さんの言葉。
「社長業は鵜匠(うしょう)というより鷹匠(たかじょう)。
糸の一本一本を握るのではなく、
方向性を定めて、あとは我慢や」
業種・業態によって、
あるいは企業によって、
社長のあり方は様々で、
これしかないというものはない。
しかし鵜匠でなく、鷹匠という表現、
リーダーのあり方のひとつを示している。
さて昨日は横浜の商人舎に来客あり。
朝、㈱ダイナム情報管理部長の松井英一さん(右)と、
情報管理部広報担当シニアリーダーの竹中厚一郎さん。
情報活動や広報活動、広告宣伝などについて、
アドバイス。
やっていることは間違いありません。
自信を持って、邁進すべき。
情報は正しくつかみ、正しく伝える。
まずはそれが仕事。
その際、「ひとつの手段に頼りたいという誘惑は、
これを退けねばならない」
ただし、発信する情報は「選択と集中」。
これです。
午後は、日経BP社『日経ビジネス』編集部の小平和良さん。
2時間ほどインタビューを受け、見解を披露。
写真をとるのを忘れていたため、
カメラマンの鈴木綾子さんと一緒に追いかけて、
「野田岩」の前で、1ショット。
小平さんは37歳の将来有望なジャーナリスト。
小売業、流通業、サービス業への理解があって、
正しい報道をしてくれる。
原稿は、うまくまとめてください。
さて、週末。
今週も商人舎ホームページと結城義晴の[毎日更新宣言]を、
ご愛読くださって、心から感謝。
今日から月曜日までは三連休。
夏のお盆の前哨戦。
梅雨も明けて、
暑いけれど、気分は爽快。
お客様のために、
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望を、
創り出し、提供する。
仕事に邁進する時期がやってきた。
良い週末を。
<結城義晴>