6月の消費支出がほんのちょっとだが、伸びた。
一世帯当たりの支出は27万6494円。
物価変動分を調整した実質消費支出は前年同月比で、
プラスの0.5%。
総務省の家計調査だが、
こんな小さな変化も、
明るい兆しとなる。
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。
それが今、必要なこと。
一方、アメリカの2010年第二4半期の国内総生産も、
前期比2.4%のプラス。
ただしこれは第一4半期のプラス3.7%、
昨年第四4半期の5.0%に比べると、
伸び率がダウン。
日本に比べると、ややぜいたくな分析。
それでも、少しずつ少しずつ、
消費や経済が回復しつつある。
政治が停滞しているのに、
消費は復活してくる。
これが国民の力というものだ。
私はそれを信じている。
さて、昨日昼は、東京駅の前にある八重洲富士屋ホテル。
電通の土井弘さん、望月裕さんと打ち合わせ。
お二人ともストラテジック・プランニング局ソリューション・デザイン室。
土井さんは、電通きっての流通の専門家、
望月さんは専門領域ソリューション部長。
いわば電通における流通関連スペシャリストのお二人。
9月1日に、私、電通でレクチャーをする。
その後、午後1時から、同じ八重洲富士屋ホテルで、
会田玲二先生を偲ぶ会。
日本のホームセンター経営指導者として第一人者。
6月25日に78歳でご逝去。
私も、『販売革新』編集記者の駆け出しのころから、
随分とお世話になった。
渥美俊一先生、会田玲二先生と、
相次いで指導者を失い、
日本のホームセンター業界も、
正念場を迎えた。
偲ぶ会では、冒頭に捧賢一さんの発起人挨拶。
㈱コメリ代表取締役会長。
昭和52年にホームセンター第1号店を出店。
その頃から会田先生の指導を受けたことなど、
スライドを交えて、しみじみと語る。
来賓の皆さんが、会田先生の思い出を語り、
最後に㈱カーマ取締役会長の鏡順一郎さんが挨拶。
その後、全員で写真撮影。
私は、捧さんに話した。
「これからは、自分たちで決めねばならない」
懇談会の冒頭に、会田園子さんのご挨拶。
会田先生の令夫人。
さらに㈱ジュンテンドー代表取締役会長の飯塚道正さんのスピーチ。
アーカンソー大学に会田先生と二人で学んだお話。
とても良かった。
三角商事㈱代表取締役社長の三角勝信さんも挨拶。
私は、手塚幸男先生と懇談。
元ブルーチップ総合研究所所長。
会田先生とはブルーチップで同僚だった。
㈱日鳥大和代表取締役の齋木幸次さん。
美容院チェーンを200店以上経営するこの世界のイノベーター。
ご挨拶は続く。
日本経済新聞消費産業部次長の白鳥和生さん。
会田先生が日経記者時代の昭和37年に書いたスクープ記事を披露。
「セーフウェイ、住友商事との合弁事業で日本進出」
最後にアイリスオーヤマ㈱代表取締役社長・大山健太郎さんの挨拶。
そして閉会の言葉は、
会田先生の後継者・㈱日本ホームセンター研究所所長の高橋直樹さん。
会田イズムを継承し、発展させてほしい。
日本ホームセンターを研究し、指針を出すことは、
本当に求められている。
高橋さんには、是非とも頑張ってほしい。
応援したい。
<結城義晴>