昨日のこのブログ、
私、書き間違いをした。
プロ野球パシフィックリーグの優勝チームを、
「所沢西武ライオンズ」と書いてしまった。
朝日新聞2面の「ひと」欄、
秋山幸二監督の顔写真など見ながら、
ソフトバンク・ホークスと思いこみつつ、
ライオンズと書いてしまった。
すぐに何人かの、ごく親しい方がたから、
間違いのメールや電話が入ったが、
私も、商人舎スタッフも、全員、会議や仕事中で、
対応は昼になってしまった。
ほんとうに恥ずかしいことで、申しわけないとお詫びしたいし、
すぐにご指摘くださった皆々様には、
心から感謝したい。
それにしても、思いこみつつ、してしまうことって、
あるのです。
だからこそ、
ダブルチェックの仕組みが必須となる。
ゆめゆめ、怠るべからず。
「自戒すべし」。
急に寒くなった。
体調にはくれぐれも気をつけねばならない。
私も昨日あたりから、朝、起きた時には喉が痛い。
スケジュールはびっしり詰まっているし、
原稿やテキストづくりに追われつつ、
そのスケジュールをこなしているから、
体調不良でダウンすることなど、
考えもしない。
だからだろうか、一切、風邪などの自覚症状はないが、
どうも、仕事がはかどらない。
さて世間は騒がしい。
尖閣諸島沖衝突事故の船長釈放事件で、
国内外から批判が相次ぎ、
東シナ海には中国船舶が「どや顔」で居座っている模様。
しかし今回の件では、
中国も国際的な信用を失ったに違いない。
日本国政府は、逮捕から釈放までに一貫性が薄い。
国際関係と景気動向に関しては特に、
シナリオを描いて対処しなければいけない。
たとえシナリオ通りにならなくとも、
筋書きがなければ適切な修正はできない。
念入りな計画がなければ、
臨機応変の仕事ができないことと同じ。
シナリオ通りの実行など、
一度としてできるものではない。
しかし丁寧な計画があって初めて、
結果が、ほぼ想定内に収まるし、
何よりポリシーを貫くことができる。
ぶれることがない。
「ともに自戒すべし」。
一方、通称「サラ金」の消費者金融最大手の武富士は、
今日、会社更生法適用申請の見込み。
昨日、日経新聞が取り上げ、今日、朝日新聞が一面から特集スタイル。
「消費者金融 虫の息」の見出し。
今年6月完全施行の改正貸金業法によって、
「強引な回収や高利息などのビジネスモデルが通用しなくなった」
消費者金融が、
こういったことをベースに成り立っていたとしたら、
産業とは言えない。
だから最大手が破綻した。
これまた、われわれ商業・サービス業も、
「以って自戒とすべし」
昨日の日経新聞特集
主要30業種の動き[10月~12月]。
天気予報のマークで業種別に示している。
百貨店、雨⇒雨。
スーパー、小雨⇒小雨。
(この「スーパー」というのが気に食わないが)
コンビニ、薄日⇒曇り。
ドラッグストア、曇り⇒曇り。
ネットサービス、薄日⇒薄日。
外食、曇り⇒曇り。
旅行・ホテル、曇り⇒曇り。
アミューズメント、曇り⇒曇り。
食品・飲料、曇り⇒曇り。
医薬、小雨⇒小雨。
この業界天気図は、専門記者連の判断でつくられる。
なんと、コンビニを除くすべてが、
7月~9月までと、
ほとんど変わらず。
コンビニだけが、タバコ税増税の影響で、
確実に曇りとなった。
つまりは、「景気動向は足踏み状態」ということ。
ならば、安心して、
思い切った策が打てる。
動くものだけが、
微細な「変化をつかむ」ことができる。
独自に「変化に応ずる」ことができる。
「変化をつくる」などと、
不遜なことは言いたくはないが、
謙虚に、しかし、果敢に、俊敏に、
動いてみることだ。
変えてみることだ。
ラインホールド・ニーバーの「祈り」。
「変わるものを変えられる勇気を、
変わらぬものを受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を、
お与えください」
さて昨日は、年に3回のイベント。
「伊藤園 夏の陳列コンテスト」の審査委員会。
東京・清水橋の伊藤園本社。
厳正な審査をし、
議論を重ねて、
受賞店舗賞と受賞企業賞を決定。
そして記念写真。
和やかにもう1ショット。
右から、㈱伊藤園副社長・本庄周介さん、
㈱商業界取締役営業統括の中島正樹さん、
伊藤園副社長の江島祥仁さん、
私の隣は、社長の本庄大介さん、
商人舎エグゼクティブ・プロデューサー松井康彦さん。
審査委員会がおわってから、
江島副社長の部屋で、懇親。
組み体操の三人ピラミッドみたいだが。
伊藤園は「猛暑・酷暑・炎夏」を、
自ら動いて、「神風」とした。
どう動いたか。
自動販売機のルートセールスマンの人員を減らして、
小売店営業マンを増やした。
「小売りとの取り組み強化」が一大方針だった。
さらに「リーフ」と「ティーズ・ティー」の強化を図った。
「リーフ」とは、茶葉のこと。
すでに茶葉でも日本ナンバー1のシェアを持つが、
「自己の強み」をさらに強化することによって、
ペットボトルなどの大衆商品のブランドロイヤルティを築いた。
「ティーズ・ティー」は北米で開発したブランドの逆輸入。
これも、大ヒット。
動いて、仕掛けをした。
そこに神風が吹いた。
だから、結果がもたらされた。
動かざる者、
すなわち、
自戒する者となる。
< 結城義晴>