2010年の秋分の日。
秋分の日を、祝日法は、
「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」こととしている。
だから、仏教の寺では「秋季彼岸会」が開催される。
墓参りの人も多い。
秋分は、「昼と夜の長さが同じ日」と思われているが、
実際には、日本付近では、
平均、昼が夜よりも約14分長い。
その秋分の日の今日、全国的に雨。
そして本当の秋の到来。
台風12号まで発生している。
気象庁の「寒候期予報」の発表。
寒候期とは10月から2月までのこと。
10月いっぱい、気温は例年より高めだが、
11月に入ると例年並みになる。
この2年間「暖冬」だったから、
今年の冬は例年並みだが、
一段と寒く感じられるとか。
さて世間でもちきりなのは、
「大阪地検特捜検事フロッピーディスク・データ改ざん事件」
無罪確定した村木厚子元局長が、こんどはスター扱い。
しかしこれも、逆に振れ過ぎの観あり。
村木さんの元部下の係長は自供しているし、
こちらも「官僚村」全体の官僚化の中で、
ご本人は不本意だったかもしれないが、
「郵便料金不正事件」の渦中にいて、
これに何らかのかかわりを持っていたことは確かだ。
特捜はその尊厳を否定されるほどのことをやってしまったが、
厚生労働省官僚たちの疑いが、
ほんとうに晴れたと判断できるのかどうかは、
藪の中。
もうひとつの世間お騒がせは、
「尖閣列島での中国人船長逮捕問題」。
ちょうど国連総会が開催され、
中国側は温家宝首相のレベルまで上がって、
問題解決の方向を、なんとなく示唆し始めた。
日本政府と外務省が、どうさばくか。
「賽は投げられた」といったところか。
悩ましい問題解決にはなるが。
さて昨日の続き。
9月1日、新日本スーパーマーケット協会誕生。
現時点では、日本に「スーパーマーケット」 と名のつく協会が、
三つ存在する。
一番古いのが、「新日本スーパーマーケット協会」。
「新」が一番古いなんて、ちょっと変な感じだが、
前身の日本セルフ・サービス協会が発足したのが、
昭和33年(1958年)。
次が、「オール日本スーパーマーケット協会」。
昭和37年(1962年)発足。
そして一番新しいのが「日本スーパーマーケット協会」。
平成11年(1999年)設立。
1953年に、力道山が起こしたのが日本プロレス協会。
1963年に力道山は亡くなっているが、1972年、
ジャイアント馬場は全日本プロレスを、
アントニオ猪木は新日本プロレスを創立。
なんだか、似ている。
さてその新日本スーパーマーケット協会
第1回全国大会の第3部懇親会。
冒頭のご挨拶はこの人、会長の横山清さん。
㈱アークス社長。
横山さん抜きには、
この協会のリニューアルは成し遂げられなかった。
「スーパーマーケットに戸籍を持たせよう」と高らかに宣言。
続いて、日本スーパーマーケット協会会長の川野幸夫さん。
㈱ヤオコー会長。
川野さんのご挨拶、失礼ながら、
どんどん御上手になられている。
川野さんのいいところは、
言わなければならないことは、
必ず最後まで言うところ。
これはヤオコーの経営に通ずる。
「年間売上高20兆円の日本のスーパーマーケット産業が、
その社会的な役割に応じたポジションを獲得することを、
協力して、成し遂げていきたい」
そしてオール日本スーパーマーケット協会会長の荒井伸也さん。
ご存知、安土敏のペンネームで活躍する作家であり、
元サミット㈱社長・会長を歴任された。
コーネル大学RMPジャパン首席講師でもある。
サンテグジュペリの『星の王子様』から引いて、
「一番大事なものは見えないんだよ」
スーパーマーケットは20兆円の総年商で、
百貨店、コンビニ、総合スーパー、
さらにドラッグストア、ホームセンターなどに比べて、
見えないけれど、大きな売上げの重要な社会的機能であることを明らかにした。
そのスーパーマーケットの存在の「見える化」を進めねばならない。
荒井さんの挨拶も横山、川野さんと、まったく一致していた。
まさに「三人揃い踏み」。
その後、赤い法被姿が33人も、うち揃って、鏡割り。
真ん中のグループは、
三人の会長と清水信次名誉会長(右から三人目)、
そしてシジシージャパン代表の堀内淳弘さん(左から二人目)、
そして日本生活協同組合連合会会長の山下俊史さん(右)。
乾杯の音頭は、日生協の山下会長。
その後は、怒涛の懇親。
まず、法被をぬいで、壇上から降りてきたばかりの協会常任理事・中村洋子さん。
㈱スズキヤ社長。
その洋子社長と一緒に、 重鎮のお二人のところへ。
そして伊藤雅俊さんとスリーショット。
イトーヨーカ堂創業者、セブン&アイ・ホールディングス名誉会長。
日本チェーンストア協会会長の亀井淳さん。
イトーヨーカ堂社長。
一方、イオン㈱取締役会議長の原田昭彦さん。
㈱平和堂社長の夏原平和さん。
㈱全日本食品社長の齋藤充弘さんと、
日本スーパーマーケット協会事務局長の江口法生さん。
㈱阪食社長の千野和利さんは、協会常任理事。
右は、㈱菱食副社長の中嶋隆夫さん。
菱食会長の後藤雅治さん、
キユーピー㈱社長の鈴木豊さんが、
入れ替わって、ワンショット。
荒井伸也さんを探して、ここでもパチリ。
協会常任理事の太田順康さん。
あのロヂャースの㈱北辰商事副社長で、
コーネル大学RMPジャパン第一期生級長。
左はその伝説の第一期生の「伝説」をつくった江崎グリコ㈱渡邊武さん。
国分㈱社長の國分勘兵衛さんと川野さん。
㈱伊藤園副社長の江島祥仁さん(中央)と、
旭食品㈱副社長の竹内信夫さん。
㈱廣甚社長の廣岡聖司さんは、アメリカ視察研修会の商人舎ファミリー。
㈱寺岡精工社長の寺岡和治さん。
㈱九州テラオカ社長の川越純一さんと、
㈱リウボウフーズ社長の片岡英二さん。
途中で、チアリーダーが登場。
懇親会も終わりに近づいた。
協会会長の横山さんと、
商人舎エグゼクティブプロデューサー松井康彦。
㈱シジシージャパン代表の堀内淳弘さん。
そして、㈱流通ジャーナル社長の加藤英夫さん。
流通業界のジャーナリズムのトップリーダーにして、流通報道記者会代表幹事。
中締めは、この人、協会副会長の増井德太郎さん。
㈱紀ノ国屋ファウンダー。
全部終わってから、増井さんご夫妻と写真。
ほんとうにご苦労様でした。
増井さんがいなかったら、この協会はここまで来なかったし、
日本のスーパーマーケットもここまで来なかった。
そして最後の最後は、
コーネル・ジャパン一期生&二期生、講師陣。
帰りに、左にプリンスタワーホテル、右に東京タワー、
それらを背景にした増上寺の山門が美しかった。
多くのみなさんと交流した。
商人舎発足の会発起人になっていただいた方も、多数。
私にとって、この人的な交流こそ財産。
この人たちのためにも頑張ろうという気力が湧いてくる。
「志定まれば、気盛んなり」(吉田松陰)
<結城義晴>