ジジです。
今年も生かしてもらいました。
ありがとうございます。
すべてのことに、
感謝したいきもちになります。
ゆく年が、もうすぐ、
いってしまうからでしょうか。
木も、生かしてもらっている。
ニンゲンもドウブツも、
みんな、生かしてもらっている。
自分で生きているのではない。
生きているってことには、
どんな意味があるのでしょう。
ボクもそれを考えてみます。
考えると、ねむくなる。
ねむりながら、考える。
でも、こたえはみつからない。
だから、もっとねむる。
ねむりながら、考える。
考えているのか、いないのか、
それもわかりません。
木はねむっている。
ボクもねむっている。
ねむりながら、生きている。
ねぇ、おとうさん。
ねむることも、
生きていることですよね。
ならば、いしょうけんめいに、ねむりましょう。
いっしょうけんめいに、生きましょう。
「助言」
みんな、云っとくがな、
生れるってな、つらいし
死ぬってな、みすぼらしいよ――
んだから、掴まえろよ
ちっとばかし 愛するってのを
その間にな。
<ラングストン・ヒューズ・木島始訳>
ゆく年に感謝して、
いっしょうけんめいに、
生きましょう。
くる年もよろしく。
<『ジジの気分』(未刊)より>