結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年01月03日(月曜日)

三が日、仕事始め、七草、成人の日にネルソン・マンデラの言葉「運命を支配し、魂を指揮するのは自分」

Everybody! Good Monday!
[2011/vol1]

20110101143812.jpg
元旦につづいて、商人舎年賀状。
今年もよろしくお願いします。

今回も、自宅や商人舎オフィスに、
多数の賀状をいただきました。
お礼申し上げます。

ありがとうござました。

できる限り、年賀状は出すようにしていますが、
お手元にお届けできない場合もあります。
ご返事が間に合わないこともあります。
喪中のところに年賀のお祝いをお送りしてしまった、ということもあります。
この場をお借りして、恐縮しつつお詫び申し上げます。

さて、2011年第1週。
今週を第1週として、
1年間をウィークリー単位で、
考察し、行動していきます。

それがウィークリー・マネジメント。

そして月曜日の合言葉。
「Good Monday」

午前中は「Good Morning」
午後は「Good Afternoon」
夕方は「Good Evening」
そして夜は「Good Night」

だから月曜日は「Good Monday」もよろしかろう。
そんな気分で始めた合言葉。
ことしも、よろしく。

さて今週は、今日までが三が日。
そして今日、明日がUターンラッシュ。

サラリーマンもたいへん。
今日のUターンは明日の仕事始めのため。

「仕事始め」とは本来、
1月2日に年が明けて初めて仕事をすること。

小売業では百貨店が伝統的に、
1月2日に「初売り」をする。
あるいは「初荷」を出す。
これは商業本来の仕事始めということになる。

官公庁では、1月4日が「御用始め」と決められている。
一般企業もこれに準じる場合が多い。
だから3日がUターンのピークとなる。

考えてみると年末年始は短い。

夏休みのように「休むこと」自体が目的ではなく、
「キリをつけること」が主目的だからだと思う。

昨年12月31日の大晦日、
自ら美容院をオーナー経営する山森あけみさんから、
面白いコメントをもらった。
「私、もしかしたら、
正月の空気感が嫌いなのかもしれません」

なぜか。

彼女はずっと美容師。
当然ながら大晦日まで仕事し、
1月は2日から仕事始めをしてきた。

この習慣に慣れてきてしまって、
むしろ当たり前となった。

だから現在、正月休みがとれる立場になると、
「正月の空気感」になじめない。

昨年はこの正月にフランス・パリに行っていた。
「パリのほうが安心できた」

最初から小売業・サービス業に従事した人々、
家が小売業・サービス業で子どもの頃から商売になじんだ人々にとって、
いざ「正月休み」が手に入るようになると、
その「空気感」は居心地悪いものなのかもしれない。

逆に、60歳までサラリーマンを務めてきた人々が、
いざ定年になって、毎日の出勤がなくなると、
その「空気感」に違和感を感じる。

今年の年賀状にも、そんなコメントが多かった。

しかし、商売をする人たちが、
自分たちは正月に働くことが習い性になっていても、
それは社会の人々から、
休んでいる人々から、
感謝されている。

私はそのことを、
「習い性」になっている人たちに伝えたい。
そして感謝したい。

年賀状も日本郵政の人々によって、
1日、2日、3日と毎日、届けられた。
1日には宅急便も届いた。

そういった仕事は尊い。
尊い仕事であることを、
皆が承知して、
認め合う社会にしたい。

互いに感謝の気持ちを表しつつ、
コミュニティをつくっていきたい。

ありがとうございます。

さて今週金曜日は「七草」。
冬至の柚子湯や南瓜同様に、
クリスマスの七面鳥やシャンパン同様に、
そして正月のおせち料理同様に、
私は「七草粥」が大好きだ。

その七草が終わると、
土曜・日曜、そして月曜日が成人の日の祭日。

「初売り」が終わると成人の日までの三連休
それだけで商品が売れるわけではないけれど、
成人となる人々にとっては一生のこと。
それを祝う周辺の人々にとっても、一生のこと。

私たちは、これも忘れてはいけない。
昨年、サッカーワールドカップが開催された南アフリカ共和国。
その最初の黒人大統領ネルソン・マンデラの言葉。

It matters not how strait the gate,
いかに門が狭かろうと
how charged with punishments the scroll,
いかなる罰に苦しめられようと
I am the master of my fate:
私が我が運命の支配者であり、
I am the captain of my soul.
私が我が魂の指揮官なのだ。

クリント・イーストウッド監督の『インビタス』
日本語名で『負けざる者たち』。

自分こそ自分の運命の支配者。
自分こそ自分の魂の指揮官。
「Master of my fate」
「Captain of my soul」

この言い回しがいい。

2011年の1年間、
自分の運命を自分が支配し、
自分の魂を自分が指揮する。

この心持ちで生きていきたい。
新成人にもこの言葉を贈りたい。

年が明け、成人の日など控えていると、
こんなことを考える。

「運命を支配し、魂を指揮するのは自分」。

2011年第1週に、考えたこと。

なんだか勇気が湧いてくるし、
元気が出てくる。

Everybody! Good Week!

<結城義晴>

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