結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年07月18日(月曜日)

「なでしこジャパン」の快挙と女性が切り拓く時代の予兆、土用丑の日と渥美俊一先生1周忌

Everyone! Good Monday!
[vol29]

2011年第29週、7月第4週。
今日は海の日、一般には三連休最後の日。

そして、やりました!
なでしこジャパン。

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サムライにできないことを、
なでしこが、まず、やり遂げた。

今朝、3時45分からの、
アメリカとのFIFA女子ワールドカップ決勝。

延長後半に澤穂希キャプテンが、
コーナーキックから配給されたボールを、
右アウトサイドで決めて2対2の同点に追いつく。
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その後のペナルティキック合戦を制して優勝。

金色のトロフィーを高々と掲げて、
世界にアピール。
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表彰式の後は、
東日本大震災への支援のお礼を、
横断幕にして、場内を巡った。
20110718104935.jpg
それにしても日本の女性の美しさ、強さを、
あらためて思い知らされた。

21世紀のこの社会は、
女性によって切り拓かれる。

いや、21世紀に限らない。

東京オリンピックのバレーボールも、
東洋の魔女が優勝して、
その後の男子のテクニカル・イノベーションに先鞭をつけた。

ゴルフのジ・オープンに日本選手の活躍はなかったけれど、
国内女子プロゴルフで有村智恵が、初日に、
ワンラウンドにアルバトロスとホールインワン。
3万年に1度という快挙。

こんな奇跡が起こると優勝はできないものだが、
その後もしっかりまとめて、優勝。

ここでも女性の強さを見せつけた。

いいことがありそうな予感に満たされ、
今週は月曜日から、
日本中、明るい気分。

台風6号は近づきつつあって、
こちらはちょっと心配だけれど。

さて今週いっぱい、
なでしこジャパンで明け暮れそうだが、
21日(木曜日)は土用丑の日。

スーパーマーケットなどは、
しっかり売り込みたいし、
顧客を喜ばせたい。

そして今週末から、
子供たちは夏休み。

子供の生活パターンが変わると、
家族中の生活も変化する。

私は今日も、
立教のF&Bマーケティングの講義。
前期最後の講義で、
夕方から履修生と暑気払い。

小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

暑気払いのニーズにはそれが、
ぜんぶ込められている。

今週木曜日7月21日は、
故渥美俊一先生の一周忌。

今朝の日経MJ「底流を読む」で、
消費産業部次長の白鳥和夫さんが、
渥美先生のことを書いてくれている。
その功績を、
「流通・サービス業のロマン」を追い続けたこと、と総括。
まさにその通り。

「ペガサスクラブではロマンとビジョンは一対で、
『我々の手で日本の国民の暮らしを変革する』
というのがビジョンだった」

渥美先生のご功績とその遺志を確認する週となる。
明日の19日火曜日、20日水曜日と、
そのペガサスクラブの「政策セミナー」が開催される。
もちろん私も参加する。

私は水曜日20日から、
アメリカ・ニューヨーク州イサカへ。
コーネル大学・ジャパンの第3期卒業旅行。

これは楽しくて充実した旅行。

さて先週土曜日、夕方。
東京・池袋の立教大学で結城ゼミを終わらせてから、
茨城県結城市へ。
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㈱カスミの木村一弘さんの通夜。
享年56。

昨年、コーネル・ジャパン2期生の時、
脳溢血で倒れた。
しかし必死のリハビリで仕事に復帰。
先週火曜日の7月12日も本部に出社し、
会議で報告などして、
その後、容体が悪くなって、
そのまま、逝去。
心不全。

喪主は長男の和功さん(23歳)。
「父は控えめな人間でしたが、
物事に手を抜かない人でした。
子供たち3人、大学を卒業させると、
頑張ってくれました。
仕事や子供に熱心だった父を尊敬します」

カスミ代表取締役会長の小濵裕正さんとも、
ゆっくりと話した。
「遅咲きの人間だったが、
ほんとうに仕事に熱心で、
役員候補だった。
誠に残念だ」

木村さんは、小濵さんが見出した人財だった。
コーネル・ジャパンでもその熱心さで人気者だった。

心からご冥福を祈りたい。

最後に、今朝の日経新聞一面トップ記事。
「小売り、東北に大量出店」
サブタイトルは「復興消費の持続見込む」

経済産業省の大型小売店販売額動向。
「5月の百貨店やスーパーの売上高(全店ベース)は、
東北6県が前年同月比1.5%増(全国1.3%減)、
コンビニも10.9%増(全国7.3%増)」

そこで「震災後に閉鎖した地元商店の受け皿として大手チェーンが投資」

「コンビニはイオン系のミニストップが震災前の計画比で3倍、
ファミリーマートは5倍の大量出店を計画」

「セブン‐イレブン・ジャパンやローソンも、
被災地向けの仮設店舗は地域のニーズに応じて積極的に出店する方針」

「家電量販店はヤマダ電機が前年度の2倍程度の15~20店」

ホームセンターのコーナンは「宮城県内などに年度内に5~6店の展開」

需要があること
地域生活者が困っていることは分かるが、
地域の復興・振興のグランドデザインのもとに、
機能的で合理的で、しかも情緒的な、
世界のモデルとなるような街づくりを目指してほしい。

その世界モデルに小売業やサービス業が、
十二分に機能してもらいたいものだと思う。

では今週も、
Everyone! Good Monday!

<結城義晴>

[追伸]
2011商人舎第10回記念USA視察研修会。
募集開始しました。
10月28日出発と10月30日出発のそれぞれ8日間の2コース。

スペシャル・コースには、
大久保恒夫講師(㈱セブン&アイ・フードシステムズ社長)、
マーチャンダイジングコースには、
林廣美講師(日本フードサービス専門学院学院長)が、
特別出講してくれます。

大久保さんは、ご存知、㈱成城石井前社長。
大久保さんが学ぶアメリカ、その学び方など全行程随行の上で、
講義してくれます

林先生は、ご存知、惣菜デリマーチャンダイジングの第一人者。
今年74歳で、「林廣美最後のアメリカ研修指導(?)」となります。

奮ってご参加のほど。

もちろん結城義晴、浅野秀二、
それにメッリサ・フレミングの常連講師陣も、
張り切っています。

お早目のお申し込みをお勧めします。

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