帰国しました。
コーネル大学RMPジャパン第3期の卒業旅行。
全員無事であることはもちろん、
それぞれに図り知れないほどの大きな成果を手にして。
「実行の3期生」
私はそう名づけました。
この名の通りの活躍ぶりでした。
マンハッタンにやってきて、
ホテルはパークセントラルに落ち着いて、
三日目。
マンハッタン地区の自由行動。
ヘリコプターに乗り込んで、
上空からマンハッタンを満喫する者。
エンパイヤステートビルに上る者、
セントラルパークを散策する者、
美術館を巡る者。
ジョギングにいそしむ者、
ショッピングを楽しむ者。
ホールフーズ、トレーダージョー、
ストアウォッチングを重ねる者。
そして再びゴルフにチャレンジする者。
荒井伸也首席講師と私は、ゴルフのグループ。
10人のゴルフプレーヤーが揃って、
リムジンをチャーター。
ブルックリンのマリン・パーク・ゴルフクラブに向かった。
豪華なリムジンといっても、
10人が乗り込むとぎゅうぎゅう詰め。
車内でルールや組み合わせを決めて、
1時間余り。
ゴルフコースに到着。
リムジンから次々にゴルファーが下りてくると、
まるでドリフのコントのよう。
それでも、マンハッタンを望むコースで、
新ペリエによるトーナメント。
まずは記念写真。
私は「リムジン杯」と名付けた。
距離が長くて、
グリーンが難しい。
ニューヨーカーが楽しむいいコース。
昼食もとらず、スルーでプレーしたが、
カートで回って快適。
夕方には小雨が降りだして、
これも一興。
楽しいことはあっという間に終わる。
リムジンが迎えに来ていて、
それに乗りこんでホテルへ。
夕方には、サヨナラ夕食会。
場所はベン・ベンソン・ステーキハウス。
伝統のレストラン。
全員が着席して、ステーキを楽しむ。
主催は今年も三井物産USA。
副社長・佐藤一夫さんが、今年も駆け付けてくれて、
ご挨拶。
佐藤さんはこの会を主催してコーネル・ジャパンに協力してくれて、
さらにアメリカの景況など、ご報告くださっている。
だんだん佐藤さんの顔つきに自信がみなぎってきて、
それはすなわちアメリカの不況を乗り越えたことを物語っている。
現地法人の三井フーズインク社長の橋詰真義さんも、
元気なご挨拶。
荒井先生の乾杯のご発声で始まり、
サラダとステーキとデザートを味わいながら、
会話を楽しむ。
シンプルな会食。
最後に副学長の挨拶。
私は本当にいい学校だと思う。
ほかにこんな機関は見当たらない。
将来の食品産業のリーダーを生み出す。
そのために実践と理論とを共に学習する。
アカデミズムの理論だけでは全く足りない。
現場の実践だけでも十分でない。
その両者が融合された領域で学んで、
将来のトップマネジメントが養成される。
他に必要なものはたった一つ。
自ら受ける試練。
第3期生も、これから、
どんどん試練に立ち向かってほしい。
「試練は買ってでも受けよ」
試練に立ち向かう時、
コーネル・ジャパンを思い出してほしい。
コーネルの同志や仲間を頼ってほしい。
それが「実行の第3期生」のパワーとなるに違いない。
最後に佐藤さんと固い握手。
夕食会が終わってから、
数人で街を散策。
コロンバスサークル。
ここでホールフーズマーケットに入って、
ストアウォッチング。
私はもうフラフラ。
歩きながら眠っている感じ。
ホテルに帰って、バタンキュー。
深夜目覚めて、昨日のブログを書いた。
朝、7時出発。
マンハッタンから橋を渡り、
ジョン・F・ケネディ空港へ。
バスの中で最後の講義。
インディペンデント・スーパーマーケット。
ドレイク先生が今年、言い始めた概念。
反対語はディペンデント。
dependent
他に依存すること。
independent
独立していること。
商人舎のスローガンの一つは、
このインディペンデンシー。
インディペンデントな存在こそが、
強くて、速くて、軽い。
ドレイク先生の考え方と私のそれは、
一致していた。
コーネル・ジャパン。
すべての卒業生に望みたい。
「自らインディペンデントたれ!」
最後の最後は、
「自ら、変われ!」
Behaviorsを変えよ!
そして[祈り]
変わるものを、変えられる勇気を、
変わらぬものを、受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を
お与えください。
良い旅をありがとう。
<結城義晴>