結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年07月31日(日曜日)

ジジとおとうさんの帰国[2011日曜版vol31]

今日はすずしい日。
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ジジです。

ユウキヨシハルのおとうさん、
アメリカからかえってきました。
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ちいさいヒコーキにも、
のった。
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コック・ピット。
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たのしい旅だった。
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ワシントン空港。
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リムジンをチャーターして、
ゴルフもした。
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いい旅だった。
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コーネル大学の街イサカへの旅。
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「産業内大学」
おとうさんの考え。
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それが、ジツゲンできた。

おとうさんは、
とてもマンゾクだった。
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それからポリシー・ロック。
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いつもかわらない原則。
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ニューヨーク。
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みなと。
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船。
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だいすきな街。
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ビル。
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レストラン。
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おいしい食事もした。
それは、うらやましい。
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街はうつくしい。
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かえってきてからも、
おとうさんは、やすみなく、
シゴトしています。
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シゴトからエネルギーをもらっている。
そんな感じです。
<『ジジの気分』(未刊)より>

2011年07月30日(土曜日)

海江田の涙に、「最悪を覚悟して最善を尽くせ」

新潟・福島両県の豪雨。
「記録的」との表現。

停滞する前線。
そこに湿った空気が流れ込んだ。

局地的には1時間雨量が120ミリを超えた。
降り始めからの雨量が1000ミリに達したエリアも。

2004年の「新潟・福島豪雨」を超えた。

今日30日正午現在、
両県の死者・行方不明者6人。

ご冥福を祈り、お見舞い申し上げたい。

それにしても信濃川水系の氾濫。
空からの映像がすごい。

今年は水難の年。

津波に台風。
江戸の昔なら、
水の神様に祈りをささげるところだろう。

一方、ニューヨーク外国為替市場。
円相場は一時、
1ドル76円72銭まで急騰。
原因はドル売りの加速。

円が強いわけではない。
ドルが弱い。
ユーロも不安。
そこで円が買われる。

東日本大震災後の3月17日、
戦後最高値の76円25銭を記録。

アメリカの債務上限問題に、
解決のめどが立たねば、
来週明けには、
「対ドル円戦後最高値」が更新される。

こちらは為替の神様に祈りをささげ、
人柱を立てねばならないだろう。
首相の、その「首」という。

自然界から受ける水難にも、
世界経済からもたらされる円高にも、
「最悪を覚悟して最善を尽くす」

今月の商人舎標語。
「明日のために今日を決める」

「未来を築くために初めになすべきことは、
明日何をなすべきかを決めることではなく、
明日をつくるために今日、
何をなすべきかを決めることである」

<ピーター・ドラッカー>

常日頃、この姿勢を崩してはならない。
けれども、難題がこれでもかと降りかかる。
そんなときのために、
「最悪を覚悟して最善を尽くす」

それにしても海江田万里。
経済産業大臣、62歳。

衆議院経済産業委員会。
自民党の赤沢亮正衆院議員との質疑の最中。

海江田は今月7日、
「いずれ責任を取る」と表明している。

赤沢の追求に、初めは、
「批判はいかようにも受けるが、
ここで分かりましたと席を立つわけにいかない。
責任は果たしたい」

冷静に答えていた。

再三の、容赦のない追及。
そして赤沢は言った。
「民主党は、幹部になるほど辞めない」

海江田、急に顔をゆがめた。

「その意味は理解しています。
それができるならいいかもしれません。
もう少しこらえて下さいよ。
お願いしますよ。
本当に頼みますよ」

演壇に額をこすりつけるように頭を下げる。

「2法案が成立しないと辞めないなんて、
菅さんとそっくり」
この赤沢の言葉が、効いた。

海江田は、やっと答える。
「出処進退は自分で決める」

赤沢。
「政治家としての価値を落とす」

とうとう海江田。
「自分の価値はどうでもいいんですよ、本当に!」

顔がゆがみ、
声は震え、
目に涙があふれた。

男の涙は、
悔しさによる。

ジレンマの苦しみ、悔しさ。
それを感じないかのような、
蛙の面にしょんべん、
上の空の菅直人。

21日の参議院予算委員会では、
実際に海江田の掌には、
「忍」の字が書かれていた。

しかし昨日は「心に刻んでいる」と述べていた。
当然、刻んでいたのは「忍」の字。

しかし手にしろ心にしろ、
「忍」 の字を刻んで臨んでも、
「菅とそっくり」との指摘には、
悔し涙が抑えられなかった。

「最悪を覚悟して最善を尽くせ」
海江田に贈ろう。

では皆さん、
良い週末を。

<結城義晴>

2011年07月29日(金曜日)

120億光年のかなたの「水」とRMLC月例会の「サービスとウェザーMD」と月刊MD政策セミナー

米国CNNがすごいニュースを報じている。
「地球の『100兆倍』の水、
120億光年のかなたに発見」

「1光年」は光が1年間に進む距離のこと。
長さは約9.46×10の15乗メートル。

私たちが、地球上から1光年の距離にある星を見るとき、
私たちが見ている星の光は1年前に発せられたものということになる。

その120億倍のかなた。

クエーサー (Quasar)に、
地球上の海水の100兆倍の水が存在する。

クエーサーとは、「準恒星状天体」あるいは「準星」などと呼ばれる。
恒星のような点光源に見える天体。

コロラド大学ボルダー校ジェーソン・グレン准教授らが、
ハワイ島マウナケア山に設置された天体望遠鏡で観測し、発見。

宇宙は136億年前に、ビッグバンが起こって誕生した。
120億年後、宇宙には、
すでに水が存在していた。

生命体が存在することは確かだ。
心から謙虚な気持ちになる。

さて、スーパーマーケット3団体が、
昨28日、農林水産省と厚生労働省に対し、
「牛肉の安全確保に向けた取り組みに関する要望書」を提出。

日本スーパーマーケット協会、
オール日本スーパーマーケット協会、
新日本スーパーマーケット協会。

3協会は震災後、
「スーパーマーケット東日本大震災対策本部」を、
共同で設置。

そして今回、川野幸夫、荒井伸也、横山清3協会長名で、
鹿野道彦農林水産大臣、細川律夫厚生労働大臣に4点を要望。

1.放射性汚染が懸念される区域に対する全頭検査や全戸検査の
速やかな体制の整備及び検査の実施

2.市場に流通している放射能汚染が疑われる牛肉の
安全性の確認と早期回収の実施

3.放射能汚染が懸念される地域の
牛肉以外の豚肉、鶏肉に対する安全性の確認と公表

4.放射能汚染が疑われるとして回収された牛肉の
保管・輸送や廃棄処分費用および自主的な検査費用に関する損害賠償の確立

このところ3協会の連携はすこぶる良い。
3協会長の意思疎通もできている。

さて今日は、昼前に東京・汐留。
㈱電通本社を訪問。
東京湾に霧がかかる。
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真下を見下ろすと、目が回りそう。
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ストラテジック・プランニング局の土井弘さん(右)と、
電通総研ナレッジ・センター情報サービス部長の望月裕さん(左)。
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お二人とも、電通きっての流通通。

毎年恒例となったが、
私は電通社員に対して、
「恒例のチェーンストア講義」をしている。
その打ち合わせ。

3月の東日本大震災後の広告業界の対応など、
面白い話を聞かせていただきつつ、
小売業や商業の活躍を話した。

震災後のサントリーの広告に関して、
電通と博報堂が一致協力して、
事に当たったという。

広告業界、大したものだ。
我々も見習わねばならない。

3協会も「電博」のごとき連携を、
強化し続けなければならない。

午後は、私が座長を務める商業経営問題研究会。
リテール・マネジメント・ラーニング・サークル(略称RMLC)。
久々に日本橋の日本スーパーマーケット協会の会議室で開催。
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前半は、杉田幸夫さんの考察による「小売業のサービスを考える」。
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杉田さんは、サービスの概念の定義、
業態別サービスの特徴と具体的事例を詳細に整理し、
これからのサービス・マネジメントの問題を提起。

後半は㈱ライフビジネスウェザーの常盤勝美さんがゲストスピーカー。
常盤さんは商人舎ブログ「2週間天気予報」を担当してくれている。
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気象変化が生活や消費に及ぼす影響に始まり、
マーチャンダイジング、マーケティングへの活かし方を
具体的な事例とデータを示しながら話してくれた。

そして最後に、私のアメリカ視察の簡単な報告。
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「インディペンデント・カンパニー」の「軽くて、早くて、強い」企業体質と、
ニューヨーク「イータリー」の内食・外食の融合について。

RMLC終了後、常盤さんと連れ立って品川へ。
「月刊マーチャンダイジング(MD)」主催の政策セミナー、
その懇親会会場へ。
ところはガーデンシティ品川。

サンキュードラッグ社長の平野健二さん。
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この日の政策セミナーで講演。
平野さんのテーマは、
「地域に密着したローカルチェーンが店頭マーケティングをリードする」

平野さんは、
『これからのDgs•薬局ではたらく君たちに伝えたいこと』を出版。
通称『これドラ』。

私の『店長のためのやさしい《ドラッカー講座》」は、
通称『店ドラ』。

そこで『店ドラ』&『これドラ』で、
来週8月5日に対談することが正式に決まった。
乞う、ご期待。

タキヤ㈱社長の飯塚啓さん。
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日本リテイリングセンターの渥美六雄さん。
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大木製薬㈱社長の松井秀正さん(右)と
営業本部営業支援部長の金井晃さん。
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そして主催者の日野真克さん(真ん中)。
ニューフォーマット研究所代表兼月刊MD主幹。
それに月刊MD編集長の宮崎文隆さん(左)。
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ふたりとも、商業界時代の後輩。
ドラッグストア産業の発展のために、
力を合わせて、頑張ってほしい。

コーネル・ジャパン卒業旅行の疲れをものともせず、
今日も頑張った。

何が、私を頑張らせてくれるのか。

きっと、120億光年のかなたの生命体が、
私たちに連携を求めている。
そんな深遠なものが、
私に力を与えてくれているのに違いない。

なぜか、感謝したくなる。
ありがとう。

<結城義晴>

2011年07月28日(木曜日)

ニューヨーク・ウォール街のデュアン・リード百貨店のようなコンビニ&ドラッグ&コスメティックスのコンビネーションストア

コーネル・ジャパン卒業旅行でのこと。

米国ニューヨーク州イサカ。
コーネル大学「コーネルストア」のレジ。
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買い上げ商品の入ったカゴをスタンドの上に置くと、
レジチェッカーの女性が話しかけてきた。
「日本の震災は大丈夫ですか?」

私の口をついて、とっさに出てきた言葉。
「我々のファイティング・スピリッツは健在です」

米谷春夫さんの言葉。
岩手県大船渡に本部を置く㈱マイヤの社長。

これは日本人の合言葉にしなければと思った。

昨日帰国して、
ふとそんな光景を思い出した。

今日は朝から、東京・大門。
カスタマーコミュニケーションズ㈱の定例役員会。
私、この会社の非常勤取締役をやっている。
通常は火曜日に行われる役員会を、
コーネル・ジャパン卒業旅行のために、
木曜日にずらしてもらった。

午後は、市ヶ谷のUIゼンセン同盟本部。
8月30日に第5回労使懇談会が行われる。
そのパネルディスカッションの打ち合わせ。

パネラーは流通科学大学教授の石原武政先生、
野村総研グループマネジャーの高木裕之さん、
経済産業省流通政策課課長の佐合達矢さん。
コーディネーターは私。

石原先生の基調講演があって、
その後、パネル・ディスカッションが展開される。
「震災からの復旧・復興に向け
流通産業政策に期待するもの」

これがテーマ。

当日の打ち合わせという趣旨で集まったが、
もう既にパネルディスカッションのような内容を話し合ってしまった。
当日はそれがさらに煮詰まって、
エキサイティングする。

楽しみだ。

今朝の日経新聞経済欄コラム「大機小機」
コラムニスト石巻氏が「カナダ国歌に学ぶ震災復興」を書く。
「カナダ国歌『O Canada』の中に、
『われらが故郷、われらが祖国!
なんじの子すべてに流れる真の愛国心
』とある」

要は、日本はカナダに学べ、という趣旨。

「直ちに震災対策財源を明確化し、
遅滞なく財政再建に取りかかる国民的合意を取り付けたい」

「それには、全ての国民が
祖国の住民や国土を守り経済財政を支えるのだという意識の高揚と、
政治・行政が信頼と公正さを取り戻すことが絶対条件である」

つまり、すべての国民のファイティング・スピリッツ。

「これさえ満たせば難局を乗り越えられるはずだ」

賛成。

同じく日経新聞社会面の記事。
「イオン、PB牛肉の全頭検査を開始」

タイトルままの記事。
イオンのプライベートブランド商品は、
「トップバリュ 国産黒毛和牛」

独自に放射性物質の全頭検査を開始し、
今日28日から関東地区の115店で、
検査済み牛肉を販売開始。

「店頭販売する前に第三者検査機関で、
牛肉に含まれる放射性物質を調べる」

そのうえで、「国の暫定規制値を下回ることが確認できた肉を販売」
「トップバリュの国産牛はイオンが販売する国産牛の6割を占める」

素早い動きで、これは良い。

イオンは「9月をめど」に、
全国のイオン、マックスバリュ1000店舗に、
この検査済み牛肉販売を拡大する。

さて、コーネル・ジャパン卒業旅行の報告、続編。
ニューヨーク・マンハッタンのウォルストリート。
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3本の星条旗が掲げられているのが、
ニューヨーク証券取引所。
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ウォール街26番地にあるフェデラル・ホール(Federal Hall)。
アメリカ合衆国議会旧議事堂。
1842年に再現して建てられた米国税関の建造物。
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その前面に立つジョージ・ワシントン像。
合衆国初代大統領。
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そのフェデラルホールの隣にある40番地のトランプビル。
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この建物の2階にオープンしたのが、
デュアン・リードの最新フォーマット。
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アメリカ小売業界で今、
最も注目されている店。
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巨大な回転扉を入ると、大理石敷きの重厚な室内に、
乗降の金色のエスカレーター。
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まるで百貨店のよう。
エスカレーターを昇ると、
次世代のデジタルサイネージが出迎えてくれる。
これはホログラフィックイメージングと
オーディオビジュアルの最新技術を使用して、
実在の人物のような錯覚を起こさせる。
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2階のフロアに食品、薬品、
そして化粧品のショップがコンバインされている。
面積は2万2000平方フィート(約600坪)。

ドラッグストアとしては巨大な店で、
デュアン・リード最大級。

2階のトップにはレジ。
これは日本のコンビニと同じ配置。
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高くて真っ白の天井、ベージュの壁面と床。
落ち着いた大人の空間。
例えばスチュー・レオナードと正反対の印象。

グロサリー、冷凍食品、乳製品などが、
コンパクトにまとめられた中央売り場。
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「アップ・マーケット」と名付けられているが、
これはまさしく「日本のコンビニ機能」。
アメリカはコンビニエンスストア発祥の国だが、
この業態は日本で進化した。
だから逆にアメリカでは、
日本のコンビニ機能がない。

デュアン・リードはそれを狙った。
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店舗の裏側から入ると正面に、
寿司コーナー。
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デリカテッセンもスーパーマーケット並み。
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日本のセブン‐イレブンをはじめとするコンビニが、
「中食」マーケットをリードするように、
デュアン・リードのデリは、
アメリカ初の「便利性中食」を狙う。
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話題のスムージー・バー。
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果物はご覧のケースで販売。
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サラダ材料を中心にした野菜の売り場。
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ドラッグストア部門は、
もちろん本業だけに手慣れた展開。
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多段ケースで洗練された売り場をつくっている。
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ドラッグストアの奥に医者が常駐する病院。
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ゆったりとしたスペース、快適な空間。
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デュアン・リードは2010年にウォルグリーンの傘下に入った。
アメリカ第1位、2位をCVSケアマークと争うドラッグストア。
デュアン・リードはその規模のメリットをも発揮している。
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デュアンリードはニューヨークを中心に253店。
ウォルグリーンは7397店、年商633億ドル(6兆円)。
その両者のノウハウが凝縮された店。
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充実したグリーティング・カード売り場。
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化粧品売り場は宝石店のよう。
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ウォルストリートに働くエグゼクティブ・レディに満足してもらえる空間と、
それに見合った商品とサービス。
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コスメティックスのセルフサービス売り場。
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奥にネイルサロンがある。
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ヘアサロンは予約なしで利用できる。
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デュアン・リード社長のジョー・マグナッカは、語る。
「我々は、ウォルグリーンのベストとデュアン・リードの最高をまとめ、
日常生活に必需の商品とソリューションを提供する」
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「数多くのイノベーションを試み、
新しいアイデアや新しいコンセプトのための
インキュベーターとなる店ができた」
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薬事法が改正された日本。
そのドラッグストア&コンビニのコンビネーションストア開発。
デュアン・リードのフラッグシップ・ストアは、
近未来都市型モデルの一端を確実に示したといえよう。

アメリカはすごい。

<結城義晴>

2011年07月27日(水曜日)

コーネル・ジャパン、帰国の時の最後の講義「自らインディペンデントたれ!」

帰国しました。
コーネル大学RMPジャパン第3期の卒業旅行。
全員無事であることはもちろん、
それぞれに図り知れないほどの大きな成果を手にして。

「実行の3期生」
私はそう名づけました。

この名の通りの活躍ぶりでした。

マンハッタンにやってきて、
ホテルはパークセントラルに落ち着いて、
三日目。

マンハッタン地区の自由行動。

ヘリコプターに乗り込んで、
上空からマンハッタンを満喫する者。
エンパイヤステートビルに上る者、
セントラルパークを散策する者、
美術館を巡る者。

ジョギングにいそしむ者、
ショッピングを楽しむ者。
ホールフーズ、トレーダージョー、
ストアウォッチングを重ねる者。
そして再びゴルフにチャレンジする者。

荒井伸也首席講師と私は、ゴルフのグループ。
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10人のゴルフプレーヤーが揃って、
リムジンをチャーター。

ブルックリンのマリン・パーク・ゴルフクラブに向かった。
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豪華なリムジンといっても、
10人が乗り込むとぎゅうぎゅう詰め。

車内でルールや組み合わせを決めて、
1時間余り。

ゴルフコースに到着。
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リムジンから次々にゴルファーが下りてくると、
まるでドリフのコントのよう。
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それでも、マンハッタンを望むコースで、
新ペリエによるトーナメント。
まずは記念写真。
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私は「リムジン杯」と名付けた。
距離が長くて、
グリーンが難しい。
ニューヨーカーが楽しむいいコース。
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昼食もとらず、スルーでプレーしたが、
カートで回って快適。

夕方には小雨が降りだして、
これも一興。

楽しいことはあっという間に終わる。
リムジンが迎えに来ていて、
それに乗りこんでホテルへ。
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夕方には、サヨナラ夕食会。
場所はベン・ベンソン・ステーキハウス。
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伝統のレストラン。
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全員が着席して、ステーキを楽しむ。
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主催は今年も三井物産USA。
副社長・佐藤一夫さんが、今年も駆け付けてくれて、
ご挨拶。
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佐藤さんはこの会を主催してコーネル・ジャパンに協力してくれて、
さらにアメリカの景況など、ご報告くださっている。

だんだん佐藤さんの顔つきに自信がみなぎってきて、
それはすなわちアメリカの不況を乗り越えたことを物語っている。

現地法人の三井フーズインク社長の橋詰真義さんも、
元気なご挨拶。
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荒井先生の乾杯のご発声で始まり、
サラダとステーキとデザートを味わいながら、
会話を楽しむ。

シンプルな会食。

最後に副学長の挨拶。

私は本当にいい学校だと思う。
ほかにこんな機関は見当たらない。

将来の食品産業のリーダーを生み出す。
そのために実践と理論とを共に学習する。

アカデミズムの理論だけでは全く足りない。
現場の実践だけでも十分でない。

その両者が融合された領域で学んで、
将来のトップマネジメントが養成される。

他に必要なものはたった一つ。

自ら受ける試練。

第3期生も、これから、
どんどん試練に立ち向かってほしい。
「試練は買ってでも受けよ」

試練に立ち向かう時、
コーネル・ジャパンを思い出してほしい。
コーネルの同志や仲間を頼ってほしい。

それが「実行の第3期生」のパワーとなるに違いない。

最後に佐藤さんと固い握手。
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夕食会が終わってから、
数人で街を散策。

コロンバスサークル。
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ここでホールフーズマーケットに入って、
ストアウォッチング。

私はもうフラフラ。
歩きながら眠っている感じ。

ホテルに帰って、バタンキュー。

深夜目覚めて、昨日のブログを書いた。

朝、7時出発。
マンハッタンから橋を渡り、
ジョン・F・ケネディ空港へ。

バスの中で最後の講義。
インディペンデント・スーパーマーケット。
ドレイク先生が今年、言い始めた概念。

反対語はディペンデント。
dependent
他に依存すること。

independent
独立していること。

商人舎のスローガンの一つは、
このインディペンデンシー。

インディペンデントな存在こそが、
強くて、速くて、軽い。

ドレイク先生の考え方と私のそれは、
一致していた。

コーネル・ジャパン。
すべての卒業生に望みたい。

「自らインディペンデントたれ!」
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最後の最後は、
「自ら、変われ!」
Behaviorsを変えよ!
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そして[祈り]
変わるものを、変えられる勇気を、
変わらぬものを、受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知を
お与えください。

良い旅をありがとう。

<結城義晴>

2011年07月26日(火曜日)

コーネル・ジャパン、ニューヨーク周辺の定番店・超話題店を駆け巡る

こちらは7月26日火曜日の早朝。
帰国の日です。

コーネル大学ジャパン第3期。
卒業旅行も、最後の日となりました。

すべての皆さんに心から感謝。
10カ月、共に学んできて、
その最後に、一緒にアメリカに8日間。

日常的にはライバルであっても、
激しい競争を繰り広げていても、
最後の最後には、
同じ釜の飯を食った仲間、同志。

その絆を確かめ合う8日間でした。

さて、今日の報告は、
ニューヨーク周辺の店舗巡り。

話は3日前に遡ります。
イサカからニューヨークに移動してきた日。

まずはヨンカースのスチュー・レオナード
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おなじみのポリシー・ロック。
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バナナ娘は歌います。
そしてバナナの熟成について、
顧客に教えます。
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しかし明らかに売れていない。
駐車場に車は大量に停まっているものの、
カートのなかの買い上げ点数は激減し、
レジの行列もない。

スチュー・レオナード。
原点を教えてはくれるものの、
最新のトレンドから外れつつあるのか。

子供型消費から大人の消費へ。

あとで出てくるイータリーなど見ていると、
スチュー・レオナードが、
時代に取り残されつつあるのではないかと感じてしまう。

一昨日は、朝からゼイバーズ
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マンハッタンの超繁盛店で、1店舗の単独店。

チーズ売り場は健在。
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スモーク・フィッシュも人気を維持している。
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コーヒー売り場も活況を呈している。
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ゼイバーズはこれはこれで、
変わらないことに価値がある。

フェアウェイマーケットは最新店。
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マンハッタンに2店舗、郊外に6店舗。
そのマンハッタンの最新店。

売り物の青果部門は、
圧巻。

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安くて良い。
その実現。

マンハッタンの周辺だから可能な商売。

チーズもすごい。
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この店は地下にも売り場があって、
こちらはグロサリーや鮮魚、精肉。
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フェアウェイは都心型で成果を上げつつある。

多店化を追求すると、
その途端、理屈が変わる。
フェアウェイがそれに対応しつつある。

一方、フード・エンポリアム
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米国で最古のチェーンストアA&Pの傘下。
ハイ・クオリティを狙う都市型店舗。

ホールフーズ・マーケットやトレーダージョー、
さらにウェグマンズが周辺を固め、
それぞれのポジショニングを確立してくると、
それが希薄な企業はひとたまりもない。

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ブリッジマーケットと名付けられたこの店は、
姿かたちはいいものの、中身がない。

最後は最新の超話題店舗

ウォルストリート。
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そこにオープンしたデュアン・リード
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Duane Reade

ニューヨークを中心に253店舗を展開するドラッグストア。
1960年創業。
店名の由来。
マンハッタン・ブロードウェイに店舗を構えた。
それがDuaneストリートとReadeストリートの間だった。

しかし昨2010年、
ウォルグリーンに買収された。

レギュラータイプは、
店舗サイズは小さい。
しかし品揃えは豊富で、
処方調剤にも対応している。

マンハッタンに、
日本のセブン‐イレブンのように店舗配置されている。

そのデュアン・リードが、
最新フォーマットをつくって、
超話題。

やはりウォルグリーンの影響がある。

新しいフォーマットは、
アップ・マーケットというコンビニと、
処方箋ドラッグストアと、
化粧品のコンビネーションストア

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ドラッグはお手の物。
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コスメティクス、化粧品も強い。
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それらが洗練されてコンバインされた。

ウォルストリートにお目見えし、
まず話題をさらってから、
順次展開する計画。

最後に、イータリー Eataly。
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2007年創業の高級イタリアン食料品店。

イタリアに7店、日本(東京)に6店、
アメリカには、ニューヨークに1店。
計14店舗を展開している。

マンハッタンの5番街(23丁目)に位置するニューヨーク店は、
約4,600平方メートルもの広さ。
イタリア・トリノの本店の1万平方メートル超級には及びませんが、
新コンセプトを実現させるには十分な規模。

その店内には本場イタリアからの輸入品マーケット、
イートインスペース、レストラン、料理教室などがある。

しかしこの店は、
外食と内食の融合という点において、
未来型店舗の資格を十分に有している。

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学んで、食べて、買う。

これがコンセプト。

それが現在、世界最高峰の出来栄え。

ウェグマンズもホールフーズも、
ここまできてはいない。

世界のなかではロンドンのハロッズとこのイータリー。
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イータリーを訪れて、
私の直感にひらめくものがあった。

それはいまさらながらに、
外食と内食の融合である。

この件、もっと考察し、レポートする予定。

最後に世界最大のメーシーズ
最大を謳っているだけでは、
時代に取り残されることは明らかだ。
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インスピレーション多い旅だった。
感謝したい。

<結城義晴>

2011年07月25日(月曜日)

ハナフォード179店舗のローカルチェーンの強み

Everybody! Good Monday!
[vol30]

2011年の区切りの第30週、7月最終週です。

日本では、プロ野球オールスターゲームが、
第3戦まで行われ、終了。

その3戦は、クリネックススタジアム宮城で開催され、
オールパシフィックリーグがオールセントラルリーグを、
5対0の完封勝ち。

仙台で東日本大震災激励の意味を込めた第3戦。

私は見ることができなかったが、
パ・リーグの投手陣の強みが浮き上がったゲーム。

先発投手は、
パの田中将大(東北楽天ゴールデンイーグルス) 、
セの由規(東京ヤクルトスワローズ)。

それにダルビッシュ有(北海道日本ハムファイターズ)など、
東北にゆかりのある投手が活躍。
それもよかった。

こう書いていて思ったが、
プロ野球のチーム名に地名がつけれているのは、
とてもいい。

パシフィックリーグは、5チームがそれ。
福岡ソフトバンクホークス
北海道日本ハムファイターズ
千葉ロッテマリーンズ
埼玉西武ライオンズ
東北楽天ゴールデンイーグルス

セントラルリーグは、3チーム。
横浜ベイスターズ
広島東洋カープ
東京ヤクルトスワローズ

それ以外の4チームは、
読売ジャイアンツ
阪神タイガース
中日ドラゴンズ
オリックス・バファローズ

チームと親会社と地域の関係が見えてくる。

一方、フランスのエビアン・マスターズでは、
女子プロゴルフの宮里藍が優勝。
宮里も東北高校出身で、うれし涙。

スポーツは、何につけても、いい。
我々人間を元気にしてくれる。

今週は7月最後の週。
完全な夏休みモード。

朝日新聞『天声人語』が夏休みをテーマにした。
「ある大人が小学生に
『学校では授業の始まりと終わりにベルが鳴るねえ』。
すると小学生、
『違うよ。休み時間の始まりと終わりに鳴るんだよ』」

「人間だって
つらい事があっても
根をはり むねをはり
もっともっと強くなろう
麦のように」

「福島の児童詩誌『青い窓』最新号に見つけた小4の一節に胸を突かれる。
それぞれの子に、夏の実りの多かれと願う」

今週から、われわれ小売業やサービス業も、
「夏の実りの多かれ」と願いつつ、
仕事に邁進したい。

私は今、ニューヨーク・マンハッタン。
一昨日、イサカからマンハッタンに移動。

その移動中に、
恒例のこととなったが、
ハナフォード(Hannaford Bros. Co.)の店舗を訪問
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地区長、店長、部門マネジャー、
こぞって大歓迎。

心から感謝。
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創業は1883年(設立は1902年)。
ベルギーのデルハイツ・グループ傘下のローカル・チェーン。
デルハイツ・アメリカの2010年度売上高合計188億ドル。
これは同グループ全体の68.3%。

フードライオン、スイートベイ、ブルームなどと共に、計1607店舗。

ハナフォード単独の売上高は未公開だが、
店舗数は、176店。
このニューヨーク州以外にも、
メイン州、マサチューセッツ州、ニューハンプシャー州、バーモント州で店舗展開。

ちなみに、2008年、
「アメリカで最も健康的なスーパーマーケット」
ベスト10に選ばれる。

いつものように、5チームに分かれて、
青果部門から、順に、
現場で説明を受け、質疑応答をする。
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真ん中はシェリル・ロンデネリさん。
一昨年10月に来日して、
コーネル・ジャパン開校セミナーで、
パネルディスカッションしてくれた店長。
2008年度全米ベスト店長に輝いた人。

入り口を入った青果部門の天井は高く、
採光システムが入っている。
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さらに売場中央に木が植えられている。
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これが特徴。

木の隣に馬車のような陳列台。
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青果部門を強くしようと考えたら、
こんな演出もいいと思う。

他との違いを出す。
それがポジショニングの一つの手法。
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青果部門中央の広いスペースの真ん中に木があって、
通常平台が配置されるところに、
馬車の陳列台が並ぶ。
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入り口すぐの島陳列。
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バナナの平台。
オーガニックのバナナ。
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青果部門で、190品目がオーガニック。
昨年は109品目だったから、
約2倍に品揃えが広がっている。

この1年のオーガニックの拡大は特筆ものだ。
「オーガニックは3割高い」
しかし品揃えはしなければならないし、
店の特徴にしたい。

ハナフォードはそう考えている。

顧客が自分でトウモロコシの皮をはいでいる。
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店舗に入った右手の平ケース。
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壁面沿いのリンゴの売り場。
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美しい縦陳列。
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左サイドの壁面の葉物。
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スイカには写真で、カットの仕方が提案されている。
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青果部門の売上げ構成比は12%。
野菜が8%で果物が4%。
平均よりも高い。
これがハナフォードの強化部門であることは明瞭。

青果に続いてインストアベーカリー・ケーキ部門がある。
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全部で350SKU。
売り上げ構成比は3%。

インストアベーカリーは6人体制。
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彩りのいいケーキもインストア製造。
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売上げの8割がインストアベーカリーで、
2割がメーカー製造のパン。

デリ部門は売上げ構成比6%。
800SKU。
対面デリが8割で、
パックデリが4割。
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人件費は全部門の中で2番目に高い。
部門売上げに対して13%。

すしが伸びている。
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すしに続いてシーフード部門。
2%の構成比だが、
強化部門の一つ。
健康志向が背景にある。
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フィレは氷を敷き詰めた平台。
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オール1ポンド5ドル99セント。
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冷凍魚も平台で強化中。
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多段ケースでもフローズンフードは展開されている。
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環境保護のための対策を採用している。
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「フレッシュ・サスティナブル・シーフード」
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この部門のマネジャーはコリン・ゲブラーさん。
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19歳の大学生。
15歳でアルバイトで入社し、
鮮魚部門は2年のキャリア。

「シーフードは嫌い。
でもマネジャーをやるかと聞かれたから、
喜んでマネジャーになった」

そのコリンがたたき出す鮮魚の粗利は28%。
部門には5人が配置され、
160SKU。

そのガッツに感動して、
握手。
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ミート部門は構成比11%。
やや低いか。
25%の粗利で、
ディスカウント強化している。

9人のスタッフがいて、
フルタイマーが5人、
パートタイマーが4人。
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さらに部門品揃え数は、1000SKU。
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バックヤードでセンターストアのマネジャーと副店長にインタビュー。
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センターストアとは、ハナフォードでは、
グロサリー、雑貨、それに乳製品、冷凍食品。
「スーパーマーケット」の「中心となる店」という意味。
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この部門が全体の60%の売上げを稼ぐ。
5万5000SKUで粗利28%。

売上げに占める人件費は4.7%と、
極めて生産性が高い。
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基本的に自動発注で、
商品入荷は水曜日と日曜日を除く5日。
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35人のメンバーで回していて、
11人がナイトクルー。
ナイトクルーはフルタイマーばかり。
つまり、極めて重要な役割を担う。

24時間営業のため、
深夜にすべての陳列作業を終わらせる。

段ボールを断裁する機械があった。
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500キログラムを処理する機能をもち、
週に4000ドルの収入となる。

ハナフォードのプライベートブランド。
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全体の売上げの6割がPB。

デルハイツの中で、
ハナフォードが最も商品開発力がある。
そこでハナフォードのブランドを全体化する計画が進行中。

もちろんファーマシーの売り場も、
店舗中央にある。
アメリカでは9割がたのスーパーマーケットが、
フード&ドラッグである。
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ハナフォードはクーポン販促をやらない。
日本で言えばポイントカードを採用しないことと同じ。

チラシも最低限にして、
エブリデーロープライスを展開する。
明らかにウォルマートを意識し、その良さを取り入れている。
それが他のスーパーマーケットチェーンとの違いを出すことに、
効果を発揮している。

しかし一方で、青果・精肉、
そしてデリやベーカリーのぺリシャブルは強化している。

この政策は、テキサスのHEB、ニューヨーク州のウェグマンズと同じ。
インディペンデント・スーパーマーケットの生き方。
つまりコーネル大学のビル・ドレイク教授の見解。
アメリカのローカルチェーンの最新の考え方を、
デルハイツ傘下のハナフォードが採用していることになる。

アメリカのスーパーマーケットは、
基本的な考え方の面で、
大きく変わろうとしている。

ウォルマートを中心に回っていることは確かだが、
そのウォルマートの強みさえ果敢に取り入れて、
同時に自らの強みをさらに活かす。

いい勉強になった。
ハナフォードの皆さんに、心から感謝しつつ、
Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

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