今日から年賀状受け付け開始。
全国の郵便局で。
このあたりから年末の気分が盛り上がってくる。
今年の年賀状はどうしようか。
私も考えることになる。
どんな文面にしようか。
どんな写真を使おうか。
来年の商人舎標語はどうしようか。
などなど。
㈱商人舎の年賀状と結城義晴個人の年賀状、
ふたつ、つくる。
なんだか、振り返りたくなった。
2011年の年賀状。
今年は大変な年だった。
商人舎標語は「知識商人を極める」
『店ドラ』を発刊して、それが売れた。
1年前なのに、懐かしい。
昨年2010年の年賀状。
こちらはコーネル大学のマクラフリン先生、ドレイク先生との写真。
商人舎標語は「Practice comes first!」
一昨年2009年の年賀状。
標語は「無茶をせず、無理をする」
そして2008年の年賀状。
スチュー・レオナードでの写真を使った。
標語は「志定まれば、気盛んなり」
まあ、昔から、
こういったものをつくるのが、
好きなんですな。
いろいろ思案し、
いろいろ悩んでいるうちに、
どんどん時間が過ぎていく。
そしてギリギリに完成。
私、月刊雑誌の編集を30年もやっていたから、
「締切主義」。
しかも編集長や編集統括を長いことやっていたから、
その原稿などは一番最後。
いわば「最終主義」。
「締切主義」の「最終主義」、
「ギリギリ主義」。
ご迷惑おかけいたします。
しかし内容に関しては、
いつも自分で満足、納得している。
さて、今年の商人舎年賀状、
1月元旦にこのブログでも公開します。
期待してください。
2012年の標語。
私が貰って、ずっと大事にしている年賀状のひとつに、
田淵由美子さんからのものがある。
漫画家。
昭和50年代、
『リボン』など集英社の少女マンガ雑誌で、
現役大学生の漫画家として大活躍。
陸奥A子、太刀掛秀子と、
三羽烏の人気者だった。
その田淵由美子。
大学のサークルの1年後輩。
いまだに年賀状は、
その漫画タッチの素晴らしい絵柄で送ってくれる。
私、毎年、楽しみにしている。
さて、昨日のファーストリテイリング柳井正さんにつづいて、
今日の日経新聞『人こと』に、
ローソン社長・新浪剛史さんが出た。
タイトルは、
「農業は小売りが支える」
この気概がいい。
「我々売り手が農家の思いや安全性を丁寧にお客に伝えれば、
日本の農産物にプレミアムがつく」
環太平洋経済連携協定(TPP)への参加に関して、
安い輸入品の農産物増加が懸念されている。
しかし新浪さんは、言う。
「鮮度の高さが大事な野菜は、
圧倒的に国産が支持されるはず」
私も、同感。
ローソンは4カ所の農場に出資している。
年度内に8~10カ所に増やす計画。
「牛や豚など畜産にも関心がある」
生鮮食品を導入したローソンの店では、
「野菜の売上高が前年比で倍増の勢い」
国産の自社農場の商品を、
店頭やソーシャルメディアを活用して情報提供していく。
まさに「小売業が農業を支える」
アメリカ・ロサンゼルスのニジヤ・マーケット。
そのオーガニック農場。
ニジヤ・ファーム。
今年、11月に訪れた。
そして感動した。
今日、私、日本の有機野菜を、
USP研究所の忘年会で、
懸賞品としていただいた。
埼玉県小川町の有機野菜。
日本の有機栽培は、世界でも最先端。
そのリーダーは金子美登(よしのり)さん。
金子さんは、循環型農場「霜里農場」経営者。
同時に、特定非営利活動法人全国有機農業推進協議会理事長、
そして小川町議会議員を歴任する。
私の実家は福岡県福岡市早良区小笠木の農業。
だから小売業が農業を支えるという新浪さんの言葉は、
泣けるほどうれしい。
泣けるほどうれしい話。
来年も、お届けしたい。
再来年も、その次も、
ずっと、お届けしたい。
いつも、お届けしたい。
年賀状をつくる前から、
みなさん、来年もよろしく。
<結城義晴>