結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年12月31日(土曜日)

「結城義晴のブログ毎日更新宣言」終結宣言と「初詣の作法」

2011年の大晦日。

朝、目が覚めて、
ほんとうに久しぶりに、
「今日は休みだ」と思った。

3月11日にあの大地震と大津波がやって来た。
それでも1年間、残った私たちは、
生きてきた。

そのことに、感謝しつつ、
亡くなられた人びとの冥福を祈りたい。

ここから、明日が始まる。

小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

今年の元旦。
私はこのブログで、
こう書いた。
[結城義晴のブログ毎日更新]を宣言します。
2011年の12月31日まで、
ご愛読のほどお願いいたします。

そして365日、更新してきた。

いつものように、
[結城義晴のブログ毎日更新宣言]は、
いったん、ここで、閉じることとする。

それが今朝の「今日は休みだ」の私の実感なのだと思う。

2011年を簡単に振り返ると、
なんといっても3月11日の東日本大震災。

私は3月中、「負けるな! 不屈の日本人」と、
メッセージを発信し続けた。

九州新幹線が3月12日に全線開通。
そのテレビCMは日本中を元気づけてくれた。
[youtubeID:UNbJzCFgjnU]
「ひとつになってくれて、ありがとう」

4月に入ると、東北を訪れた。
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4月には、吉野桜の「一目千本」を見にいった。
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招いてくれた吉野ストア社長の安川光男さんは、
6月10日、逝去した。

5月の商人舎USA視察研会ベーシック・コースは、
90人の大チームとなった。
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7月のコーネル・ジャパン第3期終了旅行は、
私にとって最後のものとなった。
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8月は徳島を訪れ、
私は「阿波踊り」にはまった。
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秋も、9月、10月とアメリカ訪問。
10月のドイツ・フランス探訪では、
世界最大食品メッセのアヌーガで、
商品買い付け部隊が活躍。
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今年も、何度も何度も講演した。
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そして最後に12月の「ふたりのビッグショー」。
大久保恒夫さんとの共演は、
自分を若返らせてくれた。
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大震災に象徴される2011年。
多くのものを失い、
多くのものを得た。

多くの人と別れ、
多くの人と出会った。

そのすべてに感謝したい。

さて感謝ということで、
昨日の産経新聞に、ちょっと覚えておきたい記事。
「初詣のマナーおさらい」

東日本大震災後の2012年の新年、
「初詣の本来の意義がより心に響く」

さてどこに初詣に行くか。
全国約8万の神社を包括する神社本庁によると、
「住まいの近くにある氏神様にお参りするのが基本」。
理由は、
「氏神様は地域の神様で、
その地域全体を守ってくれている」から。

しかし、川崎大師平間寺の僧侶・佐藤芳昌さんは言う。
「家の菩提(ぼだい)寺に行くのもいいし、
行きたいところでかまわない。
神社とお寺の両方でもいい」

正月三が日に参拝するのが「初詣」らしくていいが、
1月中に参拝すれば「初詣」と考えてよい。

この風習、そう古くはない。
明治時代の中期以降に広まった。
参拝の作法。
まず神社の場合。
「到着したら鳥居の前で軽く一礼。
中央は神様の通り道なので、端を通る」

必要なのは「心身を浄化する」気持。
手水(ちょうず)で手と口を清めてから神殿に向かい、
ここでも基本は「二拝二拍手一拝」。

寺院の場合。
「山門がある所では山門の前で一礼する。
水で手を清め、香炉で体を清めてから
本堂で仏様に手を合わせる」

初詣で、お札やお守り、絵馬などを買う人への神社本庁のアドバイス。
前年やそれ以前のお札などは、
「正月を区切りとして、古いものは返したほうがいい」

お札をもらうときは、ふたつ。
まず、その神社のお札。
もう一つは、「天照皇大神宮」と書かれた伊勢神宮のお札。

東日本大震災のために、
初詣自粛の考え方もあるかもしれない。
しかし喪中でも、寺院への初詣を自粛する必要はない。

小売り・サービス業に従事する者は、
正月も初売りなどで忙しい。

宗教上の考え方もあるだろう。
それでも、日本の初詣。
私は例年以上に、
心新たに詣でたい。

みなさん、来年は、
絶対に良い年になります。

私はそのことを信じています。

なお、今年の最後の最後にご報告。
5月28日発刊の『店ドラ』。
「店長のためのやさしい《ドラッカー講座》」(イースト・プレス刊)、
第一刷の印税を日本赤十字を通じて、
東日本大震災の義援金として寄付させていただきました。

2刷以降の印税も出版社から振り込まれ次第、
同じように義援金とさせていただきます。

ご購読くださった皆さんに、
心から感謝いたします。

震災からの復興、そして振興は、
これからが本番です。

私たち日本人のすべてが、
「力を持つものは力を、
知恵を持つものは知恵を」の精神で、
この振興に参画するのだと思います。

みなさん、良いお年をお迎えください。
良い年にしようという意欲を持って、
新しい年に向かってください。

私ももちろん、
そのつもりです。

「ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ」

今年1年、そうだったように、
来年も1年、そうありたい。

ありがとうございました。

<結城義晴>

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