Everybody! Good Monday!
[vol6]
2012年も第6週、
2月第2週。
時は素早く、移りゆく。
うかうかしていたら、
1年はすぐに終わってしまう。
しかし、「急(せ)いては事を仕損じる」。
ロシア民謡「一週間の歌」。
日曜日に市場へ出かけ
糸と麻を買って来た
テュリャテュリャテュリャ
テュリャテュリャテュリャリャー
この後、なぜか、
月曜日にお風呂をたいて
火曜日はお風呂に入り
それから、
水曜日に友達が来て
木曜日は送っていった
週末が近づくと、
金曜日は糸巻きもせず
土曜日はおしゃべりばかり
最後に、まとめとご報告。
恋人よこれが私の
一週間の仕事です
不思議な歌だが、
こんな気分もたまにはいい。
「ニッパチ」というくらいで、
2月くらいは、マイク真木。
気楽に行こうよ 俺達は
焦ってみたって 同じ事
のんびりゆこうよ 俺達は
なんとかなるぜ世の中は
気楽にいこう のんびりいこう
気楽にいこう のんびりいこう
[作詞・作曲:マイク真木]
植木等に、こんなのもある。
「ウンジャラゲ」
月曜日は ウンジャラゲ
火曜日は ハンジャラゲ
水曜日は スイスイスイ
木曜日は モーリモリ
金曜日は キンキラキン
土曜日は ギンギラギンのギンギラギンのギンギラギンのギン
みんなそろって ランラ ランラ ランラン
ウンジャラゲのハンジャラゲ
スイスイスイのモーリモリ
キンキラキンのギンギラギン
ランラ ランラ ランで一週間
このウンジャラゲという歌、絶対に、
ロシア民謡の趣旨をパクッたものだと思う。
とはいっても、
仕事はしなければ。
私たちは帝政時代の牧歌的なロシア人でもないし、
フォークソング好きの学生でもない。
ましてや日本一の無責任男コメディアンでもない。
それでも、「のんびり行こう」も、
人間には必要ということ。
父さんゆびと母さんゆびで種をまく
つまめば命こぼれひしめく
[佐々木幸綱選・朝日歌壇より 天童市・さいとう若菜]
春が私たちを待っている。
さて、節分・立春が終わり、
今週末の土曜日2月11日は、
建国記念日。
そして来週火曜日2月14日は、
セント・バレンタインデー。
今週あたり、商売は、
バレンタインデー一色。
雪がつもればクリスマス
思いがつのればバレンタイン
[作詞・作曲 山崎真幹]
そういえば、
ハーシージャパン㈱日本代表の岡本浩之さんから、
バレンタイン・チョコレートをお贈りいただいた。
先週末に講演した「FMCGを元気にする会」主催者。
多謝。
今週の私のスケジュールは、
前半が原稿書き、テキストづくり、レジュメづくり。
木曜日からアメリカ視察研修会。
目的は、クォリティ&サービス型スーパーマーケット開発。
気分は「のんびり行こう」だが、
体はエンジン全開。
さて、先週2月3日20時46分52秒、
このブログに、
匿名のT.M.さんからの投稿あり。
私なりに題して、
「たった一人の朝礼」。
今日は西端春枝奥様の記事を目にしまして、
一言申し上げたく書き込ませていただく次第です。
小生は西端社長ご逝去の前年にあたる1981年にニチイに入社し、
破たんした後も2004年までマイカルに務めておりました。
私事ながら、マイカルを離職した現在でも
同社入社後から一日も欠かさず続けていることがあります。
それは、同社の“朝のあいさつ”“経営理念”“誓いの詞”を
毎朝唱和することです。
<朝のあいさつ>
お客様、おはようございます
お取引先の皆様、おはようございます
お父様、お母様、おはようございます
皆様、おはようございます
<経営理念>
一、企業の使命感に徹す良心的結合
一、革新的不断の進歩
一、大衆文化向上に寄与する良品廉価政策
<接客五大用語>
いらっしゃいませ
ありがとうございます
恐れ入ります
少々お待ちくださいませ
かしこまりました
<ニチイの誓い>
人の心の美しさを商いの道に活かし、
唯一筋にお客様の生活を守り、
お客様の生活を豊かにすることを私たちの誇りと喜びとして
日々の生活に精進いたします。
合掌
ニチイの朝礼はこれを全員で唱和することから始まります。
遅番のときはたった一人ででも
「朝の挨拶、お客様おはようございます、お取引先の皆様・・・・」と
発声してから売場に出ていくことになっていました。
同社を離れた身分でありながら、
出勤日も休日もこれらを心の中で唱え、
最後に手を合わせることから私の一日が始まります。
たった一人の朝礼です。
入社当時は「お父様、お母様」と言うのが気恥ずかしく、
合掌することも「何とも宗教じみているなぁ」と
好きになれなかったのですが、
商人の心構えと行動規範、小売企業の目指す姿を
端的に言い表している素晴らしい詞の数々だと心底思えるのです。
ニチイであるとないとを問わず、
どの企業にも当てはまる詞だとも思うのですが
いいすぎでしょうか。
会社は消滅はしたものの、
ステークホルダーへの感謝の気持ちや掲げた理念は
かってのニチイマン・ニチイウーマンの心の中で
今でもきっと生きているはずだと信じています。
このような理念を掲げた創業者たちのもとで
二十余年間働いたことは私にとっては誇りですし、
そこで得た事柄一つ一つが宝物です。
今にして「ニチイ在職中にもっと商業精神を学んでおけばよかった、
渥美先生存命中に技術を勉強しておけばよかった」と痛感しています。
でもまだまだこれから。
西端社長も喜多村先生も渥美先生も
幾多の事柄を遺してくださっていますから。
仕事でも私生活でも「革新的不断の進歩」。
取り留めもなく書いてしまいました。
西端社長や奥様と言葉を交わしたことはありませんが、
何かの機会に奥様にお伝えくだされば幸いです、
未だに一人で朝礼をしているニチイマンが居ますよ、と。
T.M.さん、ありがとうございます。合掌。
投稿欄の全文を、是非、読んでください。
小売業・サービス業の仕事の尊さが、
伝わってきます。
そんなに気張らず、淡々と、
それでいて真摯さを忘れず。
では皆さん、今週も。
Good Monday!
<結城義晴>
[追伸]
商人舎USA視察研修会Basicコース、
募集開始しました。
お申し込みは、こちら 。