一昨日の水曜日、
林廣美先生がTBS系「ひるおび!」に、
テレビ出演。
本格ハンバーグを紹介。
そのレシピは1人前80円。
お元気です。
このサイトへのアクセス数が突然、跳ねるので、
ああ、そういえば林先生が出るんだった、と気づく。
今日のブログ「林廣美の今週のお惣菜」は、
181回を数える。
このホームページ右段にtodayと出ている。
「野菜が高い!
でも食べたい」
そんな顧客に「野菜たっぷりチキン南蛮」
そのシリーズ①
林先生は本物のコンサルタント。
ご自分の深くて長い経験をもとに、
自分で考案し、自分で提案する。
これぞ本物コンサルタント。
それでいて実に謙虚で、
「俺が俺が」がない。
お役立ちを優先する。
いつまでもお元気で、
頑張って欲しいものだ。
さて日本銀行が、
消費者物価上昇率1%の「目途」を掲げ、
金融緩和の追加処置をとったら、
1ドル80円と円高へと逆転し、
株価も上向き傾向。
インフレ・ターゲット論は、
確かに効果がある。
アメリカの連邦準備理事会(FRB)は、
2%のゴールを明示し、
下限を1%に設定しているが、
ポール・グルーグマン教授に批判されていた日銀も、
おずおずと1%。
昨日の予算委員会で自民党の中川秀直衆議院議員が、
日銀白川方明総裁と野田佳彦首相を追求。
しかしそれでも、日銀の姿勢を市場が評価した。
政治に関しては、
小沢一郎に復権の兆し。
秘書に対する検察の供述調書が証拠不採用。
俄然、小沢の「ドヤ顔」がクローズアップされた。
昨日の一面トップと、
今日のオピニオン欄で、
朝日新聞は小沢一郎を取り上げた。
これまで反小沢の急先鋒だった同紙は、
「朝日、小沢に白旗」などと揶揄されている。
さて今日は、フランスの「ピカール」。
「PICARD」と綴って、
「ピカール」と発音する。
「フローズンフード・ストア」のナショナルチェーン。
つまり冷凍食品専門店チェーン。
または「フリーザー・ストア」、
あるいは「フリーザー・センター」。
林先生がフランス人なら、
きっとピカールだけでつくるお惣菜を考案するに違いない。
そのくらい、いい店。
そしてスーパーマーケットにとって、
大いに脅威となっている。
この店は、パリの西側の郊外。
ラ・デファンスの外側。
マンションにかこまれた近隣型ショッピングセンターの一角にあって、
広場を挟んだ反対側にスーパーマーケットがある。
カルフール・マーケット。
生鮮食品、乳製品、加工食品、雑貨のフルラインの店で、
「地域の台所代わり」の役を果たしている。
もちろん冷凍食品売り場もあって、
今では珍しくなったセミ多段ケースで販売されている。
しかし、妙に冷凍食品売り場は狭い。
それはピカールのせい。
ピカールの隣には、
嗜好食品の店ニコラスがある。
ピカールの店に入ると、平冷凍ケースがずらり並んで、
「もしかしたら冷凍ケースショップ?」と勘違いしそう。
入り口にレジがあり、
オペレーションはたった一人。
究極のローコスト店舗。
店舗面積は150坪くらい。
昨2011年段階で、
なんと店舗数825店。
1906年に製氷販売会社として創業。
創業者はRaymond PICARD(レイモン・ピカール)。
そこから社名、店名が採用された。
電気冷蔵庫が発明される前の時代。
カフェやレストラン、家庭向けに氷を卸した。
日本にもあった「氷屋」。
第二次大戦後、冷蔵庫が普及。
家庭用冷凍庫も登場。
そこで1962年、ピカールは冷凍食材と冷凍庫を販売し始めた。
10年後の1971年、冷凍食品のカタログ販売スタート。
このころ約300アイテムがあった。
1987年、ピカール直営店舗は100店舗。
パリから地方都市へと出店攻勢。
1991年、とうとうカルフールがピカール資本の10%を保有。
1994年、カルフールのピカール資本保有率は79%にまで増加するも、
2001年、投資コンソーシアムに売却。
以来、毎年10数店の出店、10%の売上げ増を続け、現在に至る。
約1000アイテムの品ぞろえ。
すべて冷凍食品。
すべてプライベートブランド。
肉、野菜、果物、シーフードの食材、
アペリティフ用おつまみ、オードブルやメイン、つけ合わせ、デザート、
パティスリー、パン、、ソースやハーブなど。
働く女性80%というフランスで、
人々の力強い味方となっている。
カルフール・マーケットが「地域の台所」なら、
ピカールはまさしく「地域の冷凍庫」。
台所よりも冷凍庫の方が、
絞り込まれていて、ユニーク。
だから店数が増えたら、強い。
すごい店がフランスにある。
(明日に続きます)
<結城義晴>