Everybody! Good Monday!
[vol11]
2012年の第11週。
3月第3週。
昨日は東日本大震災の日。
亡くなられた方々へ哀悼の意を表し、
ご冥福をお祈りしたいと思います。
合掌。
そして今日からまた、
「ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ」
ともに歩みましょう。
その決意を新たにしましょう。
1年前の今日、
九州新幹線全線開通。
[youtubeID:UNbJzCFgjnU]
「ひとつになってくれて、ありがとう」
感動した。
励まされた。
私は昨年、このユーチューブを4回も、
このブログにリンクした。
そのたびに、
感動した。
今年も、来年も、
この感動を忘れてはならない。
そう思った。
三月の十一日よ人類よ
〈日向市・松重幹雄 朝日俳壇より〉
三・一一東北に吹く涅槃西風(ねはんにし)
〈豊橋市・河合清 朝日俳壇より〉
涅槃西風は「冬の季節風のなごりで春の彼岸の前後に吹く風」
「2週間天気予報」の常盤勝美さんの口調を借りると、
「発達した低気圧が日本海を通過したあとに、
気圧配置が一時冬型に戻り、この風が吹く」
さあ、今日から、
人類として再び歩き始めよう。
暦は春、梅の季節。
まだ冬型に戻ったり、
春を跳び越して初夏の陽気になったり、
そんなことを繰り返しながら、
桜の季節に移っていく。
花粉症さえなければ、
本当にいいシーズン。
仕事に勉強に、
趣味や余暇の楽しみに、
精を出して、
生きている気分を満喫したい。
そのうえで、
来週火曜日の春分の日を迎える。
地域によっては、
それから家庭によっては、
今週土曜日の17日が彼岸の入り、
来週20日が彼岸の中日で春分の日、
来週金曜日23日が彼岸の明け。
仏式行事をするところもあれば、
それはせずとも敬虔な気持ちになることは多い。
ましてや東日本大震災から1年。
昨年のことを思い出す。
日本中がどんよりした気分で、
「ACジャパン」の広告を見ていた。
力づけられた人もいるかもしれないが、
いまはもう、あのCMは見たくない気がする。
そのかわり、
2011年全国キャンペーンがいい。
「魔法使いの少年」
[youtubeID:7kX2u_C6hZw]
仕事疲れの帰り道。
押しボタン式の信号が赤に変わり、
私は車を停めた。
「はぁ―」
ため息がこぼれた、次の瞬間、
私は魔法を掛けられた。
横断歩道をわたり終えた男の子が、
私たちに向かって、丁寧に頭を下げたのだ。
思いがけないその仕草は、
私を、対向車のひとを、
一瞬にして笑顔に変えてしまった。
「ありがとう」の気持ちには、
思いもよらない力がある。
さて、日経新聞の月曜日の『景気指標』。
編集委員の土屋直也さんが、
「日経平均1万円と金融政策」と題して問題提起。
「日経平均株価が先週末に一時1万円に乗せた」
日本経済にとって、ちょっと明るいニュース。
「2月14日に日銀が追加緩和を決定」。
その効果あって、「海外投資家が日本株買いに積極的に動き、
円安・日本株高の流れができた」
しかしここでまた逆の心配。
「バブルのような動きを見てしまうとつい気になるのは、
資産価格の上昇が将来の金融政策の制約にならないかという点だ」
米国FRBの「物価目標を正式に導入」に関しては、
2月28日に書いた。
いわゆるインフレ・ターゲット政策。
「第1に、個人消費支出物価指数でみて
インフレ率2%がゴールである」
「第3に、目標値については、
下限値を1%とする」
この明快さがいい。
アメリカ人の率直さ、明快性は、
本当にいい。
昨日のテレビでやっていた東日本大震災のあとの、
「米国海兵隊の友達作戦」にも感動したが。
話を戻して、日本のバブル崩壊以来、
「世界は3年に1度程度ずつのバブルを経験してきた」
これは内閣府の水野和夫さんの見解。
コラムニストは最後に言う。
「バブル多発時代にいることを忘れることはできない」
ちょっと光明が見えたけれど、
安心もできないし、
細心の注意が必要だ、ということ。
いつでも、なんでも、
これは同じこと。
さて、もう一つ、
「ソーズバーグと読むスターバックス再生物語」
その3。
今回は「継続的なイノベーション」。
ハワード・シュルツCEOが繰り返し強調すること。
「イノベーションの追求を止めてはならない。
失敗を恐れず、挑戦することが大切だ」
そのいくつかの例が挙げられる。
もともとやっていた「ハウスブレンド」を、
さまざまなブレンドを試して、
2008年、「パイクプレイスロースト」の定番商品に切り替えた話。
2008年に「クローバー」という汎用コーヒー抽出マシンの企業を買収、
一部店舗でクローバーの試験的導入をしている話。
世界レベルでウェブサイトやソーシャルネットワークを利用している話。
ハウスブレンドのイノベーションは、
コーヒーショップチェーンとして、
コーヒーそのものの見直しを図った事例。
「たとえ成功している大企業でも、
常に自分たちの行動に疑問を投げかけ、
さらに改善していくために積極的に行動していく」
マッキンゼー・アンド・カンパニーのブライアン・ソーズバーグは、強調する。
企業や店の中核にある要素ですら、
持続的なイノベーションの対象から、
外してはならない。
それは私たち自身においても、
私たちの会社や店においても、
私たちの国においても。
ただしその時も、
「ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ」
では、みなさん、今週も。
Good Monday!
<結城義晴>