今日は2012年3月最後の日。
「1月行く、2月逃げる、3月去る」
その通り。
昨日、日本プロ野球開幕。
春の高校野球センバツは準々決勝。まさに「球春」。
ダルビッシュ有が、
テキサス・レンジャーズに移籍した後の、
北海道日本ハムファイターズ。
斎藤佑樹が開幕試合で完投勝利。
お立ち台のインタビュー。
「(運を?)持っているんじゃなくて、
背負ってます」
もし、斎藤が「運を背負った男」だとしても、
『平均の法則』が働くはずだから、
野球以外ではどれだけ「運がない」のだろうかと想像して、
心配になるくらいだ。
ただし斎藤は、こうもコメントしている。
「自分だけの生活だけでなくて、
選手、裏方さんたちの生活がかかっている」
この謙虚さがあれば、
万が一の「不運」の方も、
きちんと自分で整理できるだろう。
早稲田の後輩だから、
ここは褒めておこう。
その斎藤佑樹、
2006年の第78回選抜大会に出場している。
そして準々決勝に進出、
ここでは横浜高校に敗れて、
ベスト8に終わる。
この年の夏の甲子園大会では斎藤は決勝まで進み、
現東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大と投げ合って、
駒大苫小牧高校と延長15回引き分け再試合。
翌日は完投勝利して、
早稲田実業学校を優勝に導く。
これが王貞治、荒木大輔もできなかった、
早実にとっての初の夏の甲子園制覇だった。
ちなみに今年のセンバツの準々決勝には、
横浜高校が進出している。
そんな因縁を思い起こさせた昨日の日本の「球春」。
昨日、私は午後から、
商業経営問題研究会の3月例会。
Retail Management Learning Circleの頭文字をとって、
通称RMLC。
場所は、東京・日本橋の日本スーパーマーケット協会会議室。
協会は「日本橋二丁目ビル」に入居している。
協会は10階フロア。
8階には、あのAIJ投資顧問㈱。
だから1枚前の写真には、
「立ち入り、撮影はご遠慮ください」の張り紙がある。
私は撮影してしまったけれど。
さて今回のRMLCの講師は、
協会専務理事の大塚明さん。
㈱ヤオコーの常務取締役を務め、
社長と店舗開発以外はすべて経験。
日本のスーパーマーケット協会随一の理論家。
その大塚さんから「シナリオ2020」の解説をしてもらう。
協会が主催した「10年後のスーパーマーケットのあり方研究会」が、
昨年まとめて発表したもの。
2020年の社会環境の変化、消費の変化を予測したうえで、
食品スーパーマーケットがどのような姿になっていくか。
人口構成や価値観といったお客の変化、
法律、そしてITが10年後のスーパーマーケットに与える影響。
それらをベースにした近未来の店舗像、企業戦略を、
2時間にわたって語ってくれた。
この日は、ゲスト参加が3名。
㈱ミディーの深谷由紀貞社長、
㈱電通プロモーション事業局局次長の駒込雅史さん(写真左)、
同じくショッパーズ・マーケティング部の三浦啓子さん(その隣)
この日の日経MJ一面に、
「売り逃し あぶり出せ」の特集が組まれた。
㈱ミディ-は「買い物中の『迷い』を可視化」の記事で、
紹介されている。
店頭に設置したカメラで客の購買行動を撮影し、
それらのデータを自動的に解析し、
定量化して活用するというシステムを開発した。
このツールを店頭で活かせないか。
電通の二人にプレゼンしてもらった。
メンバーからは、さまざまな意見、感想が出た。
駒込さん、三浦さん、ご苦労様。
RMLCメンバーは率直、辛辣な意見を吐く。
しかしそこから真の活用法が生まれる。
その後、5時過ぎまで、
大塚さんのレクチャーに対しても、
ディスカッション。
最後に、大塚さんを囲んで、写真撮影。
AIJの空間ではないので、
誰に遠慮することもなく、
チーズ。
USP研究所所長の當仲寛哲さん(後ろの列左端)や、
㈱ケノス代表の小林清泰先生(後ろの列右から2人目)も参加して、
二次会は、この日本橋二丁目ビル地階の「いけ増」。
AIJの浅川和彦社長も、
ここで一杯やったに違いないが、
それは全く、我々と関係ない。
今週は、ちょっと飲み疲れたが、
気力は充実、元気いっぱい。
横浜DeNAベイスターズ監督の中畑清ではないが、
「絶好調!」。
季節の変わり目。
みなさんも、体調にはくれぐれも、
気を付けてください。
緊張感を持ち続ける「知識商人」は、
そうやすやすと風邪を引いたりしてはいけない。
今週も「結城義晴のブログ[毎日更新宣言]」、
ご愛読くださって、ありがとうございます。
心から、感謝します。
良い週末を。
明日は、『ジジの気分』です。
<結城義晴>