中国・上海、6日間。
帰国しました。
梅雨前線の雲の上を飛んで。
上海・浦東(プートン)空港を、
現地時間の夕方5時に発って、
3時間のフライトで、
成田空港へ。
時差が1時間あるから、
着いたらこちらは午後9時過ぎ。
充実していたけれど、
疲労困憊。
最近、こんなことが、
ずいぶん多くなった。
まあ、幸せなんだと思う。
もちろん自分の体のことは、
十二分に考えて、
休養をとることです。
そう、自分に言い聞かせる。
しかし、向こうの食事。
朝はホテル・ブレークファストだけれど、
夜昼夜昼夜昼夜昼夜昼夜昼と中華料理。
上海・広東・北京・上海・四川てな感じだが、
いずれも中華料理にはかわりない。
しかも今回は、ふたつの視察研修を、
続けて行った。
だから夜昼のレストランが、
二順目はみな同じ。
中華料理であるだけでなく、
集団行動のメニューを、
二回ずつ食したことになる。
「事務局は何、考えてんだろう」
と思って、聞いてみたら、
昨夜、事務スタッフだけで、
日本ラーメンを食べに行ったらしい。
私は夜の二度目の北京ダックをいただいて、
部屋に帰って、ブログ書きと、
今日の講義のパワーポイントづくり。
北京ダックの食事会では、
伊藤忠商事のお二人が新しいメンバー。
写真両サイドの岡田明彦さん(左)と、
指田真吾さん(右)。
岡田さんが、東アジア総代理補佐、
指田さんが中国食糧部長代行。
この写真でわかるでしょう。
違うメンバーと、
二度同じ店に行ったことが。
あ~あ。
どうも愚痴っぽくなる。
それでもおいしかった中華料理二つ。
上海安亭別墅花園酒店(アンティング・ビラ)と、
ティン・タイ・フォン。
ありがたいことです。
これがアメリカやイギリス、フランス、ドイツなら、
二日目ぐらいから日本式居酒屋なんぞに行ってる。
やはり、中国、上海は、すごい。
今日は、午前中、最後の講義。
スイスホテルの会議室。
今回の研修会を総括しつつ、
私なりの中国流通業、上海小売業を、
「鳥の目・虫の目」で概観・分析した。
モチーフは、
「後進の先進性」と「後発の優位性」。
ここには書けないことも、
ズバリと言い切った。
パワーポイントを交えてのレクチャーで、
2時間15分。
ご清聴を感謝したい。
講義が終わってから部屋に帰り、
トランクをもってチェックアウト。
それから食事へ。
黄浦江を見下ろす浦東のレストラン。
ここも、二度目だが、
景色が救ってくれる。
向こうがバンド。
そしてレストランのそばにそそり立つ上海タワー。
タワーの下で、ミニチュアが売られていた。
私は東京タワーや横浜マリンタワーのミニチュアが、
友達の、どこの家にもあったことを思いだした。
それから浦東地区の最後の訪問地。
ifcモール。
このままニューヨークに持って行っても、
なんら引けを取らないショッピング施設。
その地下2階にスーパーマーケット。
ちょうど2周年記念イベントを展開中のシティ・スーパー。
香港資本の高級スーパーマーケット。
oleといい、このcitysuperといい、
高級スーパーマーケットは「香港に限る?」
これ、「サンマは目黒に限る」の落語の落ちのもじり。
香港に限るけれども、
大きなターゲットの一つは間違いなく日本人。
ワインのショット売りコーナー。
各フロアは世界最高レベルのつくり。
まさに「後進の先進性」、
「後発の優位性」。
「馬鹿と煙は高いところに上りたがる」
つぶやきつつ、ifcモールの屋上へ。
浦東の中心部が一望できる。
それがまだまだ、広がりつつある。
直近に、先ほどの上海タワー。
そして上海タワーを背景に、
㈱万代社長の加藤徹さんと写真。
加藤さんとは屋上で出合わせた。
ほんとうにお世話になった。
感謝したい。
ともに、何とかと煙の口か。
しかし上海・浦東地区、
横の広がりだけでなく、
上にも伸びている。
このエネルギーと創造力、
もはや「後進」や「後発」呼ばわりするのは、
上海に失礼だ。
私は深く反省した。
<結城義晴>