結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年06月23日(土曜日)

ユニクロ「300万着足りません」と消費増税「入るを量りて出づるを制す」

ユニクロの新聞一面広告。

私の自宅で撮った写真はこれ。
20120623161706.jpg
㈱ファーストリテイリングが、
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と、
パートナーシップを締結した。

その要請を受けて、今月から8月末までに、
300万着の同社古着を回収し、
秋から冬にかけてアフリカの難民キャンプに届ける。

店舗は「ユニクロ」と「ジーユー(gu)」。

今月中に全店に専用の回収ボックスを設置。
冬の難民キャンプでは特に子供服が不足している。

その子供たちに、ヒートテックやフリース、
子供用のシャツやズボンを送る。

ユニクロの顧客は、
ボランティア活動に参画することの満足感を味わう。
そのうえ、これはユニクロ、guにとって、
来客動機にもなるし、
買い替え需要も引き起こす。

凄い企画だ。

来店動機や買い替え需要のために行うから凄いのではない。

難民キャンプを支援すると同時に、
それがビジネスにつながっているから、
凄い企画なのだ。

私が最近、主張していることのひとつは、
「インディペンデント・カンパニーの優位性」。
しかしファーストリテイリングの柳井正さんの行動を見ていると、
上場企業でありながら、「非上場企業の強み」を併せ持つ。

株式市場で、株主に、
文句を言わせない収益性や成長性をもてば、
上場企業も本当のインディペンデント性を、
有することができる。

そんな感慨を抱いた。

一方、昨日の東横線白楽の駅には、こんなポスター。
20120623161716.jpg
ACジャパンの「Hood is Hope」
国連世界食糧計画WFPへの支援を呼びかける。
これもよし。

街中に、こういった主張があふれ、
メディアをこういった活動が引っ張る。
日本は、いい国だ。

その横で、こんな広告。
20120623161725.jpg
クイズ。「この絵画の題名は?」

「C.新宿の宝石店の少女」

フェルメールが泣いている。

さて昨日の朝は、横浜市立白幡小学校へ。
20120623161533.jpg

横浜では名門の市立小学校のひとつで、
ここの校長を務めて退任という先生が多い。
20120623161543.jpg
私がPTA会長を務めたのは、
児童数が900人に迫り、
ピークの頃だった。

一転、今日は、東京・池袋の立教大学で、
結城ゼミ。
20120623161620.jpg
古い古い第一食堂。

今日は、キャンパス・ツアーをやっていた。
20120623161608.jpg
一周20分の案内付ツアー。

当日参加も可で、
思案するご夫婦。
20120623161643.jpg

参加者は学生が案内してくれる。
20120623161654.JPG
のんびりして、いいもんです。

これも日本の良さでしょう。

クチナシがキャンパス中に匂いを振りまいていた。
20120623161631.jpg

さて昨日、このブログで、
経済コラムが面白くないと書いたら、
今日の日経新聞『大機小機』は良かった。
コラムニスト手毬氏が、
「『とりあえず増税』の功罪」を書く。

イントロは「とりあえずビール」。
「外国人が『とりあえずビール』を
日本のビールの人気銘柄と勘違いした、という話」

それから今国会の消費増税の「とりあえず増税」。

「年々の税収を借金(国債発行額)が上回る現状は異常だ。
増税せずに、
経済成長による増収と歳出削減でつくろえる限度を超えている」

実際に国際通貨基金(IMF)やOECDまで、
「日本に消費税引き上げを勧告」している

ここで、財政運営の心得を披歴。
「入るをはかりて出づるを制す」
これ、経営の極意でもある。

「3党合意は『入るをはかる』に偏重し
『出づるを制す』がおろそか」
コラムニストの指摘、まっとう。

「OECDの調べでも財政再建の成功事例は、
増税より歳出削減に重点を置いたケースが多い」

しかしそのための猶予期間がある。

小沢一郎一派が脱党しようが、
法案は通る。

しかしすぐに消費税率は上がらない。

「現行5%」、
「2014年4月に8%、
15年10月に10%」。

「8%まで2年弱、10%まで3年あまり」

手毬氏は言う。
「この期間を大切にしたい」

そしてこの期間は、
小売流通業、サービス業、消費産業にとって、
国民の価格意識が、
飛び切り厳しい時
となる。

しかしそれは、
企業という法人の体力、精神力を図る時期となる。

そのための企業の考え方も、これ。
「入るをはかりて出づるを制す」

皆さん、良い週末を。

<結城義晴>

2012年06月22日(金曜日)

PB開発展での講演と業態別5月販売月報、コンビニだけ6.5%増

最近、経済欄のコラムが面白くない。
日経新聞の『大起小機』、
朝日新聞の『経済気象台』。

だから引用も少なくなった。

何故だろう。

日経は昨年10月6日に、
新誌面とした。

それからだろうか。

私は体裁ではなく内容を語っているのだが、
人間と同じようにメディアも、
外見を変えると内面もちょっと変わるものらしい。

よく、変わればいいが、
良かったものが変わると、
悪くなる。

さて昨日は、午前中に、
イオンリテールワーカーズユニオン幹部の面々が、
横浜の商人舎オフィスを訪れてくれた。

7月と8月に、研修会で講義する。
その打ち合わせ。

私は、「商業の現代化」と「知識商人の養成」を、
ライフワークにしているが、
その時、労働組合は重要な役目を果たす。

35年も前、
関西スーパーマーケットの北野祐次さんに、
はじめてお会いして間もないころ。
当時、代表取締役で乗りに乗っている北野さんに、
聞いたことがある。
「会社がよくなったのはどんな時ですか」
北野さん、じっと考え込んで、答えた。
「労働組合ができてからでんな」

労務問題が解決しなければ、
良い会社にはなれない。

働く人々が、
納得し、満足していなければ、
顧客の満足はあり得ない。

私は、心底、そう考えている。

だからコーネル大学リテールマネジメントプログラムをつくった時にも、
アメリカのコーネルのカリキュラムにはなかったが、
ジャパンのプログラムには、
私の判断で二つの講座を組み込んだ。

UIゼンセン同盟会長の落合清四さんと、
流通サービス業の労務専門弁護士の木下潮音さんの講義。
お二人とも日本最高の講師だった。

だから私は、労働組合の研修会には、
積極的に協力する。

みんなで、胸を張って写真撮影。
20120622192924.jpg
左から、中央執行総合企画局の金澤裕子さん、
東海グループ副議長の上山功樹さん、
中央執行本社グループ事務局長の小関慶一さん、
そして総合企画局局長・安藤賢太さん。

午後は、東京ビッグサイトへ。
20120622192943.jpg

PB開発展2012。
20120622192954.jpg
日本能率協会主催。

海外企業の出展も多かった。
20120622193007.jpg

㈱コーヒー乃川島のブース。
20120622193054.jpg

こちらはオーガニックのお茶のブース。
20120622193105.jpg
プライベートブランドも価格一辺倒ではなくなる。
それがよく出ていた。

今回はPBのパッケージ・イノベーションが、
テーマの一つとなっていた。
20120622195753.JPG

私の講義は、午後3時から1時間。
20120622193124.jpg
テーマは、
「プライベートブランド・イノベーション2012」
日米欧最新トレンドを分析する。

1時間ではとても足りないが、
エッセンスをダイジェストした。
20120622193134.jpg
今年の秋の商人舎USA研修会Specialコースでは、
テキサス州ダラスでメリッサ・フレミングさんが、
恒例の講義をしてくれる。

テキサスの雄HEバットの元上級副社長で、
PB開発担当をしていた。
HEBはウォルマートに引けを取らないローカルチェーン。

私ももちろん、PBに関しては時間をとって解説する。
20120622193144.jpg
Specialコースの募集は7月からだが、
日程、旅程は決まっている。
10月30日(火)~11月6日(火)の8日間。
ダラス・ワシントン・ニューヨークの激戦区。

今回のPBセミナーでは、
フランスのピカールのケーススタディを、
紹介した。

PB開発の手法や方法は、
確かなものがある。

その手順をきちんと踏むことだ。
ローカルチェーンにも、
インディペンデントにも、
大いに可能性はあると思う。
20120622193156.JPG
今回は、
日本製粉㈱執行役員営業企画部長の内田宗司さんや、
結城ゼミ2期生の佐藤大輔さんも聴講に来てくれた。

ご清聴を感謝したい。

PB開発展事務局の橋本徹さんと写真。
20120622193205.jpg
お疲れ様。

今日の最後は、5月の販売統計、
業態別のまとめ。
まず全国百貨店の売上高概況。
日本百貨店協会発表。

5月の総売上高は4734億3858万円で
対前年比1.0%減。
3カ月ぶりのマイナス。

昨年よりも休日日数が2日少なかったこと、
東北の復興需要の反動があったことなどが、
マイナス要因として考えられる。

東京地区は、2.1%増と好調。
百貨店の新店や新しい大型施設のオープンの効果。

商品別にみると、
宝飾品などの高級商材は引き続き好調で3.4%増、
家電も16.7%増と大きく伸びた。

コンビニエンスストアの販売月報は
日本フランチャイズチェーン協会から発表。

5月の全店売上高は7543億9900万円。
前年同月比6.5%増。
店舗数は45307店で4.8%増。
来客数は既存店で1.0%増、
客単価も0.8%増。

5月の大型連休や行楽需要の増加で、
デイリー商品の売上げが伸長した。
コンビニは今月も絶好調だ。

チェーンストア販売統計月報の発表。
こちらからは大手総合スーパーの
販売結果がわかる。

総販売高は1兆0352億8152万円。
既存店前年同月比は1.7%減。

食料品が6323億2989万円で1.9%減。
衣料品が1141億6001万円で1.1%減。
住関品が2195億6067万円で0.9%減。
サービスも33億4001万円で3.9%減。

非常に厳しい状況。

5月初旬の悪天候や中旬以降の低温傾向が影響し、
アウトドア用品や涼感商品が不調。
百貨店同様、休日が少なかったことが響いた。

最後の最後に、
スーパーマーケット販売統計調査。
スーパーマーケット3協会合同発表。
5月の総売上高は7990億9595万円、
既存店前年同月比1.3%減。

食品合計が7025億9043万円で1.2%減、
生鮮3部門合計は2635億6402万円の1.0%減。

うち、青果は1097億2959万円で2.8%増。
水産724億3349万円、2.3%減。
畜産もふるわず、814億0093万円で4.7%減。

惣菜は717億9484万円で、
0.3%減と珍しくマイナス。
日配食品が1518億8398万円の2.0%減、
一般食品は2153億4758万円で、1.3%減。

最後に、非食品が671億8750万円、2.5%減、
その他、293億1802万円で2.9%増。

既存店ベースでみると、
エリア別の昨対も、企業規模別の昨対も、
前年割れをしている。

今月は、江口法生さんが発表。
日本スーパーマーケット協会事務局長。
20120622132651.jpg
「5月のポイントは3つ。
ひとつは今年の5月は日曜日が一回少なかったこと。
ひとつは昨年からの反動。
そして、4月1日放射能新基準の影響」

「今月も野菜の相場高の影響が大きかった。
トマトやカット野菜などのサラダ材料が好調だった」

「行楽商材も良かった。
しかし『良かった』というよりも、
『例年に戻った』という表現の方がいいだろう。
母の日商戦に関しても、同じく、
『例年に戻った』と感じた企業が多かったようだ」

今月のゲストスピーカーは、
㈱いちいの伊藤信弘代表取締役社長。

福島市のローカル・スーパーマーケット。
20120622132708.jpg
「いちいでは昨年の震災の影響で、
更地にした店舗が1店舗ある。
築43年の店舗で、基礎がダメになってしまった。
そういう意味で、いちいはまだ完全には復興していない」

「いちいでは昨年の7月に
食品用の放射能測定器をいち早く導入し、
測定を開始した。
一部では、『大手スーパーマーケットでも
やっていないのに、なんでうちがやるのか』
という声もあった。

しかし、契約している350件の農家からの地場野菜を、
安全にお届けするために、
測定しようということになった。

結果、お客さんとの信頼関係ができ、
青果部門はとても好調。
地元の方々は評価してくれて、
地場野菜も良く売れている。

このように放射能対策として、
経費をかけて努力しているものの、
やはり風評被害はある。

農家も工夫し、情報を得て努力しながら、
農作物をつくっている。
いちいも測ったものを正直に開示する。
当面はこれをやり続けなければならない」

伊藤さんの決意も素晴らしい。

徹底するとは、
①細かく
②厳しく
③続けること

三菱食品㈱専務の今村忠如さんは、
4年前の私の講演を聴いて、
③の「続けること」を、
「しつこく」と理解し、
言い換えて使ってくれているそうだ。

徹底は、
細かく、
厳しく、
しつこく。

なかなかよろしい。

では、みなさん、良い週末を。

<結城義晴>

2012年06月21日(木曜日)

ウォルグリーンのブーツ買収とダイソー埼玉RDC披露&40周年記念会

昨夜、札幌から横浜に戻ってきました。
台風4号の影響もなく、快適。

そうしたら、ロイター配信のニュース。
「米ウォルグリーン、
アライアンス・ブーツ株45%を取得へ」

アメリカのドラッグストアは、
ウォルグリーンとCVSケアマークが、
激しいデッドヒートを繰り広げています。

2011年度フォーチュン・グローバル500では、
Walgreenは、
世界年商674億ドル
(100円換算で6兆7400億円)、
店舗数7456

CVS Caremarkは、
世界年商964億ドル、
店舗数7217

そのウォルグリーンが、
ヨーロッパのアライアンス・ブーツの株式45%を、
67億ドルで取得。
現金40億ドルと株式8340万株で支払う。

さらにウォルグリーンが3年以内に買収オプションを行使すれば、
ブーツの残りの株式を現金49億ドルと1億4430万株で取得し、
完全子会社化ができる。

一方、アライアンス・ブーツ社は年商320億ドル
スイスに本社を持ち、イギリスをはじめ
11カ国に3300店のドラッグストアを展開
さらにヨーロッパ全域やアジア、中東まで、
21カ国で調剤卸売業を運営

ドラッグストアのブーツは1842年、
イギリスのブート夫妻が始めた薬店だが、
イギリス第1のドラッグストアへと成長し、
その後、2006年7月、アライアンスUniChemと対等合併、
本社をスイスに移していた。

1998年、三菱商事と合弁会社を設立して日本進出、
原宿、吉祥寺、銀座、横浜三越4店舗を開設したが、撤退。

これによって、単純年商規模994億ドルでCVSを抜く企業が誕生し、
店舗展開は12カ国で1万1000店超、
薬局や医療機関などへの流通拠点は21カ国370カ所。

世界小売業年商でも、
第1位、4219億ドルのウォルマート
第2位、1203億ドルのカルフールに次ぐ第3位となる。

調剤部門を持ったドラッグストアでは、
世界最大の企業となる。

日本では㈱マツモトキヨシホールディングスが、
売上高4346億円、1257店舗で第1位。

これで世界第1位ドラッグストア企業との規模の差は、
ますます開いたことになる。

まあ、それによって、
規模の拡大を焦ることは全くないが。

さて、私は不在だったが、昨日20日は、
㈱大創産業の埼玉RDCお披露目会、
及び創業40周年記念パーティー
が開かれた。
場所は、埼玉県久喜市の工業団地の一角。

倉庫にしては、カラフルな外観。
20120621184250.jpg

紅白幕でめでたく飾られた受付。
20120621182326.jpg

受付には、お祝いに駆け付けた人、人。
20120621182344.jpg

倉庫への入り口は、カラフルな風船のアーチ。
20120621182355.jpg

今年、創業40周年を迎えたダイソーにとって、
こうしたお披露目は40年目にして初めて。
20120621182403.jpg
会場入り口には、お祝いの花がずらりと並ぶ。

早めに到着した人たちには、内覧会に先立ち、
スタッフの人たちが倉庫内を案内してくれた。
20120621182532.jpg

リージョナルディストリビューションセンター(RDC)は、
総面積1万8000坪、うち600坪が自動ライン。
20120621182421.jpg

RDCの特徴は3つ。
1つは、自動倉庫、自動マテハンの活用。
2つ目は、きれいなカラーリング。

ごらんのように、グリーン、水色、オレンジ、ピンクとカラフルで、
とても倉庫内とは思えない。
しかしそれが矢野社長のカラーであり、
ダイソーの社風をよく表している。
20120621182436.jpg

3つ目が、オリコンにスマートタグを取り付けたこと。
これにより、効率化、ペーパーレス化が図られている。
20120621184340.jpg

主力商品、高回転商品はパレットのまま置かれる。
20120621184430.jpg

熱心に説明を聞く取引関係者。
20120621184449.jpg

ダイソーのオリジナルパレットには、
水色とオレンジがある。
オレンジが自動倉庫用で、
それ以外が水色。
20120621182452.jpg
オリコンは、グリーン。
色分けによって、
商品やセンター・オペレーションの流れがよくわかる。
そうこうするうちに、10時になり、
お披露目会がスタート。

はじめに、矢野博丈社長がごあいさつ。
20120621182607.jpg

台風一過のこの朝、
メーカーや問屋、銀行などの取引先が、
多数集まった。
20120621182631.jpg

ダジャレから始まった矢野社長の挨拶だったが、
創業当時から、これまでを振り返って、
とても良い話だった。

「10万円を持って、2トン半のロングボディトラックを駆って
大阪の鶴橋駅ガード下にある露天商や担ぎ屋向けの小間物問屋に行った。
そこで仕入れた少し傷物の鍋を上代の1割で仕入れて、安く売った」

「2部屋の事務所で、仕入れた商品を仕分けてしていた。
RDCならぬ、2LDだった」

「お客の離れるスピードは速い。
緊張して生き続けていきたい」

20120621182656.jpg

多くの参列者が、矢野社長の話をじっくりと聞いた。
20120621182710.jpg

清水信次さんも駆けつけた。
㈱ライフコーポレーション会長、
日本チェーンストア協会長、
国民生活産業・消費者団体連合会会長。
20120621182730.jpg
その後ろは、坂東英二さん。元プロ野球選手。

来賓のあいさつトップは、㈱ヤオコー会長の川野幸夫さん
日本スーパーマーケット協会会長。
20120621182803.jpg
「矢野さんは世の中を見る確かな目、
人生を謙虚に生きる姿勢、
ダジャレを連発する頭の良さをもつ。
駄洒落を飛ばしながらも、
独自の経営哲学を貫いている」

来賓のあいさつの後は、
お祝いのくすだまわり。
20120621182851.jpg

そして場所を移して懇親会。
物流を担当する内藤雅義専務が、RDCの説明。
20120621182919.jpg
国内、海外の物流センターを一気に紹介。
「ダイソーのDNAといえるのが倉庫。
だから各地、各国に倉庫を配置していく。
ローコスト化した配送センターで、
店舗に最適に提供する。
そのローコスト物流が課題」

ダイソーは今年、中国・広州に出店し、
さらにブラジル・サンパウロに展開予定。
これで世界30カ国となる。

もともとは1858年に、
アメリカでフランク・ウールワースが始めたワンコインストアの業態。
バラエティストアと称された。

歴史的にみると、
百貨店、スーパーマーケットに次ぐ、由緒ある業態。
それを日本の矢野博丈が、ここまで持ってきた。

今後は三菱商事からも人材を得て、
国際小売業の視野を持ち始めた。

そのお祝いの鏡割り。
20120621183005.jpg

懇親会の来賓あいさつは清水さん。
20120621183053.jpg
「政治家も行政ももう当てにならない。
産業界、それも消費産業が力を発揮して、
この国のために働こう」

坂東英二さんは、激励のオモシロ・トークショー。
20120621183113.jpg

中締めは西田知之さん
20120621183152.jpg
三菱商事から出向し、
常務取締役を務める。

最後の写真は、清水さんと矢野さん。
20120621183142.jpg

私は矢野さんほど繊細な経営者を知らない。
それを風体とダジャレに隠しているが、
しかし、周囲に対する配慮は、
この写真によく表れている。

台風4号は去ったが、
それもつかの間、
台風5号が待ち構えていた。

<結城義晴>

2012年06月20日(水曜日)

とりせん創業100周年共栄会北海道大会で記念講演と交流

台風4号、来襲。
6月の上陸は2004年以来、8年ぶり。

各地の台風の影響はどうだろうか。
被害は出ていないだろうか。

天変地異。
このところ、
異常気象が続く。

かといって、
それを心配し過ぎてもいけない。

あるがままに。
淡々と。

最悪を覚悟して、
最善をつくす。

「前向き・上向き・外向き」
今月の商人舎標語。

私は昨日から北海道・札幌。
今朝、起床したら、
こちらも雨。

さて糸井重里の『ほぼ日』。
巻頭言「今日のダーリン」に糸井さんが書く。

フィンランド旅行から帰国して、
翌日から体調不良に陥った。

最近の結城義晴と同じ。

「家に帰るまでが遠足です」とは、
よく言われていますが、
家に帰って、翌日から元気であることまでが遠足です。
‥‥ずいぶん条件きびしいけど、しょうがない。
ふらふらするよ~。

このあたり糸井重里らしい。
しかしそれでも感性鋭く、観察。
観察の対象はロンドン・オリンピックと、
それへの日本国内の盛り上がり。

イギリス・ロンドン自体は盛り上げの努力をしているが、
日本はそうでもない。

あとひと月ちょっとではじまるにしては、
日本のオリンピック熱は、ずいぶん静かな感じです。

なんでだろう、と思って考えたのですが、
「ロンドン五輪を大型テレビで見よう」というような、
テレビや録画機器のCMが、ほとんどないと気づきました。

この前の北京のときには、関連建物が間に合うのかとか、
マナーの訓練をしているとかなんとか、
日本の人たちちょっと先輩ぶって、
あれこれ話題にしてたじゃないですか。
で、ひっきりなしにスローモーション映像で
テレビという家具の宣伝をしていましたよね。
‥‥事情は、みんな知ってます。

日本の電機会社は、儲からないテレビを
つくることも売ることも縮小したり撤退したりしている。
宣伝だけやっているわけはないですものね。

産業構造が変わるというのは、こんなふうにも表れる。
自動車にしても、電機機器にしても、
がらっと大きく変わってしまったということを、
「オリンピックが盛りあがってないなぁ」から、
実感してしまった発熱中のワタクシでありました。

鋭い。
発熱していると、
さらに鋭い。

不思議。

しかしこれは、
「下向き・内向き・後ろ向き」の結果ではないか。

もうひとつにニュース。
「スパコン京、2位に転落」
こちらは、ギター侍ではないが、
「残念!!」

18日にスパコン性能ランキングが発表され、
日本のスーパーコンピューター「京(けい)」は、
世界最速の座から転落、2位になった。
首位は米国IBM製「セコイア」。

京は理化学研究所と富士通が共同開発中。

世界スパコンランキング5位までは以下。
(計算速度の単位は1秒当たり兆回)
1    ローレンス・リバモア国立研究所(米国)    IBM    16,324兆回
2    理化学研究所(日本)    富士通    10,510兆回
3    アルゴンヌ国立研究所(米国)    IBM    8,162兆回
4    ライプニッツコンピューターセンター(ドイツ)    IBM    2,897兆回
5    天津スパコンセンター(中国)    NUDT    2,566兆回

日本の京は、9月から本格運用を始める。
だから今後、速度を上げる開発には挑まない。
アメリカや中国では、軍事目的に使われる。
従って、開発を止めはしない。

それでもスパコンは、
国別に科学技術力を示す指標として、
各国が開発に力を入れる。

ここでも「前向き・上向き・外向き」は、必要だと思う。

少なくとも小売流通・サービス業は、
その商品やサービスのレベルで、
京並みに国際水準を越えたい。

さて私は昨日、札幌にやってきて、
シェラトン札幌ホテルへ。

創業100周年記念
とりせん共栄会定期総会北海道大会。

20120620011728.jpg

総会では、前原宏之㈱とりせん社長が、
堂々と方針を発表。
20120620011803.JPG

私は記念式典から参加。
20120620011740.jpg

共栄会会長の三菱食品㈱専務取締役の今村忠如さんのスピーチ。
20120620011818.jpg
私とは同年の友人。

来賓の挨拶は、
荒井伸也オール日本スーパーマーケット協会会長。
20120620011833.jpg

共栄会から表彰され、
挨拶するのは前原章宏とりせん会長。
20120620011843.jpg

その後、とりせん100年の歴史を、
スライドで振り返った。
これがよく編集されていて、
「百年企業」の発展段階がよく理解できた。

その後、記念講演。

その前に控室で、
前原宏之社長と固い握手。
20120620011854.jpg

スタッフ、司会の皆さんと打ち合わせ。
20120620011905.jpg
司会は、成田寿美子さん、
そして㈱エスピーブレインのクリエーティブディレクター塚原一宏さん。

400人くらいの参加者が聴いてくれた。
20120620011922.jpg

テーマは「百年企業の真の価値」
20120620011933.JPG

商業近代化の300年と、
とりせんの100年をトレースしつつ、
その意味を考察した。
20120620011943.jpg
とりせんに対しては、
「知識社会の知識産業を担っていること」
「インディペンデントカンパニーの優位性を持っていること」
これらの条件を利して、
持続的なイノベーションを図ることを提案。

NEXT100に向かって、
いかにイノベーションを展開するか。

それが新しいとりせんのトップマネジメント、
ミドルマネジメント、
そして現場の人々に問われている。

記念式典のあとは、
カクテルパーティで互いに交流。

その後、記念パーティ。
20120620011956.jpg

最初のごあいさつは加藤産業㈱会長の加藤武雄さん。
20120620012023.jpg

鏡割りと乾杯のごあいさつは、
第一屋製パン㈱社長の細貝理栄さん。
「100年に一度の光栄ある乾杯のお役目は、
まことに光栄です」
20120620012033.jpg

余興は、新琴似天舞龍神の舞踊。
1995年に発足し、YOSAKOIソーラン祭りに出場、
5回連続、大賞を受賞した迫力の踊り。
20120620012049.jpg

和やかな懇談が続き、
あっという間に中締め。
㈱とりせん専務取締役の森克洋さん。
20120620012103.JPG
キリリとした締めのスピーチだった。

最後に、隣の席でずっと懇談した石川正則さんと写真。
プリマハム㈱常務取締役。
20120620012230.jpg

みなさんありがとうございました。

そしてとりせんの皆さん、
心からおめでとうございます。

大切なのはこれからです。

<結城義晴>

2012年06月19日(火曜日)

小売業125社最新決算ROA7%とイオン、テスコ日本株1円で取得

台風4号、今夕、
四国から関西に上陸の模様

私はそれを逃れるように横浜ベイブリッジをわたり、
羽田空港からANA59便で、
北海道・新千歳空港へ。
20120619171802.jpg
2日間。
㈱とりせん
創業100周年記念式典行事
に参加する。

1912年、アメリカのA&Pが、
「エコノミーストア」というフォーマットをスタートさせた年、
前原仙吉が食品卸売業の鳥仙商店を創業

それからちょうど100年。

とりせんは100年企業である。
その目出度いお祝いの会。
目いっぱいお祝いしよう。

さて日経新聞『経済教室』
アルフレッド・マーシャル(1842~1924年)の第1回目。
イギリスの新古典派経済学者で、
「現代の経済理論の創始者の一人」。
J・M・ケインズの師匠として有名だが、
そのマーシャルが言葉を残している。

「クールな頭、温かい心」
”Cool head,but warm heart”

これは私の「心は燃やせ、頭は冷やせ」と同意。

私は坂口安吾生誕100周年のときに、
その追悼文章からいただいた。

京都大学教授の矢野誠さんは、
「クールな頭、温かい心」に関して語る。
「彼が伝えたかったのは、
安易なパターナリズム(父権主義)ではない」。

「大学教授として、
学生たちに『クールな頭』だけでなく
『温かい心』も身に付けてもらい、
卒業後、実業の場において、
身の回りで起きている生活苦の解決に
少しでも手を差し伸べようとする人たちを
増やしていきたい、というのが彼の考えである」

さて、日経の分析記事。
「小売業、経営効率が改善」
小売業125社の2011年度決算(12年2月期と3月期)を集計。

その結果、
総資産経常利益率(ROA)
が、
平均7.0%
となった。
これは前年度から0.5ポイントの上昇。

ROAはreturn on assetの略。
総資産に対する経常利益の比率で、
利益を稼ぐうえで資産をどれだけ有効活用したかを示す指標
故渥美俊一先生も私も最も重視する指標だ。

総資本回転率と売上対比経常利益率の掛け算で、
ROAは算出される。

だから例えば総資本回転2、
経常利益率3.5%ならば、
ROA7.0%となる。

125社合計の総資産は3%、
経常利益は10%増加。

その結果が7.0%。

ROAが最も高いスタートトゥデイは38.6%
前期より2.5ポイント低下。

第2位のメガネトップは27.8%
前の期から9ポイント上昇。

第3位のあさひは24.8%
第4位ABCマートは24.6%

そして第5位ニトリホールディングス23.0%
渥美先生の愛弟子のニトリはやはりすごい数字を挙げている。

以下第6位ユナイテッドアローズは5.4ポイント上昇し21.2%
第7位ポイントはマイナス6.3ポイントだが20.1%
第8位サンマルク17.8%
第9位しまむら16.9%
第10位良品計画16.2%

なお、2012年度は小売業全体で、
6%の経常増益を見込んでいるという。

さてさてもう一つのニュースは、
昨日の午後から全国を駆け巡った。
イオンが、
撤退表明しているテスコ・ジャパンの株式を引きうける
今秋、株式50%を1円で取得

テスコ・ジャパンは現在、
首都圏に117店を展開。

日経に記事によると、
イオンは「持ち分法適用会社」にし、
「いずれ完全子会社化する可能性が高い」

赤字店舗が多けれど、
イオンの「まいばすけっと」の系列に加えようというもの。

まいばすけっとは、
東京・神奈川で約250店を展開
する小型スーパーマーケット。
イギリスでのテスコ・エクスプレスをモデルとしている。

イオンは2011~13年度の中期経営計画で、
「大都市シフト」を新たな成長戦略としている。

その中核フォーマットがまいばすけっと。
売場面積150~200㎡
生鮮・日配、加工食品・菓子、飲料、酒、日用雑貨など
約2000品目の品ぞろえ
当面は、「テスコ」や「つるかめ」などテスコ・ジャパンのバナーはそのまま。

しかしやがては、
まいばすけっと、あるいはマックスバリュ・エクスプレスに、
変わると私は見る。

テスコが日本に進出したのは2003年。
当時のシートゥーネットワークを買収。
しかしこの組み合わせはよろしくなかった。
業績低迷は続き、昨年8月に撤収を表明。

様々な買い手を探したが、
結局、盟友イオンの手に渡ったということ。

テスコは海外進出が苦手な会社ではない。
むしろ成功事例を多く持つ。

それだけにいち早い撤退とイオンへの売却は、
テスコ自体の中期的なROAの面でも、
良い結果となるに違いない。

しかし日本のマーケットは、
テスコにしても対応不可能だった。

このことがなにより教訓的で、
しかも印象深い。

<結城義晴>

2012年06月18日(月曜日)

ヤオコー川野清巳「コモディティはEDLP・ノンコモディティは商品開発」

Everybody! Good Monday!
[2012 vol25]

2012年第25週、
6月第3週の始まり。

昨日の「父の日」、
売り場は各社とも、
ずいぶんと盛り上がった感じ。

「自分がお父さん」であるという当事者意識は、
売り場に反映される。

いいことです。

こういった当事者意識を、
もっともっと想像力を高めて、
広げたい。

さて今週は、
木曜日の21日が夏至。
一年で一番、昼が長い日。
そして梅雨の真っただ中。

梅雨明けは二四節気では、
小暑(しょうしょ)の7月7日くらいだとされる。
昨年はその通りになって、
九州から東北まで、7月8日、9日に、
梅雨があけた。

平年は、九州南部が7月14日、
東北北部が7月28日。

今週は夏至を中心に、
梅雨の最中。

気分をキリリとさせる店づくり、
まるで夏の打ち水のようなさわやかさが必要だと思う。

今週、
夕方が遅くなるし、
朝は早くなる。

6月から、
サマータイムを導入した企業も
多い。

イオンが6月1日から、
全国1200店で、
開店を午前7時に繰り上げた。

9月初めまでの期間限定だが、
徐々に顧客にも浸透しているに違いない。

「狙いはシニアとサマータイムの需要」とあるが、
シニアだけではないはず。

朝の7時から10時までの3時間に、
買い物したい人、買い物しなければならない人。
そう考えると、この時間の客層は驚くほど広い。

「1人世帯の増加」で個食パックをつくる店は多いが、
その個食パックを早朝にも買い物する人がいるはずだ。

1人世帯なのだから。

それ以外にも主婦、リタイア組の男性、
老人、学生。

夏至の週には特に、
イオンの早朝開店を、
ウォッチしておかねばならないだろう。
業界人ならば。

言わずとも答えは「NO」と知りつつも
恐る恐る尋ねれば「YES」

<日経歌壇より 川崎・山崎隆>

言葉には力はないと思うから
歌うのだろうか叫ぶみたいに

<同じく日経歌壇より 枚方・山下文王>

今週は朝日歌壇、朝日俳壇より、
日経がよかった。

ごはんよく噛めと言はるる帰省かな
<日経俳壇 枚方・上野鮎太>

実家に帰ると、こんなことを言われる。
ありがたきかな、両親。

井戸水可新茶も可なり生くるも可
<同 つくば・潮田清>

井戸水も新茶も、検査の結果、合格で飲んでよし。
被災地は、そしてつくばにはそんな気分がある。
そのうえで、「生きることも可」。
亡くなった人々にも、思いを寄せて、
いい句だ。

私の今週、
月曜日はダイナムジャパンホールディングスの事業報告会、
夕方から、立教のF&Bマーケティング講義。

明日は札幌で㈱とりせんの創業100周年記念式典。
私は記念講演をする。

翌日も札幌。

そして木曜日。
PB開発展で講義。
「プライベートブランド・イノベーション2012」
これがタイトル。

この展示会は、
東京ビッグサイトで、
20日(水)~22日(金)まで。

おいでください。
事前申し込みをすれば、無料です。
seminarは先着順で、
すぐに満員となるそうです。

私の22日金曜日は、
朝、横浜市立白幡小学校。
ボランティア。

そして土曜日は、
立教の結城ゼミ。

今週も全開で、疾駆します。

さて先週水曜日の日経新聞のインタビュー記事。
「連続最高益秘訣を語る」の連載第1回。
ヤオコーの川野清巳社長。
23期連続で最高益を達成した。

増益を続けられる理由。
「業績が好調でも弱みだらけだと思い、
売り場などの改善に取り組んでいる。
最近では課題があった生鮮売り場で、
早朝に水揚げした鮮魚の当日販売に力を入れた。
好採算のプライベートブランド(PB=自主企画)商品も
味にこだわった独自商品を拡充している。
小さな努力の積み重ねだ」

常にイノベーションの連続。
それが連続最高益の秘訣。

業務効率の改善も加速。
「パートナーさん(パート社員)を中心に
全員で業務改善に取り組んでいる。
毎月、発表会を開き各店舗の従業員が事例を持ち寄る。
陳列の工夫や、より少ない人数で売り場を運営する事例などが出る。
年100件の事例が集まり、良いケースは他店舗に横展開する」

毎月の発表会。
それは業務改善が行われているから。
この循環が必要。

発表会が先にあって、
そのために業務改善や販売アイデアをひねり出すのではない。

「店舗では、大半が地元の主婦であるパートナーさんに、
価格決定や商品の発注を任せる。
顧客目線で適度の値引きをして売り切り廃棄ロスを減らす。
売れそうな商品は多めに仕入れる」

結果として、
「競合店と同じ商品を売っても、
売上高総利益率は0.3~0.5ポイントは高い」

それから重要な価格戦略。
「『EDLP(毎日低価格)』戦略を、
全店舗の6割に当たる70店舗弱で導入している。
今期中に全店で実施したい。
従来、ヤオコーは『商品が良くても値段が高い』という印象が強かったが、
これを変えて集客する」

「そのうえで、平均より高い価格の商品も拡充する。
消費者は節約一辺倒でなく、毎日の食事を楽しみたい。
商品の価値に比べ価格にお得感があれば高単価でも売れる」

コモディティ・グッズのEDLP。
ノンコモディティの開発。

このバランス経営が一番大事。

ライフコーポレーションとの提携。
「PB商品や資材調達で協力する方針だ。
災害時の商品調達も共同で取り組みたい。
今は資本提携は考えていない」

いいインタビューで、
早く掲載したかったが、
今日になった。

かみしめたいコメント内容だ。

最後にマザー・テレサの言葉。
平和は、笑顔からはじまります。

導いてくれる人を待っていてはいけません。
あなたが人々を導いていくのです。

あなたに出会った人がみな、
最高の気分になれるように、
親切と慈しみを込めて人に接しなさい。

あなたの愛が表情や眼差し、
微笑み、言葉にあらわれるようにするのです。

これ、商売の心構えでもある。

では皆さん。
Good Monday!

<結城義晴>

2012年06月17日(日曜日)

ジジと今年の「父の日」[2012日曜版vol25]

ジジです。
20120617120057.JPG

夏なのに、
ちょっと、さむい。
梅雨だからでしょう。
20120617120219.JPG

rikkyoのキャンパスも、
しっとりしています。
20120617120932.jpg

おちついたかんじ。
20120617120922.jpg

ユウキヨシハルのおとうさん、
週に2回、Rikkyoにいきます。
20120617120922.jpg

しろい窓辺。
20120617121003.jpg

rikkyoにも、花が、
さいています。
20120617121301.jpg

くちなし。
20120617121024.jpg

クチナシは、
つよいにおい。
20120617122353.jpg

梅雨のころは、
たくさんの花がさきます。
20120617120906.jpg

ヒルガオ。
20120617120359.jpg

アジサイ。
20120617120857.JPG

きれいな花。
20120617121046.jpg

なでしこ。
20120617121059.jpg

ひとつだけ、なでしこ。
20120617121108.jpg

おうちのなかにいるボクですが、
花がさく季節はだいすきです。
20120617121125.jpg

そうそう、わすれていました。
きょうは「父の日」。
20120617121146.jpg

ボクのほんとうのとうさんは、
ジンジャーといいます。
20120617121154.jpg
金色のチンチラ。
おなかのところにいるのが、
ボクです。

ボクのジジというなまえは、
とうさんからもらいました。

ボクもこんなに、
おおきくなりました。
20120617121248.jpg
とうさん、ありがとう。

そして、ボクの妹たち。
どれがボクだとおもいますか?
20120617121203.jpg

このボクの顔に、
にているのが、
ボクです。
20120617121334.JPG
こたえは[追伸]で・・・・。

でもボクには、
もうひとり、
おとうさんがいます。
ユウキヨシハルさん。
20120617121324.JPG

そのおとうさんにも、
おとうさんがいます。
f
こどものころのおとうさんと、
そのおとうさん。

みんな、まだまだげんきです。
20120617121614.JPG
とうさんも、
おとうさんも、
おとうさんのおとうさんも、
「父の日」おめでとう。

げんきでいてください。
おねがいします。

<『ジジの気分』(未刊)より>

[追伸]
いちばん左が、
ボクです。

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
商人舎 流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

ミドルマネジメント研修会
商人舎ミドルマネジメント研修会
海外視察研修会
商人舎の新刊
チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.