Everybody! Good Monday!
[2012vol27]
7月に突入。
私にとっては、ひと段落。
今年の半分が過ぎていって、
これから半分、がんばろう。
早朝からサッカー・ヨーロッパ選手権。
スペインが圧勝。
イタリアのイノベーションは、
まだスペインには及ばなかった。
一方、宮里藍が米国レディース・ゴルフ・トーナメントで優勝。
ウォルマートNWアーカンソー選手権。
Wal-Mart NW Arkansas Championship。
宮里がウォルマートの主催試合で優勝。
私には二重にうれしかった。
昨日の7月1日、
大飯原子力発電所3号機再起動。
今日2日の早朝、核分裂反応が連続して起きる「臨界」に到達。
今週日曜日の8日にはフル出力の見通し。
2カ月で、国内すべての原発停止状態が終わる。
いわきより梅送れずの知らせあり
〈日経俳壇より 川崎・荒川輝子〉
一方、民主党の小沢一郎グループが離党。
50人となった。
一夜にてヒト・モノ消えしスーパーは
浦島太郎のごとく老いたり
〈日経歌壇より 横浜・森秀人〉
7月は夏真っ盛り。
沖縄・奄美は梅雨明けし、
まずはいつ自分のエリアが梅雨明けするかが、
7月第1の関心事。
人気ブログ「常盤勝美の2週間天気予報」では、
今週中に、「順調にいけば、
九州南部で梅雨明け発表の可能性あり」と報じる。
7月第2の重要ポイントは、
海の日の祝日。
7月16日月曜日で、
14日土曜、15日日曜と並んで、
一般サラリーマンや学生は三連休。
そして第3は、学校が夏休みに入る。
一般的には7月21日くらいから。
立教大学も20日に最後の授業があり、
21日から夏休み。
商売にとって、
夏休み期間は重要。
顧客の生活が変わるからだ。
そして第4が土用の丑。
今年は7月27日、金曜日。
鰻の相場は高値で推移しているが、
それがさらに高騰することは間違いない。
それでも、
土用の丑には、
鰻が食べたい。
鰻を売りたい。
さて今週の私のスケジュールは、
少しずつ楽になってきた。
今日は夕方から、
立教F&Bマーケティングの講義。
木曜日は、
UIゼンセン同盟専門店部会の労使懇談会で講演。
そして金曜日から日曜日まで、
韓国・仁川。
ワンアジア財団主催のアジア経済共同体フォーラムに参加。
さて7月の商人舎標語。
「細かく・厳しく・しつこく」
意味は、徹底すること。
徹底とは、
①詳細に
②厳密に
③継続すること。
それを形容詞で表現すると、
「細かく・厳しく・しつこく」
三菱食品㈱専務取締役の今村忠如さんが、
私の講演を聴いて、
こう言い換えてくれた。
7月は「徹底する」ことをスローガンにしたい。
そのために、
「細かく・厳しく・しつこく」
よろしく。
さて今日は朝から、
横浜の商人舎に来客。
ブルーチップ㈱代表取締役社長の宮本洋一さん。
いろいろと重要な情報交換をし、
一緒に昼食。
二日酔いの私には最適の、
鴨南蛮そば。
ありがたかった。
午後には、
㈱イーストプレス書籍4部の中西庸くん。
『店長のためのやさしい《ドラッカー講座》』が、
台湾で翻訳されて、出版された。
それを持ってきてくれた。
判型も装丁もまったく違う本となったが、
妙に読みやすそう。
台湾の全聯實業や台湾加賀屋の皆さんに、
読んでいただければうれしい。
最後に昨日の報告。
立教大学鉄道研究会50周年記念行事に参加して、
上野から越後湯沢まで、
貸切お座敷列車の旅。
「線路は続くよ どこまでも♪」
急行並みのスピードで、
ゆっくりゆっくり走る。
景色を楽しみ、
会話を楽しみ、
酒や食事を愛でる。
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科からも、
30人が参加してくれた。
鉄道研究会現役やOBは100人。
総勢130人。
ビジネスデザイン研究科の青淵正幸先生は、
鉄道に対する見識が高く、
その車内解説は絶品。
十二分に堪能した。
8時に出発して、11時には、
越後湯沢到着。
窓に張られた「立教鉄研50」のポスター。
越後湯沢の駅校内には、
駅ナカ商業施設が付設され、
にぎわっていた。
その越後湯沢駅。
そして駅前の一流旅館「いなもと」。
自動三輪が懐かしい。
玄関に看板。
到着して、昼食をとり、
講演会場へ。
130名の参加者は、
思い思いに越後湯沢を楽しむ。
主力グループは講演会へ。
最初の講演者は、
立教大学観光学部の清水愼一教授。
テーマは「旅と鉄道」
旧国鉄からJR東日本のOBで、
マニアに受ける話題の話だった。
次が私の講演。
私は大学時代の親友を呼んだ。
阿達秀昭。
地方紙の雄「新潟日報」の執行役。
35年間、新聞記者。
いまはトップマネジメント。
その阿達君は、
早稲田大学鉄道研究会OB。
新潟の話、
鉄道の話。
15分ほど語ってもらった。
いい話だった。
この場を借りて、
感謝しておきたい。
その後、私の講演。
テーマは「線路は続くよ どこまでも」
線路はつづくよ どこまでも
野をこえ山こえ 谷こえて
はるかな町まで ぼくたちの
たのしい旅の夢 つないでる
ランラランララ・・・♪
この歌はNHK「みんなのうた」から生まれた。
しかしアメリカに元歌がある。
原曲は「労働歌」だった。
“I’ve Been Working on the Railroad”
鉄道を敷設するときの過酷な労働。
その中からできたカントリーソング。
日本にも翻訳されて紹介された。
『線路の仕事』。
線路の仕事は 何時迄も
線路の仕事は 果てがない
汽笛の響きが鳴り渡れば
親方は叫ぶ 吹き鳴らせ♪
同じ旋律で、
片や子供たちの楽しい線路の歌。
こちらは顧客の歌。
一方は労働者の過酷な歌。
こちらはエンプロイーの歌。
これは不思議な現象だ。
この構図と酷似しているものがある。
ザ・リッツ・カールトンのクレド(信条)の「モットー」。
We are Ladies and Gentlemen Serving Ladies and Gentlemen.
私たちは、紳士淑女にご奉仕する紳士淑女です。
このクレドは、
二つに分けることができる。
第1は、
We are Serving Ladies and Gentlemen.
私たちは、紳士淑女にご奉仕します。
これは【お客様のために】を意味している。
第2は、
We are Ladies and Gentlemen.
私たちは、紳士淑女です。
こちらは【働く人として】という内容。
それらが一体化して、
感動的なクレドとなる。
「線路は続くよ どこまでも」と、
「線路の仕事」も、
同じ旋律であることを知ると、
妙な感動が湧きあがってくる。
ここから講義は、
顧客満足と従業員満足の一体化に展開。
さらにサービスのマーケティング・マネジメント。
「鉄道」と「サービス・ホスピタリティ」を関連づけた講演は、
こんなストーリー。
ご清聴を感謝したい。
講義が終ってから、
阿達君と固い握手。
最後の講演者は、タレントの関口知宏さん。
講演終了後、
関口さんと鉄研幹事の佐藤康裕さん、
三人で写真。
そして全員で記念写真。
立教鉄研50周年おめでとう。
立教ビジネスデザイン研究科の大学院生と写真。
夕方6時に、
越後湯沢駅に集合して、
同じお座敷列車「華」で
復路につく。
立教ビジネスデザイン研究科教授の沖本美幸先生と最後の記念写真。
沖本先生は私と同じ年で、
2009年4月に、一緒に教授に就任した。
楽しい7月スタートの一日だった。
みなさんも、暑い7月を、
「細かく・厳しく・しつこく」で、
乗り切ってほしい。
では、
Good Monday!
<結城義晴>