円相場が反落。
78円60銭~70銭。
ドル買い・円売り。
しかし、ユーロに対しては、
15銭の円高・ユーロ安。
98円40銭~50銭。
日本の軽井沢では、
8月21日から、
学校の新学期が始まっている。
ここダラスでは、
学校の新年度が、
来週月曜日の27日から。
だから「Back to School」のプロモーションが盛ん。
ホールフーズは的確にキャンペーン。
サインやPOPも面白い。
食品スーパーマーケットは、
お弁当ランチの提案。
店の入り口からして、
自転車をプレゼンテーションに使って、
「Back to School」キャンペーンを盛り上げる。
さすがホールフーズ。
311店舗、年商101億0800万ドル。
1ドル100円で換算すると1兆円を超えた。
粗利益率は34.9%、経費率29.5%。
だから営業利益率5.4%で、ROAは7.9%。
ROAはreturn on asset。
最も重要な経営数値「総資本経常利益率」。
どの店も、子供連れの顧客が多い。
ほんとうに楽しそうに買い物している。
ウォルマートのネイバーフッドマーケット。
1200坪タイプの食品スーパーマーケット。
現在、208店。
コカコーラと組んで、「Back to School」キャンペーン。
平ケースいっぱいに、1ドルの「ランチャブル」を販売。
子供は必ず飛びつく。
雑貨売り場の主通路では、
文具用品の島陳列。
ウォルマートの主力スーパーセンター。
現在、全米に3029店。
ここでは、文具用品売り場が、
めずらしく大きく乱れるほどに活発に動いている。
主通路沿いの島陳列でも、
文具が大々的に提供されている。
アクションアレーには、
「Kids Birthday」の品々が並ぶ。
レジ前にも、子供の好きそうなキャンディや菓子が、
アイランド陳列で提案される。
98セントのチョコレート山盛りのアクションアレー。
そしてウォルマート、
すでに10月31日のハロウィンを見据えて、
キャンペーンを開始している。
どこよりも先に子供と親に、
「ハロウィンはウォルマート」を印象付けて、
プロモーションをリードする。
「ウォルマートの復活」。
店中からにじみ出ていた。
そのウォルマートの最新年商は4438億540万ドル。
44兆3854億円。
世界総店舗数1万0130店、米国内4479店。
粗利益率24.5%、経費率18.6%。
営業利益率5.9%。
経費率を何とか15%に近づけたいが、
それはしばらく難しい。
ただしROAは8.1%で、
ホールフーズの7.9%といい勝負。
粗利益率34.9%のWholefoods Market、
24.5%のWalmart。
しかしROAは8%。
このWWの異次元の対峙が、
アメリカ小売業の特徴だが、
両者、どこよりも、
「Back to School」キャンペーンと、
真剣に、前向きに、向き合っている。
これもアメリカ小売業の特徴だ。
後ろは振り返らない。
<結城義晴>