結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年10月24日(水曜日)

ウォルマートからメイシーズまでの一丁目一番地、アルバートソン悲惨

朝日新聞の一面コラム『天声人語』。
日米のトップリーダーを比較する。

私が今、テキサス州ダラスにいるからかもしれないが、
日米比較のコメントは、
そのコメントの仕方が気になる。

「駆け引きに終始する二大政党を見るにつけ、
いつにもましてまぶしいのは米大統領選だ」
日本の民主党と自民党の駆け引きを指摘。

「弁舌で鳴らすオバマ大統領に、
共和党のロムニー候補が食い下がる」

「現職がさすがの安定ぶりなら、
挑戦者も得意の経済に引きつけて反撃を試みる」

ディベートができるかできないか、上手か下手かは、
人間の魅力やカッコよさを浮き上がらせるが、
ディベートの本質は議論を深めさせることにある

それに対して永田町。

「しゃべりは政治家の生命線である。
口だけでも困るが、わが国会が退屈なのは
『ただの頭数(あたまかず)』が多いせいだろう」

そして結び。
「論戦力における雲泥の隔たりを思えば、
日米で佳境を迎えたベースボールの実力差など、
無いに等しい」。

日米政治トップの比較が、
ワールドシリーズと日本シリーズを目前にした、
ベースボールと野球に飛び火して終る。

これはちょっと、つまらなかった。

昨日は、朝から2時間の講義

最初に団長の山本喜敬さんが、
平和堂独特の「後出しじゃんけん」で、
みんなを覚醒させた。
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その後、2時間一気呵成の講義。
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アメリカ滞在二日目の朝は、
エネルギーがみなぎっているし、
テンションは最高潮。

全身全霊の講義ができる

講義終ったら、
バスに乗り込んで視察。

バスのなかでも喋り詰めだった。

ウォルマート・スーパーセンターには、
2店訪問。
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アシスタントマネジャーのキャシーさんからは、
店内、バックヤードをくまなく案内してもらい、
丁寧にレクチャーしてもらって、
大感激。
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女性らしい細やかな観察と配慮。
私たちに、仲間のアソシエーツに、
そしてカスタマーにまで。

素晴らしかった。

キャシーさんを囲んで、
平和堂社長の夏原平和さんも加わって、写真。
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私も感謝の握手。
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さてその平和堂には、
とてもいいキーワードがある。
「一丁目一番地」
お店のなかで、もっとも重要なスペース

それを「一丁目一番地」という、
わかりやすい言葉にしている。

ウォルマートの一丁目一番地は、
ここ。
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ハロウィンの食品の島陳列が、
店舗の食品側の入り口にある。
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ウォルマートの一丁目一番地の徹底ぶりは、
いつも、どこの店でも、群を抜いている。

もちろん、通常の売場も見事。
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対するターゲット
この店は食品を扱うスーパーターゲット。
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一丁目一番地はこれ。
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非食品ずいぶん良くなってきた。

メンバーシップホールセールクラブの2強。
ウォルマートのサムズクラブ
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一丁目一番地には、大型テレビ。
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これでは家電専門店チェーンのベストバイも、
堪らない。

対するコストコ
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まったく同じようにテレビだが、
コストコにはウォルマート以上に、
超のつく魅力的な商品が、
売場の随所に配置されている。

このバギー199ドル99セントなど、
私はほんとうに買って帰りたかった。
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メンバーシップホールセールクラブの2強。
ますます強くなっている。

さてスーパーマーケット。
ウォルマートのネイバーフッドマーケット
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店舗入り口の一丁目一番地は、
スーパーセンターと同じハロウィン・フーズ。

しかしこのデコレーションは、凄い。
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1200坪のスーパーマーケットでも、
こんなことができる。

ネイバーフッドマーケットは、現在の200店を、
この3年で500店にすると発表された。

セーフウェイ傘下のトムサム
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入り口に一丁目一番地を持ってこない。
代わりに青果部門の真ん中がそれ。
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オーガニックの島陳列。

そしてかつてのエクセレントカンパニー。
アルバートソン
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入り口のところに、
オーソドックスな一丁目一番地。
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精肉の冷ケース。
しかしよく見ると、
右が1Buy1Get、
左が1Buy2Get。
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「なんと1個買ったら2個差し上げます」の展開

あきれ返った

商品が売れなくて、
「廃棄するならタダでどうぞ」
これは商売ではない。

アルバートソン、もう、救いようがない。

さてアルディ
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ボックスストアの雄。
一丁目一番地はない。
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店全体が安売りでローコスト。
一丁目一番地をつくることすら無駄。
そんな考え方。

あえて言えば、
ここだろう。
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これもポジショニングの考え方のひとつ。

そしてHEBセントラルマーケット
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極めてオーソドックス。
入り口にハロウィン・プレゼンテーション。
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青果部門に入ると、
この一丁目一番地。
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売場のなかには新しい「くくり」が登場していた、
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ついでに百貨店。
メーシーズ
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クリスマス・プレゼンテーションは、
ひときわ目をひく。
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ノードストローム
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一丁目一番地にはマネキン。
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ニューヨーク・バーニーズ
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芸術的領域に達している。

しかしそれでも食品小売業も、
負けてはいないと感じた。

ただしアルバートソン。
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Buy1Get2Free。

ひど過ぎて、
悲しくなる。

これは日本の政治家以下だ。

<結城義晴>

2012年10月23日(火曜日)

ダラス・フォートワース到着したらオバマ・ロムニーのディベート

1ドル80円台に下落。

東京外国為替市場の円相場。
3カ月半ぶりのこと。

欧米経済への過度の不安が去った。
さらに何よりも日米欧の金融緩和の影響。

ただし円安になればそれでいいかというと、
そうでもないから、
ややこしいし、むつかしい。

21世紀の困難さはここにある。

日本プロ野球は、
読売ジャイアンツが中日ドラゴンズを辛くも破って、
日本シリーズ進出。

北海道日本ハムファイターズが順当に進んだから、
面白いシリーズになりそう。

こういった場合、
苦労して残った方が有利になることが多い。

アメリカ大リーグでもナショナルリーグでは、
サンフランシスコ・ジャイアンツが、
セントルイス・カージナルスを破って、
ワールドシリーズ進出。

一方の、アメリカンリーグは、デトロイト・タイガースが、
ニューヨーク・ヤンキースをあっさりと負かして、
ワールドシリーズに出ることが決まっている。

日米でジャイアンツが最高峰を目指すが、
こちらはタイガースが強そう。

ジャイアンツは日米共同歩調、
タイガースは日米で天と地の差。

面白い。

さて私は昨日、アメリカに向けて出発。
横浜ベイブリッジをリムジンバスで駈け抜ける。
「行くぞ!」という気になる。
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今回はまず㈱平和堂米国流通視察研修会。
成田に着いたら、結団式。
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主催は平和堂教育人事部。
この企画をずっと推進してきた教育採用課の荒木信吾さんが、
冒頭の挨拶。
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私が簡単に目的と方法論を総括。
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9月26日に事前ガイダンスでたっぷり講義しているので、手短。

今回の団長の山本喜敬さんが、挨拶。
アルプラザ八日市支配人・店長。
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そして平和堂社長の夏原平和さんのスピーチ。
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夏原さんはペガサスクラブの事務局として、
故渥美俊一先生から直々に伝授されている。
だから実に的確に学び方のポイントを解説してくれた。

すばらしい。

全員で写真。
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これまで以上に気合が入っている。

夏原さんと固い握手。
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私にとってもスリリングな研修会となりそう。

出発は18時30分。
もう外は暗くなっている。
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飛び立って、約11時間。
テキサス州ダラス・フォートワース地区が見えてきた。
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イミグレーションのところがずいぶん混んでいて、
混んでいてもスーパーマーケットのレジのようにあけてくれないので、
1時間以上もかかってしまった。

すぐに夕食のレストランへ。
ステーキの名門「トレイル・ダスト」。
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壁にネクタイが下がっている。
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この店で、シャイナー・ボックのビールと、
ポーターハウスステーキ。
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Tボーンの両サイドに、
テンダーロインとサーロインの部位があって、
それが何とも言えないハーモニー。

ステーキの王様。

この店独特の焼き方で、
これもいい。

食事が進んで、サプライズ。
誕生日が近いお二人に、
まずはネクタイのプレゼント。
そのあと店からのバースデーケーキ贈呈。
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右が勝部隆弘さん、
フレンドマート膳所店店次長。
左が中嶋大介さん、
フレンドマート長岡京店店次長。

おめでとう。

そしてお決まりのネクタイ切り。
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プレゼントされたばかりのネクタイ、
見事にカットされて大拍手。

荒くれのテキサスカウボーイの店。
だからネクタイをしてやってきた気取った客からは、
そのネクタイをちょん切る。

勝部さん、中嶋さん。
うれしそう。

たのしい食事が終って、
ホテルに帰る前に、
コンビニに寄る。
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TETCO。

テキサス州とユタ州の174店舗が、
セブン-イレブンに買収されて、
この11月に店舗の引き渡しが行われる。

店内右翼はビール売り場。
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中央がスナック売り場で、
左翼がコーヒーやアイスクリーム。
サンドイッチなど日本でいう惣菜はごくわずか。
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それでも店員は、思わぬ大繁盛に大喜び。
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長い長い一日、
やっとホテルに到着。
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ダラス・ヒルトン・リンカーンセンター。

ロビーのテレビは、ジャストミートで、
バラク・オバマとミット・ロムニーのディベート中継。
場所はフロリダ州ボカラトン。
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テーマは「外交と安全保障」。

最後のディベートということもあって、
互いに大きな失点を防ぐ狙い。

今日のところは互角か。

アメリカの大統領も、
あちらを立てればこちらが立たず、
こちらを立てればあちらが立たず。

ややこしい、むつかしい。

いよいよ「米国史上最も混戦の大統領選」となってきた。
しかし私はもう寝ます。

午前1時。

お疲れ様。

<結城義晴>

2012年10月22日(月曜日)

塚腰勇人さんの「5つの誓い」と商売・仕事の「無私と利他」

Everybody! Good Monday!
[2012vol43]

2012年も第43週。
10月は早くも第4週を迎える。

9月10月11月を秋とすると、
今、その真っ盛り。

1年を24等分する「二十四節気」では、
第18番目が「霜降」(そうこう)となり、
それが10月24日、今週水曜日。

意味は「露が冷気によって霜となって降り始めるころ」。

そろそろ、そんな季節。

しっかりとした足取りで秋は行く
このままで居たいわたしを置いて

〈日経歌壇より 東京・南本禎亮〉

秋の足取りはしっかりしている。
私も同感。

自分はこのままでいたい気もする。
しかし秋の足取りは着実。

猫は猫 亀には亀の時が流れ
我を縁(えにし)に出会う一瞬

〈同じく日経歌壇より 上尾・菅原玲子〉

猫と亀。
おもしろい。

さて、先週の立教大学公開講座で、
大間々の松崎靖さんと足利屋洋品店、
そして松﨑さんが発行する地域情報紙『虹の架け橋』を、
紹介し、スタディした。
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チラシのように配るけれど、
チラシではない。

新聞のようであるけれど、
足利屋が発行している。

どちらでもあって、
どちらでもない。

それがまさしく現代的。

その松﨑さんが親しくしている人の一人が、
腰塚勇人さん。
怪我で首から下が動かなくなった学校の先生。

「命の授業」と題する本を書き、
同じタイトルで講演もする。

身体が動かなくなって、
腰塚さんは5つのことを考えた。
そして「5つの誓い」を立て、実践した。

①口は、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう
②耳は、人の言葉を最後まで聞いてあげるために使おう
③目は、人の良いところを見るために使おう
④手足は、人を助けるために使おう
⑤心は、人の痛みがわかるために使おう

ピーター・ドラッカーは、
「ブレインズ&ハンズ」と表現する。
脳と手。

口も、耳も、目も、手足も、心も、
そしてブレインズもハンズも、
いずれも使い方によって、
まったく違ったものになる。

腰塚さんは、5つの誓いを立て、
奇跡的に回復した。

「人」のために生きる。
それが特別の力を与えてくれる。

商売というのも、
仕事というのも、
「人」のために行う。

商売と仕事の、
たった一つの極意を上げれば、
「人のため」

これを「無私」といい、「利他」という。

私を無くし、
他の利を図る。

それが、「為すべき事」。
すなわち「仕事」。

今週は、仕事がしたい。
仕事の神様に応援してもらいたい。

ただし、それはお客様のためでなくてはならない。
自分の名誉や栄誉のためであってはいけない。

さて私は今日からアメリカはテキサス州。
その後、週の中ごろにカリフォルニア州に戻る。
また来週の始めにテキサス州に行き、
その週末にワシントンDCからニューヨーク州に。

忙しく駆けずり回る16日間。
帰国する11月6日が、
アメリカ合衆国大統領選挙の日。
今日が三度目にして、最後のテレビ公開討論。

私は2012年の大統領選のピークに、
アメリカを巡ることになる。

どんなに忙しくても、
「無私」と「利他」を忘れないでいたい。

アメリカから帰ったらすぐ翌週に、
第2回商人舎ミドルマネジメント研修会

知識商人を養成し、
日本商業の現代化を図る。

私の「無私と利他」の結実であり、
ライフワークを実現する研修。

そのための重要な研修会。

今回は、より実践的な内容となる。
リーダーシップ、
チームワーク、
コミュニケーション。

その基本の考え方、
ケーススタディも提示する。

上田惇生先生の「ドラッカーの真髄」は、
これ以上ないほどのモチベーションを与えてくれる。

鈴木哲男さんは特別に「年末対策」を講義してくれるし、
もちろん52週マーチャンダイジングの錯覚を正し、
成果の上がる「商売と経営」のやり方を指導してくれる。

白部和孝さんは、極めて実践的な計数指導をしてくれるし、
高野保男さんは作業問題の本質をえぐり出し、
改革の鍵を教授してくれる。

これ以上ないという講師陣。
これ以上ない盛り上がりを見せている。

今月末が申込み締め切り。
是非のご参加をお願いしたい。

橋下徹報道で味噌をつけた朝日新聞は、
世論調査で「野田内閣支持率18%」と打ち出した。

コンピューター無作為方式で、
1620人を対象に実施。

野田内閣の発足は昨年9月で、
支持率20%以下は初めて。
「日本では危機的なものとみなされ、
数か月以内に内閣及び首相の交代がある兆候」

この年末年始、そして来年3月くらいまで、
政局も忙しい。

しかし商売や仕事は、
「人のため」を貫きたい。

それが貫徹された商売や仕事は、
忙しくても、あわただしくはない。
急場しのぎにはならない。

今月の商人舎標語。
「お客という名の友人をつくろう」

無私と利他を実践するところからしか、
親友はできない。

みなさん、
ほんとうにいい季節です。

Good Monday!

<結城義晴>

2012年10月21日(日曜日)

ジジと秋の光[日曜版2012vol43]

ジジです。
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なんだか、ちょっと、
へんです。

おうちのなかを、
ぐるっとまわってみました。
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ひかりのぐあいが、
ちがうんです。
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どうですか?
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ちがうでしょ?
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ボクには、それが、
ここちいい。
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まぶしいけれど、
やさしい光。
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葉っぱにも、
その光があたる。
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いい季節です。
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ん~。
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これを、秋というんでしょう。

キッチンテーブルにも。
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カベにも。
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こっちにも、秋の光。
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あっちにも、秋の光。
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午後の日ざし。
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絵画にも。
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フェルメール。
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ここにも。
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カーテン。
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ボクは、いつもいつも、
ユウキ家のおうちのなか。
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それでも、まいとし、
秋をかんじることができる。
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秋のなかに、
いることができる。
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それでボクは、
しあわせです。
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それがいちばんの、
しあわせです。

こころから、ありがとう。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2012年10月20日(土曜日)

立教「中小企業ブランド戦略」公開講座と一の湯モデル「ゆの暖簾」観劇

今週も1週間は、
あっという間に行ってしまった。
ほんとうにほんとうに、
いい季節です。

東京・池袋の立教大学を歩いていると、
美しいキャンパスを、さわやかな風が駆け抜け、
心が生き返る気分になります。

アメリカ・メジャーリーグは、
ヤンキースが4連敗で敗退し、
ワールドシリーズに進出できなかった。

イチローは感慨深そうだけれど、
このチームの芯となっているジーターが、
怪我で戦列を離れたのが大きい。

日本のプロ野球では、
北海道日本ハムファイターズが3連勝で、
パシフィックリーグ代表として日本シリーズ進出を決めた。

残るセントラルリーグは、
中日ドラゴンズが3連勝。
ペナントレース圧倒的首位の読売ジャイアンツは、
3連敗で敗退の崖っぷち。

今夜は一矢報いて、首の皮一枚つながった。

今年度のスポーツ・イベント後半から終盤に向けて、
ベースボールもサッカーも、
ラグビーもゴルフも、忙しくなってきた。

フリーエージェントを迎えるイチローは、
果たして日本球界に戻ってくるのか。

スポーツの秋本番。

さて昨日は夕方、立教大学へ。
8号館の8202大教室で、
「中小企業のビジネスデザイン」の連続講座。
大同生命の寄付講座。

今夜はその最終回で、私はそのトリを務めた。
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私のテーマは、
「中小小売サービス業のブランド戦略」

はじめに岡田徹詩集より。
「小さな店であることを、
恥じることはないよ。
そのあなたの小さなお店に、
人の心の美しさを、
一杯に満たそうよ」

昭和の商業指導家・岡田徹のもっとも有名な詩。

私はこの詩に返歌をつくった。

「小さな店であることを
恥じてはいけない。
ただ、その小ささが、
お客さまに迷惑をかけていないかを
いつも気にかけておこう。
やがて、
少しずつ大きな店に
生まれ変わってゆくために」

日本の産業界で97%を占める中小企業。
その大群の企業たちが、
豊かなニッチャーとなって、
日本の社会を充実させる。

そのための講義だと思っていた。

一応、中小企業の定義から始めて、
小売サービス業にとってのブランディングとは何か、
さらに業種・業態からフォーマットへの転換、
そして「バナーの方程式」などなど。

最後には日米の事例をスライドで紹介しながら、
一気に語った。
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写真は、大間々町・足利屋の「虹の架け橋」の紹介。

代表の松崎靖さんが毎月1回、
チラシ代わりに手作りで発行している地域新聞。

地域のお客さまに1万5000部ほど、
新聞折り込みで配布する。

講義のまとめは、マーケティングのSTP。
Sはセグメンテーション、
Tはターゲティング、
Pはポジショニング。

フォーマットへの転換期に、
ポジショニング戦略こそが重要だという持論を提起。

1時間ほど語りきって、質疑応答。
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手前は、コーディネーターの亀川雅人さん。
経営学部(大学院ビジネスデザイン研究科)教授。

もちろん聴衆の主体は、
中小企業経営者だったが、
結城ゼミのOB・OGや講義を履修したOB、OGなどが、
数多く聞きに来てくれた。

いつもの講義の語り口とは違う話しぶりに、
皆、ちょっと驚いた様子。
しかしそれが結城義晴です。

講演会終了後、
彼ら彼女ら総勢16人で、近くの中華屋。
飲み、食い、語り、学び、
あぁ、昨日は疲れた。
大阪から帰って、
カスタマー・コミュニケーションズ㈱を訪れ、
その後、講演と懇親。
しんどかった。

でも、この疲労を癒してくれたビールと仲間たちに感謝。

感謝して飲み、語っているうちに、
ブログのことをすっかり忘れ、
気がついたら午後11時22分。

慌てて、写真を処理し、
そのままタクシーに飛び乗って、
ブログを執筆しつつ、
横浜の自宅まで。

首都高を走っているときに、
毎日更新宣言ブログ公開。

ヨカッタ、ヨカッタ。

みなさん、今週もお疲れ様。

そして今日も朝から、
立教大学。

結城ゼミ。

来月12日の修士論文仮提出を控え、
結城ゼミ生も研究や調査・執筆の佳境に入ってきた。

一人ひとり、進捗状況を聞き、
研究指導。

お昼は、池袋評判のカレーハウス。
インド人経営者と従業員で運営。

とてもおいしかった。

それからさらに結城ゼミ。
4時前に終わらせて、
私は両国へ。

劇場シアターXカイ。
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MAロッキーズ第5回公演。
作・演出平石耕一の「ゆの暖簾」
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5時から10分の休憩をはさんで、2時間。

楽しんだし、勉強になった。

ストーリーは、箱根一の湯の実話。
社長の小川晴也さんがモデル。
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平石さんの脚本は、
実によくできていて、
360年の暖簾を誇る箱根一の老舗温泉旅館が、
3分の1の価格にディスカウントして甦るお話。

まさにイノベーションのケーススタディなのだが、
それが人情話や人間の葛藤によって彩られて、
感動的なドラマに仕上げっている。

休憩の後、物語は盛り上がって、
最後に主人公が土下座をして目覚めるあたりで、
私はちょっと泣いた。

モデルの小川さんを、
ずいぶん昔から知っていたからかもしれない。

久しぶりに生の演劇を見て、
新鮮だった。

スポーツの秋であると同時に、
芸術の秋でもある。

<結城義晴>

2012年10月19日(金曜日)

大阪で日清オイリオ政策発表会の講演・懇親と「利の五法」・「油締め」

今朝はリーガロイヤルホテル大阪で目覚めた。
秋の、朝の、大阪の空。
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こんなさわやかな大阪は、
いつ以来だろう。

ホテルのロビーには、
京傘のプレゼンテーション。
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とても、気分がよかった。

さて昨日は午後、
新幹線で大阪に入り、
日清オイリオグループ㈱の政策発表会。
「2012年 大阪オイリオ会」
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その講演が私の役目。
タイトルは「2013年への商品と価格の行方」
サブタイトルは、「コモディティ化と価格透明化現象が招くもの」。
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今のところ2014年4月から、
消費税は8%に上がる。
そして2015年10月、
さらに10%にアップ。
これが当面の節目。
この節目に向かって、
消費者・国民の価格コンシャスは、
高まっていく。

それが基調のトレンドとなる中での、
今年の年末商戦。

私の話は大局を見るもの。
そのうえで、政策・戦術の策定は、
各企業、バイヤーの仕事となる。

関西、中四国、中部のバイヤー約100人が参集。
小売業、卸売業、さまざま。
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マーケティングとマーチャンダイジングに関するテーマを、
思う存分、語って、私は満足。

まず昨年秋から主張している日本と欧米の、
それぞれの5つのTide of Time、つまり5大潮流。

日本流通業に関しては、
第1に東日本大震災の影響を考えておかねばならない。
それはこうだと、誰かが断言したとする。
しかしそれは、短絡な発想。
そこから消費は玉突きのように変幻自在の様相を呈して、
最初に断言した者の正反対に落ち着いたりする。

第2は、消費税導入論議と価格意識の問題。
これが当面、最大の節目。

第3は、M&A・提携の急ピッチの進行。
これはほんとうに予想がつかないところで起こる。

第4は、小型店舗開発とノンストアリテイリングの進捗。

そして第5は、食品分野の多業態間競争激化。

この中で欧米と異なるのが、第1と第2の問題。

一方、米欧のチェーンストア動向。
第1は超巨大化とマルチ・フォーマット&マルチ・バナー戦略の隆盛
「エクスプレス・ストア」の世界的大ブームが起こっている。
日本でもこれは同じ。

第2は、価格透明化現象の衝撃。
先日このブログでもヨドバシカメラの価格比較アプリを話題にしたが、
アメリカの方がこれは格段に進んでいる。
そしてそれはすぐに日本に飛び火してくる。

第3は、店舗づくり、ストア・フォーマット開発のコンセプトは、
「融合」、fusionにあるということ。

そして第4は、プライベートブランドの最新動向。
これもこのブログでイオンのコンペティティブブランドを取り上げたが、
この分野は過激な開発ぶり。

最後に第5として、インディペンデント・カンパニーの優位性。
コーネル大学教授のビル・ドレイクが提起した視点。
極めて重要。

それから価格透明化現象と深くかかわる問題、
ソーシャル・メディア・テクノロジー。

ここまでが前段。

本論は、コモディティとノンコモディティ論議。
全ての商品問題はここから始まる。
正しく認識し、重く受け止めねば、
判断を誤る。

そしてここから派生するプライベートブランド問題。
いわゆる商品問題を、丁寧に講演した。

締めは、「利益を上げる五つの法」。
結城義晴の持論。
第一は、「利は元にあり」
仕入れ調達説。

第二は、「利は売りにあり」
薄利多売説。

第三は、「利は内にあり」
経費削減説。

第四は、「利はこの品にあり」
商品開発説。

そして第五は、「利は他の品にあり」
プロダクト・ミックス説。

そして最後に、
シアーズ・ローバックの中興の祖ローゼンタールの言葉、
「しかし品質は維持・向上させよ」

ご清聴を感謝したい。

講演が終わってから、
懇親会。

受講していた㈱阪食のメンバーと写真。
右から高井累さん。愛宕敏光さん、藤原成人さん。
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高井さんは、㈱阪急デリカ取締役専務事業本部長、
愛宕さんは、㈱阪食商品統括部第一商品部長兼商品計画部長。
藤原さんは、同じく取締役商品統括部長。

そして高井さんはコーネルジャパン2期生、
藤原さんは、3期生。
愛宕さんは今年2月に、アメリカを一緒に回った仲。

それから㈱関西スーパーマーケットの岡秀夫さんと写真。
第1商品グループマネジャー。
岡さんもコーネル・ジャパンの第3期生。
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みんな久しぶりの結城節、
堪能してくれた。

最後の最後は、
日清オイリオグループ専務取締役・芋川文男さん。
芋川さんからはずいぶんたくさんのことを学んだ。
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食品産業になくてはならない人。

ありがとうございました。

懇親会の終わりは「油締め」だった。
日清オイリオグループは製油会社であり、
家庭用食用油国内首位シェアのメーカー。

この業界では、会合の最後の中締めに、
「油締め」と称する締めを行う。

シャシャシャン、
シャシャシャン、
シャシャシャン、
とやや早めに締めておいてから、
ゆっくりと、
シャン、
シャン、
シャン。

そして、両手を上げて、
万歳のような形をとる。

シャンが12回。
これで1年12カ月、
つつがなく終わりたいという願いを込める。

最後に、両手を上げて、
みなさん、お疲れ様でした。

「油締め」
実に、面白い。

業界ごとの特徴的な締め方があったら、
教えてほしい。

それぞれの業界の違いを知って、
そのうえで、交流を図る。

いいですね。

<結城義晴>

2012年10月18日(木曜日)

カンブリア宮殿・村上龍「多様化の大波」と全日食躍進チェーン大会

いま、リーガロイヤルホテル大阪の自室。

テレビをつけたら偶然にも、
「カンブリア宮殿」
コープさっぽろ理事長の大見英明さん、
大黒天物産㈱社長の大賀昭司さん、
そして東京・羽村市の㈱福島屋社長・福島由一さん。
それぞれの経営を語る。

最後に、司会の村上龍が、
「多様化という大波」と題して書く。

「スーパーマーケットの歴史は、
中産階級の歴史とシンクロしている」

この認識は、実に正しい。
作家がここまで認識し、把握していることに、
私は敬服してしまう。

「戦後の窮乏期を経て高度成長がはじまり、
やがて日本に、巨大な中流層が誕生した」

中産階級が登場する前に発達する業態は百貨店で、
それにとって代わって主役となるのが、総合スーパー。
食品スーパーマーケットは最後にゆっくりと発達してくる。

だから、「成熟化や多様化」に適しているのが、
この業態である。

食品スーパーマーケットは、
中産階級の登場と、
その成長に従って繁栄し、
中産階級の成熟によって、
企業格差が広がってくる。

「だが、独自の流通を整備し、
大量の商品を安価で提供するという画一的なビジネスモデルは、
格差を伴った多様性の出現によって揺らぎはじめ、
業界は冬の時代を迎えて久しい」

ここはちょっと、違う。

総合スーパー業界が冬の時代を迎えて久しい。
しかし、食品スーパーマーケットは、冬の時代ではない。
商業統計はそれを示している。

村上龍が勘違いをしてのは、なぜか。

彼が日本チェーンストア協会の売上げ推移を、
ベースにしてものを考えているから。

「中流層と、そのライフスタイルが多様化すれば、
当然スーパーマーケットの戦略も多様化を迫られる」

これは妥当だ。

「想像力を巡らせ、顧客に何を届けたいのか、
自ら把握した経営者だけが、
多様化という激しい波が押し寄せる海原で、
進路を決めることができる」
これもよい。

しかし顧客に何を届けるかを、
自ら把握し、進路を決めた後の作業こそ大事だ。

それはポジショニング戦略の最後の詰めとなる。
その詰めが甘いと、利益は出ない。

最後の詰めとは、
ポジショニングを際だたせること。

これを英語で、
「outstanding」という。

さて昨日は、
「全日食躍進チェーン大会」。
厳密な意味でのボランタリーチェーンとして、
日本最高レベルにあり、しかも最大。
その年次大会。
毎年に1回開催される。
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その変わらぬスローガンは、
「和を以って貴しと為す」

今回は、第9次5カ年計画の第5年度目。

会場は、台場のホテルグランパシフィックLE DAIBA。
地下1階のパレロワイヤルには、
1000名を超える参加者が一堂に会する。
左翼に赤い軍団の全日食チェーン加盟店の皆さん。
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右翼から中央に、
メーカーや卸、マスコミなどスーツ姿の参会者。
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そしてこの会の特徴だが、
正面ひな壇の両サイドには、
来賓の方々が数列並ぶ。
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いわば、来賓者と参会者がお見合いの形になる。

来賓の方々にとってはちょっとつらい。
しかし、これが、意外な一体感を醸し出す。

チェーン大会は3部構成。

第1部は、記念講演会。
今回は、川口淳一郎さん。
独立行政法人宇宙航空研究開発機構シニアフェロー、
宇宙科学研究室宇宙飛翔工学研究系教授。
「『はやぶさ』が跳んだ人類初の往復の宇宙旅行、その7年の歩み」
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難しい話かと思ったら、これが意外にも分かりやすい。
小学生の子供たちにも理解できるように、川口さんは話す。
これ、スピーチではとても大事なこと。
ただ、駄洒落がお好きで、
これは座布団を差し上げるほどではない。

第2部がメインの躍進チェーン大会。
大会会長の齋藤充弘さんのあいさつ。
全日本食品㈱代表取締役社長。
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5カ年計画の最終年度を迎え、
「準備は整った。
本部・加盟店が一体となっての実践の徹底こそが
真の価値を生み出す時代に突入する」

このスローガンのもと、
加盟店情報武装化の徹底、
小商圏対応型の小型食品スーパーの展開など、
5つの施策を打ち出した。

来賓祝辞の目玉は、
今年も小泉進次郎衆議院議員。
弁舌さわやか。
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最後は大会宣言。
飯塚晋一さん。
ジュニアボード茨城会議前会長。
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飯塚さんは、東日本大震災で潮来の店を失った。
愛車を売却し、フォークリフトを購入し、
自力で1年後に店を再オープン。
商人としての使命と全日食チェーン同志からの支援。
被災からの復活・再生を誓った力強い宣言だった。

第3部は祝賀会。
設営のための幕間には、
ホワイエで恒例の弦楽四重奏。
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そして新製品の試食会。
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そして祝賀会。
田中彰さんも、急きょごあいさつ。
全日食チェーン商業協同組合連合会会長。
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赤いブレザーが誰よりもよく似合う。

乾杯の前に、功労者の方々のご紹介。
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全日食チェーンを支えてくれたメーカー、卸売業、
行政、団体の会長や相談役、顧問の皆さんが勢ぞろい。
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その大先輩たちを前に、
乾杯の音頭をとったのは加藤和弥さん。
加藤産業㈱社長。

1人壇上で、先輩たちを前に、
本当にやりづらそうだった。

そして後は、懇親につぐ懇親。
写真で紹介しよう。

まずは、乾杯の音頭の加藤さん。
ご苦労さまでした。
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㈱不二家社長の櫻井康文さん。
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私のブログの愛読者だそうで、
心から感謝。

㈱エコス会長の平富郎さんと、
日本卸売協会理事長の宮下正房さん。
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三菱食品㈱の皆さん。
左から中野勘治会長、廣田正特別顧問、中嶋隆夫専務。
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第一屋製パン㈱社長の細貝理栄さん。
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国分㈱会長兼社長の國分勘兵衛さん。
右はコーネル・ジャパン3期生の千木良治さん。
関東支社第一営業部長。
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國分さんには、アメリカのA&Pが始まった当時、
国分が商品を提供していたのではないかという仮説を話した。

㈱明治屋の磯野計一さん。
取締役相談役。
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中締めはキリンビバレッジ㈱社長の首藤由憲さん。
万歳三唱で締めた。
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その首藤さんを囲み、
齋藤さん、中嶋さんと。
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最後の最後は、田中彰さん。
皆さんに囲まれている田中さんだから、
一番最後にごあいさつすることにしている。
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会場照明を落としていると、
赤いブレザーはひときわ朱色に染まる。

その代り皆さんの顔も、私の顔も、
黄色や朱色に染まってしまう。
ご勘弁を。

全日食チェーンは、
食品スーパーマーケットのボランタリーチェーンだ。

「多様化の大波」が押し寄せる今、
中小の地域商業が「和の経営」を目指す。

これだけでポジショニングは明確だ。
そのポジショニングをいかに際だたせるか。

齋藤充弘さんの「準備は整った」は、
詰めのアウトスタンディングをするだけだ、
という意思表明である。

<結城義晴>

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