党首討論、野田の勝ち。
安倍タジタジ。
党内はまとまっていないが、
総理大臣の専権事項で、
3日後の解散を決断した野田。
その決断に、
安倍は口だけ批判しながら、
体は後退りした。
万一、自民党が衆議院選で勝っても、
安倍晋三の総理はない、と感じた。
そうするといったいどうなるのだろう。
とは言っても、かくて、
明後日の16日、衆議院解散、
来月4日公示、16日投票。
そして現在憲法違反とされる衆議院の定数削減は、
来年の通常国会までに実現する見通し。
この後、日本国の首相であり続けるか否かは不明だが、
野田佳彦、最後の舞台は見事だった。
いずれにしても、
日本の政治もスピードアップして、
軸が回転し始めた。
そして女優・森光子、逝去。
享年92。
ご苦労様、ありがとう。
サッカー・サムライジャパン、
オマーンに2対1で勝利。
こちらも一応、
ブラジル・ワールドカップ出場の目途が立った。
さて今日も湯河原、
第2回商人舎ミドルマネジメント研修会。
その2日目。
湯河原の海は穏やか。
暖かい1日の始まり。
朝の食事は1日の元気の素。
皆、朝風呂の後の食事は美味しいに違いない。
会場には早くから受講生の姿が。
理解度テストの前の最後の準備。
昨夜は遅くまで自習室で復習をしていた。
それでも直前までテキストの目を通す受講生たち。
そして30分間のテストの開始。
今回も一斉にペンの音が会場に響く。
ペンの走る音を聞いていると、
この研修会を開催していることに、
意義と醍醐味を感じる。
感動する。
テストはほとんどすべて記述式。
そして理解度テスト終了。
受講生たちの笑顔とため息。
この瞬間も、いい。
社会人になってからのテスト。
新鮮なものがある。
答案用紙を回収してから、
この研修会で理解度テストを実施する意味を、
あらためて私から説明。
2日目の午前の講義は鈴木哲男先生。
鈴木先生の講座は、
52週マーチャンダイジング、
プロモーション、
ストアコンパリゾン。
さらに年末対策の緊急特別講義。
都合、4時間の熱演。
一つひとつの業務の概念を、
分かりやすく、具体的に定義した上で、
コンセンサスをつくりながら実行していくのが鈴木流。
つまりリテール・エンジニアリングの手法。
科学的・論理的で、島も実践的。
いつもながらいい講義だった。
11月30日に、
新刊『52週マーチャンダイジング実践編』が出版される。
コープ出版刊。
楽しみな本だ。
そのあとは白部和孝先生の計数講義。
情報と計数と計数管理の概念を、
分かりやすく解析してスタートした講座は、
在庫管理と人時管理の計数問題を、
解いては回答を出すという実践形式で進んだ。
電卓を使った実践的な実習もあり、
おおいに盛り上がった。
電卓を打つ手はなれたもの。
最前列には、今回、紅一点の東尾里江さん。
㈱万代人事部教育チームマネジャー。
2時限の時間を大きくオーバーするほど、
白部さんも乗りに乗って話してくれた。
鈴木さん、白部さんに感謝。
その白部先生と鈴木先生。
おふたりも久しぶりの再会。
3人で記念撮影。
みんな、満足そうな顔。
ありがとうございました。
鈴木先生は、マーチャンダイジングとプロモーション、
さらに競合店対策やストアコンパリゾン指導の第一人者。
白部先生は、藪下雅治先生が引退された後の、
日本の計数管理の第一人者。
おふたりとも、押しも押されもせぬトップ指導者。
商人舎ミドルマネジメント研修会も第2回となると、
そんな第一人者の先生方の連携が図られてくる。
もちろん3日目に登場の高野保男先生とも、
密な連携が図られる。
例えば、白部先生は、講義の最後の方で、
計数の観点から人時生産性の問題を出して、
受講生にそれを解かせた。
これは高野先生の作業問題とレイバースケジューリングに、
美しくつながっている。
商人舎ミドルマネジメント研修会は、
講師陣がそれぞれに勝手に、
持論を展開するものではない。
全講師陣が、
知識商人を養成し、
商業の現代化を図るという意思に燃える。
本当に、ありがたいことだ。
(つづきます)
<結城義晴>