Everybody! Good Monday!
[2012vol48]
2012年第48週です。
11月最終週。
あと4週間で今年が終る。
泣いても笑っても4週間。
勤労感謝の日からの三連休、
12月年末商戦の前哨戦。
いかがだっただろう。
どの店も全力を挙げて、
健闘しただろうと想像しつつ、
その健闘をたたえたい。
そして、今週末から、
もう12月。
11月は新店のオープン、
店舗リニューアルなど、
ずいぶん多かった。
そんな店店も健闘をたたえたい。
しかしこんな歌がある。
改装に華やぐ店舗
客寄せの苦肉の策と知りて寂しも
〈日経歌壇より 山口・宮田ノブ子〉
顧客に見透かされてしまってはいけない。
この12月商戦こそ、
顧客と正面から向き合いたい。
それにしても忘れてはいけない。
寒い冬が来る。
津波なき港はよけれ秋の潮
〈日経俳壇 石巻・石の森市朗〉
図書館の柱のひびは
昨年の三月十一日の悲しみ
〈同 仙台・岩間啓二〉
東日本大震災。
5段階のステップがあったはず。
第1に救助、
第2に救済、
ここまでは済んでいるはず。
第3の復旧も所によってはいまだなされていない。
復旧とは元に戻すこと。
第4の復興や、
第5の振興は、
はるか先のこと。
町によっては市によっては、
企業によっては、
復興段階が着々と進んでいる場合もある。
しかし全体としては、まだまだ。
その前に総選挙になってしまった。
こんどの衆議院総選挙。
「政党・政策・人物」で選ぶ。
政党を見切り、政策を知りつくし、
人物を読み切って、
私も必ず、選挙権を行使する。
小売りサービス業に従事する人々にとっても、
今回の選挙はとりわけ大事だ。
選挙に行こう!
投票しよう!
年末商戦の忙しい時でも、
公示日翌日から選挙期日の前日までの期間に、
選挙人名簿に登録されている市区町村と同じ市区町村で、
期日前投票することができる。
公示は12月4日(火曜日)。
店で働く人たちは、
12月16日の日曜日の投票日に、
選挙に出かけてゆくことができないかもしれない。
しかし期日前は11日間ある。
是非とも、
選挙に行こう!
投票しよう!
会社も店も、
従業員の期日前投票には、
積極的に協力してほしい。
私は政治と宗教は、語らない。
個人の問題だから。
これは倉本長治先生、渥美俊一先生の教え。
しかし選挙権の行使は、
国民の権利であり、義務である。
国民としてしっかりした商人であってほしい。
良き商人である前に、
良き人間であれ。
〈倉本長治〉
そのために投票してほしい。
そして自分が投票した政党、人間が、
どんな言動、どんな活動をするかを、
見定めてほしい。
投票しなければ、
見定めることも、
曖昧になる。
それが大事なこと。
ただし、私が、現在の日本の政治に対して、
一番強く感じていることは、
長期政権が、腰の据わった、
一貫した政治をしてほしいということ。
だから今回の国民の選択を、
最重視する。
そして決まったからには、
その政権を、
どんな政党であっても、
責任をもって支援し続けねばならないと思う。
必ず、国民の選択は正しいと信じたいし、
国民に選択された政治家たちは、
正しい政治をしてくれると信じたい。
だからこそ一人でも多くの商人が、
選挙権を行使してほしい。
これまで投票しなかった層が、
キリリとした姿勢で投票すれば、
世の中は変わると思う。
政治への無関心、無接触が、
国をここまで弱らせたのだと思う。
選挙に行こう!
投票しよう!
さて昨日の日曜日は、
立教大学で、
ビジネスデザインフォーラム2012が開催された。
キャンパスに行ってみたら、
立教学院諸聖徒礼拝堂(チャペル)で、
ちょうど結婚式をやっていた。
チャプレンを囲んで、
聖歌隊。
花嫁のウェディングドレスはいつも清楚。
私はビジネスデザインフォーラムへ。
主催は、立教大学ビジネスデザイン研究科と、
立教大学ビジネスデザイン研究会、
およびビジネスデザイン立教会(OB・OG会)の共催。
会場は、立教大学池袋キャンパス8号館8101教室。
第一部は、「MBA修了後のキャリアと活動」。
ビジネスデザイン研究科修了生による講演。
タイトルは「チャレンジングを楽しむ生き方」
千葉豊さん。
Shamrock Partners Pte Ltd
Managing Director。
寺内 理恵さん、
森永製菓㈱冷菓事業本部冷菓企画部
マーケティンググループ。
青浩司さん、
㈱NEXDG代表取締役社長。
第二部は、経済産業省の三原龍太郎さん。
「日本のクリエイティブ産業とクール・ジャパン政策」
慶應義塾大学SFC研究所上席所員でもある。
この講義、とてもよかった。
英国トニー・ブレア首相が始めた「クール・ブリタニア」に発想を求め、
ポップカルチャーから日本テクノロジー製品、
さらに伝統文化などまでを対象として、
世界進出促進、国内外への発信などの政策を、
経済産業省が企画・立案・推進している。
経済産業省には「クール・ジャパン室」が設置され、
「クール・ジャパン戦略」を策定。
文化産業の海外展開支援、輸出の拡大など、
官民一体の事業も展開されている。
図はその「新しい連携」のコンセプト。
三原さんは最後に質問にも答えてくれた。
「おまえたちはビジネスセンスがない、と毎日言われている。
経済産業省にも、このプロジェクトにも、
センスあるコンサルタントが協力してくれている」
三原さんは謙虚に語った。
セミナー終了後は、
懇親会。
会場は第一食堂。
乾杯の音頭とあいさつは私。
その後、懇親。
結城ゼミのOB・OGと現役。
内田憲一郎君、児玉桜代里さん、猪股信吾さん。
内田君は、現役で、
今回のフォーラムの裏方を一手に引き受けて奮闘。
ご苦労様。
児玉さんは、明星大学経営学部准教授、
猪股さんは理論家のITコンサルタント。
ありがとう。
最後は、例によって、
立教校歌斉唱。
第一食堂の宴は愉しかった。
クール・ジャパン政策も、
日本の良さをクローズアップするという発想に基づいている。
われわれはもっと自信を持たねばいけない。
総選挙も、
われわれが投票して決めた政党・政治家に、
自信と誇りを持ちたい。
そんな人物を選びたい。
きっぱりと。
それが私たちの生きる道だ。
では、みなさん。
今週も。
Good Monday!
<結城義晴>