Good Monday! Everyone!
[2012vol50]
2012年も第50週。
50週はなんとなく、
区切りのようにも感じられるが、
実はそうでもなく、
1年間は52週。
13週ごとのクォーター(四半期)が4回で52週。
だから50週というのは逆に中途半端。
こういったこと、よくあります。
私たちは10進法でものを考えることに慣れているけれど、
コンピュータは2進法だし、
時計は12進法。
ウィークリーマネジメントは、
7進法と13進法。
それが7×52と1日の1年間となっているから不思議。
その今週は第50週。
来週日曜日の12月16日は、
第46回衆議院総選挙。
「総選挙」は、英語ではGeneral election。
「総員改選」の意味。
日本の衆議院やイギリス下院で行われる。
480議席の総員が改選される。
それだけ重要な選挙となる。
だから、
選挙に行こう!
投票しよう!
今月の商人舎標語は、
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」
現時点は「早仕掛け」の最中。
クリスマスだけでなく、
歳末も仕掛けておくこと。
もちろん年始に対しても早仕掛け。
総選挙も商売においては、
テーマ資源。
それから12月13日はすす払いの日、
転じて大掃除の日。
今週の気分は「大掃除」か。
落葉焚(おちばたき)昨日も今日も灰となり
〈朝日俳壇 安城市・稲垣雄二〉
そして、年賀はがきの受け付けは、
毎年12月15日から。
おわりも決まっている。
翌年1月7日まで。
百歳の恩師へとまづ賀状書く
〈日経俳壇 沼津・岩城英雄〉
今週はそんな年末の出来事が集中して、
歳末を盛り上げる。
この気分、忘れてはいけない。
そのうえで16日の日曜日、
総選挙。
月刊『食品商業』のロングセラー特集。
『このまま使える販促企画書』。
私が編集長のときに始めた毎月連続特集。
まだ続いている。
その2012年12月編で、
盟友の鈴木國朗さんが、
今週のライフスタイルを書いている。
「年末年始の必需品の予約や買い物を始める。
気温も下がり、何かと忙しく体調を崩しやすい。
忘年会やお疲れ様会などが開かれ、慌ただしい」
その通り。
「今日も一日、慌てず、急げ!」
結城義晴の標語。
冬という一本の木を愛しけり
〈朝日俳壇 三郷市・岡崎正宏〉
さて一昨日の夕方。
立教大学大学院・結城ゼミ3期生とそのグループで、
東京ステーションホテルへ。
その施設内の視察見学とディナー。
東京駅丸の内のドームは今や、
観光のメッカ。
ホテル受付は、丸の内南口から通ずるところ。
実に丁寧にご案内くださった豊泉遼平さん。
日本ホテル㈱オペレーション部ゲストリレーションズ。
東京駅丸の内側駅舎で営業。
ホテル部分の1915年(大正4年)完成、創業。
駅舎建物は赤レンガ造りで辰野金吾の設計。
東京駅改装後に営業を再開。
休館前に約50室だった客室が150室と増加。
丸の内駅舎は4万3000平方メートルが改装された。
ホテルは2万0800平方メートル。
駅舎の三階部分の客室通路。
壁にゆかりの品が展示されている。
これは松本清張の『点と線』。
清張はかつて、このステーションホテルを愛用。
部屋は2033号室だった。
3階の小部屋に展示があって、
ドームを見下ろすことができる。
高くて広々とした天井。
その壁面欄間。
見下ろすと地上部分。
壁面には鷲のレリーフ。
正面アーチには豊臣秀吉の兜のキーストーン。
ここで全員で記念写真。
その後、ロイヤルスイートルームへ。
173平方メートル、一泊80万円。
皆さんも、どうぞ。
私たちは次に高価な1泊35万円の部屋を見学。
メゾネットタイプで、
広い応接室。
応接セットの前で、また、
記念写真。
4人掛けテーブルセット。
執務デスク。
ここで、全員、
大正時代の文豪のように気取って、
またまた記念写真。
バスとトイレもシックで豪華。
アメニティはブルガリで揃えてある。
メゾネット方式の2階へ。
階段を登るとベッドルーム。
シモンズのベッドとみると、
寝ころびたくなる。
窓の外にはJR路線とはとバスの群れ。
駅舎の丸の内側に面して並ぶパレスサイド81室、
クラシックタイプ29室、
室内2階建てのメゾネット7室、
スイールーム4室、
ロイヤルスイートルーム1室、
合計150室。
最安値は23平方メートルのクラシックタイプ、
3万30円(消費税サービス料込み、宿泊税別)。
ただしルームチャージなので2人で泊まれば、
1人1万5000円。
地下1階には、スパ。
最後に4階の朝食会場。
これが贅沢で素晴らしい。
いまのところ、宿泊者が朝食をとるだけの部屋。
赤煉瓦のメインダイニングの前で、
記念写真。
そしてディナーは、「ブランルージュ」。
70席と合計26席の個室3室。
その1室で、よく吟味されたフランス料理。
そして最後の記念写真。
東京ステーションホテルを堪能した。
古いものをイノベーションによって、
新しくする。
東京ステーションホテル。
実に良くできていた。
ピーター・ドラッカー先生の言葉。
「仕事が出来る者は、集中する。
集中するための原則は、
生産的でなくなった過去のものを捨てることである」
「過去を捨てなければ、
明日をつくることは出来ない」
「あまりにわずかの企業しか、
昨日を捨てていない。
あまりにわずかの企業しか、
明日のために必要な資源を手にしていない」
生産的でなくなった過去のものを捨てる。
何が残るか。
生産的な過去のもの。
それが「文化」である。
明日につながる昨日のもの。
それが「文化」である。
東京ステーションホテルは、
その意味で「文化」そのものだ。
そんなことを感じて、
豊かな気分になってきた。
80万や35万の部屋には、
泊まることはないだろうけれど。
では、みなさん。
Good Monday!
〈結城義晴〉