今日は㈱プラージュ社長の磯浩一郎さんを迎えて、
商人舎の新業態開発会議。
これまでにないものをつくる。
プラージュは商人舎のサイトをつくり、
維持運営してくれている。
磯さんは誠に頼りになるITプロフェッショナル。
2カ月後に、
成果は表れる。
劇的に。
乞う、ご期待。
その後、㈱ロピア専務の高木勇輔君来社。
ロープライス・ユートピアを志向する。
私は、いわば勇輔君の後見役。
その勇輔君、3月1日に、
代表取締役に就任する予定。
おめでとう。
深いご縁を得て、
しかも勇輔君が経営者として優れた資質を持つことを、
早くから見抜いて評価し、
陰ながら支援している。
もちろん私は公正無私。
そのうえでの精神的支援。
いくつかの人生の問題の相談に乗り、
背中を押して、元気をつける。
全ての判断は、
勇輔君が自分で下す。
この関係、とても良い。
ちょっと大げさな言い方をすれば、
ジャック・ウェルチとピーター・ドラッカーの関係。
私はこんなリレーションを理想としている。
話が終って、本にサイン。
まず右手で、
万年筆で相手の名前を書く。
それから左手で、
筆で、心を込めて、
言葉を書き込む。
31歳の高木勇輔。
良い経営者になって、
大いに社会貢献してほしい。
さて、ローソンの「年収3%アップ」が、
いろいろなところで話題にあがっている。
今年2013年度から、
ローソン、九九プラス、ローソンHMVエンタテイメント、
3社の全社員5120人のうちの、
20歳代後半~40歳代正社員約3300人。
彼らの年収を年2回の賞与で、
平均3%、15万円引き上げる。
特に子供がいる社員には手厚く分配。
業績や査定により決まった金額に上乗せする。
その割り増し分は4億円程度。
しかしローソンの2012年度の連結純利益は、
前年度比34%増の334億円で、
過去最高。
きっかけとしての今年度は、
誠につじつまが合っている。
この施策が好結果をもたらし、
来年度の純利益を押し上げ、
それがまた社員年収を引き上げる。
それが一番いい。
私はこの「好循環」こそ、
会社にとって最も大切なものだと思っている。
逆のスパイラルに入ると、
会社が利益を上げるために、
あらゆるコストを削減する。
人件費をまず下げる。
そうすると、社員・従業員の意欲が減退し、
結局、売上げも利益も激減する。
この悪循環に陥ると、
取り戻しは難しくなる。
ローソンは好循環のスパイラルに入ろうとしているが、
一方、悪循環の入り口に立つのが、
日本マクドナルドホールディングス。
2012年12月期、
フランチャイズ店を含めた全店売上高は、
前期比マイナス1.0%の5298億円、
連結売上高は前期比3%マイナスの2947億円、
経常利益は14%マイナスの237億円。
9年ぶりに3000億円を割り、
既存店売上高も3.3%マイナス、
そして7年ぶりの経常減益。
原田泳幸会長兼社長のコメント。
「目先の経営ばかり集中しすぎたことが、
売上げを落とした一因」
60秒無料券キャンペーンも不発。
これは私の1月23日ブログの指摘通り。
四半期決算という「目先の経営」に集中し過ぎて、
本来の強みを忘れると、
日本外食産業のトップリーダーも、
悪循環のもがきに陥る。
高木勇輔君のロピアも、
「目先の経営」に目を惑わされず、
「10年先の経営」を目指してほしい。
それは全ての企業に、
共通していること。
もちろん新業態開発を志向する㈱商人舎においても。
以って自戒とすべし。
〈結城義晴〉