ジジです。
ユウキヨシハルさんの家にいます。
空もようが、へんです。
「黄砂」でしょうか。
土の色に、くもっています。
ベランダには、
春の花がさいたというのに。
ボクはいえのなかで、
あそんでいます。
おねえさんのスノーボードのバッグのなか。
ここがすきなんです。
おとうさんは、きのう、
rikkyoへ。
イチョウはげんきでした。
さいごに、サプライズ。
おおきなケーキがでてきました。
おとうさんはみんなに、報告しました。
「今週、ジジの誕生日でした」
ボクに、おみやげ?
ざんねんながら、
ありませんでした。
でも、3月7日は、
ボクの8回目の誕生日でした。
かあさんは、ミント。
とうさんは、ジンジャー。
とうさんのおなかのところにいるのが、
ボクです。
それから姉妹たち。
ボクはみつごでした。
いちばん左がボクです。
そしてうまれたばかりのボク。
「誕生日は、母と父に感謝する日」。
ユウキヨシハルのおとうさんが、
いつも、いっていることです。
ボクもミントかあさん、ジンジャーとうさん、
そしてユウキヨシハルのおとうさんに、
かんしゃします。
こんなにおおきくなりました。
ありがとう。
こころから、
ありがとう。
〈『ジジの気分』(未刊だけどいつか写真集)より〉