ボストン・マラソン爆破テロ事件。
死傷者170人以上。
こちらのテレビでは、
これでもかと映像を流している。
現地では市民に外出禁止の指示が出ていたが、
容疑者兄弟は兄が銃撃戦の末、死亡。
弟は身柄を拘束された。
容疑者はツァルナエフ兄弟。
ロシア・チェチェン共和国出身。
バラク・オバマ米大統領のコメント。
「まだ答えが出ていない疑問はたくさんある」
国民は一斉に喪に服した。
あちこちで、半旗が掲げられた。
客数の少ないアルバートソンでも。
星条旗の半旗。
心から、合掌。
ところで、コストコ。
すぐに星条旗を売り場に並べた。
2001年9月11日の同時多発テロの直後も、
アメリカの小売り店頭では、
一斉に星条旗が売り切れた。
テロに対して、
アメリカ合衆国国民は、
星条旗を掲げ、一体となって、
闘う姿勢を示す。
ウォルマートのメンバーシップホールセールクラブ、
サムズ・クラブ。
コストコに負けずに星条旗を販売。
主通路のエンド。
コカコーラのボリューム陳列と、
星条旗のプレゼンテーション。
アメリカを象徴する絵柄。
星条旗は1本27ドル88セント。
そして見事に星条旗は、
たなびいている。
扇風機が下から風を送る。
しかし下からだけでは、
大きな星条旗は、
こんなにひらめかない。
主通路反対側からも、
扇風機で風を送っている。
49ドル98セント。
この風を送っている扇風機は、
星条旗売場の対面の扇風機売場エンドの上段の、
サンプル陳列。
お見事!
さすがに創業者サム・ウォルトンの名前をとった店。
サムズ・クラブ。
ここでは、コストコから一本取った。
喪に服しているときにも、
商売を忘れない。
いや、商売の力で喪に服す。
それがほんとうの商人だ。
私はこのサムズの売場、
大好きだ。
ダラスでの充実した研修を終え、
私たちはサンフランシスコへ。
3時間のフライト。
時差が2時間。
ベイエリアの灯りが見えてきた。
ダラスの予想外の寒さと疲労とで、
私はちょっと熱がある。
いま、午前3時半。
もう寝ます。
おやすみなさい。
そのまえに、再び合掌。
〈結城義晴〉