商人舎magazine。
結城義晴帰国記念サービスで、現在、
デジタルブックリーダーを、
無料公開しています。
紙の『月刊商人舎』と網の『商人舎magazine』、
その融合。
それが㈱商人舎が提供する
新しいジャーナリズム。
この紙の『月刊商人舎』は、
網の『商人舎magazine』内でも、
デジタルブックリーダーで、
ページをめくりつつ読むことができる。
もちろん
年間〈本体価格1万8000円+税〉を払って、
購読者にならねば読むことはできない。
それをプレ創刊号の4月号では、
無料で見ることができる。
商人舎magazineの特徴は、
IDとパスワードを、
1冊当たり5人に提供すること。
従って、1人当たり年間3600円、
1人当たり月間300円の購読料となる。
月に300円。
そのデジタルブックリーダー無料公開中。
プレ創刊号だから、
結城義晴の主張を込めさせていただいた。
主張したいこととは、
「ポリティカル・マーチャントたれ」。
尊敬する故渥美俊一先生の反省。
「チェーンストア産業づくりの過程で、
政治的活動を軽視してしまった」
「士農工商」の序列を引っ繰り返すには、
ひとり1人の商人が、
政治的な見識を持ち、
行動しなければならいと思う。
「政治的商人」、
すなわちポリティカル・マーチャント。
「政商」ではない。
政商とは政府や役人と癒着して儲ける商人。
ポリティカル・マーチャントは、
国民として正しく政治に参画し、
社会のために明確な主張をする商人。
前にも書いたが、
ファーストリテイリングの柳井正さんが、
『現実を視よ』という本を書いたが、
これはポリティカル・マーチャントの態度のひとつだ。
儲けることしか考えない、
儲けることしかできない商人は、
21世紀の時代には尊敬もされなければ、
存続もできない。
安全安心、環境、地域、教育、
産業構造の在り方などなど。
それらに自分なりの考察をつづけ、
自分なりの見解を持つ。
そういえば、
ファーガル・クインさんは、
上院議員だった。
アイルランドのスーパークイン会長。
まさに、ポリティカル・マーチャントだった。
そういった思いが『商人舎プレ創刊号』には、
強く込められている。
デジタル・ブックリーダーで、
『月刊商人舎』をお楽しみいただきたい。
『商人舎グランド創刊号』は、
5月10日発売。
鋭意、編集中。
最も重要な営業政策の特集を準備中。
乞う! ご期待。
そして読者大募集中。
その網の『商人舎magazine』、
今日のWeekly商人舎は、
毎週木曜日の「林廣美の今週のお惣菜」。
「お肉たっぷり大盛りミートソース」。
Daily商人舎は、
2本の結城義晴ピックアップニュース。
①西友PB「みなさまのお墨付き」500品目を追加
②ユニクロ、メルボルンSCに出店、海外14カ国目
毎日、更新する商人舎magazine。
Monthly、Weekly、Dailyの3要素を持つし、
「フォトギャラリー」と「データ」の資料ページも、
徐々に充実していく。
よろしく。
さて今日の結城義晴は朝から大忙し。
まず10時から、
国際電話会議。
来月5月31日(金)開催の、
「リテールセミナー2013」の打合せ。
サブタイトルは「在庫と小売りを科学する」。
通称『ハーバード・リテール教室』
日米欧の最新情報を、
半日セミナーで紹介するという内容。
経営トップを対象にした招待セミナー。
電話会議は、セミナースピーカーがそれぞれに、
主催者のゴードン・ブラザーズ・ジャパンへ電話をつないで、
ミーティングを行うというもの。
アメリカから参加したのは、
アナンス・ラーマン教授。
ハーバード・ビジネス・スクール。
ラーマン教授は小売りビジネスにおける
サプライチェーンマネジメント、
オペレーショナルマネジメント、
インベントリー・コンロール研究の第一人者。
「リテール・サプライチェーンとインベントリー」をテーマに
在庫コントロールのノウハウと、
米国流通業の最新事例を話してくれる。
日本からは、
㈱ジョイフル本田社長の矢ヶ崎健一郎さんと、
私、結城義晴が参加。
矢ヶ崎さんは同社の在庫・物流戦略を語ってくれるし、
私は日米チェーンストアの最新動向と、
現在、最も重要と考えているポジショニング戦略を、
存分に述べるつもりでいる。
会議の進行と通訳は、
ゴードン・ブラザーズジャパンの
増田春彦社長が務めてくれた。
電話会議は約1時間。
お互いの自己紹介に始まり、
セミナー当日の発表内容を確認し合い、
さらには、日米小売業の質問をぶつけあった。
英語で議論されたこともあって
集中しなければならず、
本当に疲れた。
でも充実した1時間だった。
この「ハーバード・リテール教室」は、
今回初めて開催されるものだが、
私は企画段階から参加し、
全面協力している。
すでにチェーンストア企業のトップ、
関係する卸、メーカーのトップの皆さんに、
招待状が送られている。
まだ、返事をいただいていない方がいる。
ぜひお急ぎください。
いいセミナーにします。
是非、ご参加ください。
昼食を終える間もなく、
午後は㈱紀文食品の面々が来社。
はじめは、販促カレンダー企画へのアドバイス。
右から、営業推進室営業販促部部長の福本篤英さん、
執行役員社長室副室長の山本真砂美さん、
㈱豊珠興産LSI事業部チーフマネジャーの中尾崇司さん。
1時間半、びっしりと話し合った。
入れ替わるようにやってきたのが、
営業推進室の幹部の皆さん。
小売業の業態からフォーマットへの動き、
ポジショニング戦略の必要性などをレクチャー。
右から、執行役員室長の飯嶋雄次さん、
営業企画部マネジャーの鈴木博樹さん、
副室長兼営業企画部長の緑川善三さん。
そしてここでも山本さん。
今日は山本さんが大活躍。
腰を据える間もなく、
急ぎ、池袋の立教大学へ。
結城ゼミ5期生への研究指導。
足立幸一さんと塩田木綿子さん。
各自が研究テーマにそった文献を収集し、
先行研究を調査しだした。
このスタートが大事。
皆頑張ってほしい。
細野直樹さん。
アメリカから帰国したのが火曜日。
なんだか遠い昔のような気がする。
今週から来週にかけて、まだまだ忙しい。
『月刊商人舎』の取材やインタビューが目白押し。
講演も2本。
ありがたいことだが、
さすがに疲れがたまっている。
でも、ここが踏ん張り時。
「九州男児の肝っ魂をご覧に入れよう」
と、高杉晋作のように、
大見えを切ってみる。
〈結城義晴〉