商人舎からのお知らせ。
第1は「第3回ミドルマネジメント研修会」。
5月28日(火)~30日(木)開催。
今回は第1回同様、東京のベルサール西新宿。
上田惇生先生始め、鈴木哲男先生、高野保男先生、
白部和孝先生、そして結城義晴。
全員、さらにさらに良い研修会にしようと、
内容充実に研鑽しています。
結城義晴は、コミュニケーションや、
チームマネジメントに関して、
そして日本の小売流通業の官僚化に対して、
強い危機感を抱きつつ、
その組織硬直化から脱する方法を提示します。
お申込み、よろしく。
第2は、『商人舎magazine』。
『月刊商人舎』はデジタルブックリーダーで、
無料公開中。
今日のWeekly商人舎は、
常盤勝美の「2週間ウェザーMD予報」。
力の入った火曜日連載です。
Daily商人舎は、
Worldニュース、
「小売世界トップ企業 関心は海外よりもEコマース」。
よろしく。
さて今朝から、東京・大門。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱の役員会。
なんというか世の中は、
様々な思惑に取り囲まれて、
思いもよらない出来事が起こる。
それらに丁寧に、一所懸命に向き合い、
真摯に問題解決を図る。
それが経営であり、マネジメントだ。
昼食は東京プリンスホテル。
㈱プラネット会長の玉生弘昌さん、
カスタマー・コミュニケーションズ㈱社長の米倉裕之さん、
同取締役の川崎清さんらと。
毎月の役員会だが、
米倉さんのintegrityには、
いつも感心させられる。
その後、一時、横浜の商人舎オフィス。
月刊『商人舎』最終締め切りのオフィス。
殺気立って仕事している。
夕方、私は、池袋へ。
立教大学。
ずいぶん、日が長くなった。
名物の銀杏の木。
冬の間、きれいに刈り取られた枝に、
銀杏の葉が茂り始めた。
そしてキャンパスの木々にも、
緑の葉が実り始めた。
私はマキムホールへ。
5階の研究室と会議室フロア。
503号室は、
平浩一郎教授と結城義晴の研究室。
平先生は、ホテル・マネジメントの専門家。
コーネル大学ホテルスクール出身。
私たちの研究室の前の会議室502。
この部屋で、結城ゼミ。
ゼミが終って、書類に目を通して、
もう夜の9時。
エレベーターホール。
1階のネームプレート・ボード。
大学に来ると、
このボードの自分の名前のところのボタンを押して、
ランプをつける。
帰りにはランプを消す。
そのマキムホール。
そして立教名物の蔦の絡まる本館。
昨日もここに来た。
今日も来た。
今週土曜日も来る。
立教大学にはお世話になる。
大学院教授と㈱商人舎代表取締役社長。
二足の草鞋。
ありがたい。
超のつく忙しさだが、
それにも感謝しなければならない。
今日で終わる4月の商人舎標語、
「おかげさまで」。
そのとおり、
おかげさまで4月を終る。
ありがとう。
さて昨日の日経新聞のウェブ版の記事。
「ヤマダ電機、山田会長が社長復帰」
同社は山田昇会長が6月27日付で、
社長に復帰する。
山田さんは70歳。
一宮忠男社長は降格して副社長。
2人の副社長は専務に、
5人専務は常務に、
7人の常務は上席執行役員に。
オール降格。
理由は、3月期決算の減益。
連結純利益は前の期比62%マイナス。
株主と従業員に対して、
総懺悔。
ワンマン経営の特徴だが、
上場企業でありながら、
ファミリー企業のような思い切った降格人事。
これはこれでヤマダ電機らしい。
さて、今日の日経新聞、
「進化するコンビニ 新市場を拓く(上)」
主役はローソン。
セブン-イレブンに次いで業界第2位。
その共通ポイントカード「ポンタ」。
ポンタを使って、ローソンは、
CRMに取り組む。
カスタマー・リレーションシップ・マネジメント。
ローソンは、秋田市内で家々に「ポンタ」の入会案内を配布。
秋田県では168店のローソンがシェア首位。
対するセブン-イレブンは昨年5月から秋田進出。
ポンタはポイントカードだから、
1ポイント=1円の割引。
秋田県では全国に先駆け、5年前から、
購入データによる単品の売れ筋分析を導入。
ID・POSデータの活用。
人気商品の欠品減少、客数増加。
ポンタ利用率は全国トップの62%。
全国平均は45%。
セブン-イレブンのトータルシステム力に対して、
ローソンのポンタは顧客との密着によって対抗。
これはコンビニの競争方法。
スーパーマーケットでは、
巨大企業の規模と低価格の論理に対して、
ポンタ同様のポイントカードの顧客分析で、
顧客との密着を図る。
先週訪れた山梨のオギノも、
今週の埼玉県・首都圏のヤオコーも、
フリークエント・ショッパーズ・プログラムで、
少子高齢化の時代の日本で、
顧客に近づこうとしている。
闘い方は一つではない。
いかにして顧客との距離を縮めるか。
そのことに知恵を絞る。
それが知識商人。
ナレッジ・マーチャントの時代到来を強く感じる。
〈結城義晴〉