その長所、利点、良さ。
第1に簡便性。
アメリカなどに来ていると、
いつでもスマートフォンで見ることができる。
もちろん日本でも同じ。
会議の時にスマホを見るのは、
これは礼儀に失するが、
それでも商人舎magazineの情報やデータを、
いつでも見ることができる。
第2に、記録性。
コンテンツは全部、データ化されている。
例えば、今、Monthly商人舎は、
『月刊商人舎』5月号がネットに掲載されているが、
そのページの右下には、
「月刊商人舎バックナンバー」のボタンがあって、
「2013年・5月」と出ている。
これを「4月」に変えると、
『月刊商人舎』4月号のページが出てくる。
1台のパソコンやスマホ、タブレットで、
これから先、ずっと『月刊商人舎』を見ることができる。
それはWeekly商人舎もDaily商人舎も、
フォトギャラリーやデータも同じ。
膨大なデジタル情報が、
蓄積されている。
これをデータベースと呼ぶが、
その記録性はすごい。
ちなみに今日のDaily商人舎。
二つのニュース。
①Food Lion、バナー転換・店舗改装を断行
ベルギーのスーパーマーケット企業Delhaize。
2011年売上高192億ドル。その改革の話。
②第1四半期GDPも4月消費マインドも改善
内閣府の16日の発表。2012年度、実質国内総生産GDPの新事実。
第3はそのビジュアル性。
カラー写真、カラー図解、
その巨大さ、詳細さ。
紙の雑誌に比べると、
これは圧倒的な優位性。
第4は経済性。
何しろ1カ月換算で1人300円。
流通専門誌の「価格破壊」。
しかもまだまだ改善の余地が、
おおいにある。
商人舎一同、
日々、改革・改善に邁進中。
ご愛読のほど、
遠く、アメリカ・ネバダ州の空の下から、
お願いしておきたい。
お申し込みは、
こちら。
さて昨日は、ラスベガス2日目。
朝食のあと、ホテルの会議室へ。
第1回セミナー。
3時間に及ぶ。
そのうち2時間半は、
事前テキスト・メインテキストを使って、
結城義晴の講義。
みんな朝から真剣な表情。
セミナーの後、10チームに分かれて、
視察・調査テーマの打ち合わせ。
ただ見るだけではいけない。
感じるだけでも足りない。
自分たちの頭で考え、判断する。
そのための科学的なデータを
収集しなければならない。
目指すのは、
私がいつも言っている「脱グライダー人間」。
しかもそれをチーム・マネジメントで、
体験する。
さて、バスに乗り込んで目的地へ。
今日は食品小売業の視察。
最初はホールフーズ マーケット。
視察の後、ケンドラさん(右)とスティービーさんが
インタビューに応じてくれた。
二人はこの店のマーケティング・チームに属する。
店ごとにマーケティング・チームを配置して、
地域コミュニティやカスタマーへの働きかけをする。
これがホールフーズの戦略。
ケンドラさんはチームリーダー。
広告宣伝や、地域イベント等の担当。
スティービーさんは料理学校出身のシェフで、
デモンストレーションを担当する。
生きいきとした表情で、
インタビューに答えてくれ、
ホールフーズの教育や人事、
チーム・マネジメントの実際、
そしてモチベーションやプライドを、
語ってくれた。
二人を囲んで写真。
ありがとうございました。
続いて、ボンズの「ニューライフスタイルストア」。
全米第2位のスーパーマーケット企業セーフウェイ傘下。
スミス・フード&ドラッグ。
こちらはスーパーマーケット全米第1位クローガーのバナー。
クローガーがどんどん充実し、
セーフウェイを引き離している。
このクローガーは、
ダンハンビーUSAの力を借りて、
CRMを展開。
それが店に如実に表れてきた。
そして、トレーダージョー。
もちろん最高のレベル。
ここでは店内を視察後、
マネージャーのステッフェンさんへインタビュー。
通訳は野秀二先生。
(株)JAC代表取締役社長。
売上高や人員体制など、
やり取りの中からくっきりと浮かび上がった。
それは『月刊商人舎』6月号の特集へ。
ステッフェンさんも、
実に率直に答えてくれた。
そのステッフェンさんと笑顔で握手。
全員で写真。
ありがとうございました。
今度は、ウォルマートのネイバーフッド マーケットへ。
ウォルマートのスーパーマーケットのバナー。
どんどん良くなっているし、
2015年には500店体制を築くと意気軒高。
最後は、フレッシュ&イージーを視察。
先日、イギリスのテスコは撤退を決めた。
この姿をもう見られないのかと思うと、
ちょっと寂しい気もする。
詳細はDaily商人舎に掲載されている。
しかし本当に不思議なもので、
撤退が表明されると、
店は活気づいてきて繁盛する。
私は、199店段階での撤退、
実にもったいないと思う。
300店まで我慢したら、
きっと収益が上がったに違いない。
経営には、ガマンも必要だと思う
この間、団員は、
視察店の商品戦略を全員で調査した。
10チームに分かれて、
青果、ミート、デアリー、グロサリーなど、
10カテゴリーを調査する。
カテゴリー別にPFグラフを作成し、
各社の商品価格戦略をそれぞれ、探っていく。
Pはプライス、Fはフェイシング数。
こちらはHBCチーム。
私も巡回し、
アドバイスする。
デアリーのグループは1ガロン牛乳を調査。
飲料カテゴリーはコーラか。
こちらも真剣な顔。
数店舗をまわると、皆、すぐに慣れてくるし、
チームワークもよくなる。
もちろん、店舗視察も真剣そのもの。
ウォルマート・ネイバーフッドでもカウント。
テスコの小型店フレッシュ&イージーでも調べる。
今日も充実した視察だった。
ありがとう。
感謝します。
夜は各自、自由行動。
私はリムジンに乗って、
ローストビーフの名店ロウリーズへ。
といっても、ご覧のとおり9人乗車で、
ぎゅうぎゅう詰めだったが。
レストランに到着して、記念写真。
ロウリーズに着いたら、
まずはBARで一杯。
それから、
この日曜日に結婚式を挙げる岡本あゆ子さんへの、
メッセージのビデオレター撮影。
Take5まで。
そして、出ました。
おいしいワインと、
パフォーマンスのついたサラダと、
絶品のローストビーフ。
プライムリブのローストビーフ、
ロウリーズカットをレアーで。
つまり最上級のプライム・グレード、
その部位はリブ、
調理法はローストビーフ、
容量はロウリーズカットの6オンス、170グラム、
それを血も滴るレアーで。
堪能した。
皆さんも、アメリカにきたら一度はためしてください。
日本にも東京・溜池にロウリーズ東京がある。
ラスベガス・ストリップ大通りを歩く。
べラージオの噴水ショー。
そして私たちのホテル。
フラミンゴ。
今日もながい長い一日、
疲れ切ったけれど、
充実していた。
朝に希望、昼に努力、夕に感謝。
(つづきます)
〈結城義晴〉