関東甲信地方梅雨入り。
常盤勝美さんからのMessage。
ウェザーMD第一人者。
梅雨入り初期は、
梅雨前線の活動が活発ではない。
だから意外にも、
曇や雨の天気が長続きしない。
特に来週は、
すっきり晴れる日が多い。
さらにカラリとした陽気となる。
「梅雨=曇や雨の日ばかり」
安直な考え方は、
この時期は危険。
ありがとう。
さて、第3回の、
商人舎ミドルマネジメント研修会。
略称「商人舎MMS」。
無事終了した。
受講生たちは健闘。
講義も、テストも。
仲間とのコミュニケーションも
一層深まった。
いい研修会だった。
その商人舎MMS。
場所は新宿・ベルサール西新宿大ホール。
2日目は、
昨日のブログで紹介したように、
朝8時半から理解度テスト第1回目を実施。
その後、9時から夜8時まで11時間、
びっしりと講義、講義。
はじめに鈴木哲男さん。
プロモーションとストアコンパリゾンの2講座。
鈴木さんは毎回、
受講生の真剣さを評価してくれる。
幹部候補生が参加しているからでもある。
話し手は聞き手の集中力に応えるように、
波に乗ってくる。
鈴木さんもこの日、
大量の資料を基に、
一気呵成、
現場の仕事の本質を話してくれた。
鈴木さんの次の講座は、
白部和孝さん。
シラベ・リテイル・システムズ代表。
鈴木さんとの久々の対面に、
お二人も、控室で話が弾む。
私も加わり、記念のショット。
白部さんの講義はもちろん、
計数の基礎と応用。
白部さんは、ミドルマネジメントに必須の計数を、
実際の計算指導も含めて3時限、指導してくれた。
トランプのマジックも披露。
私も引っかかってしまった。
そしてこの日も、
最後は私の講義。
まず、コミュニケーションとチームマネジメント。
他のセミナーでは語らない、
マネジメントの中核問題を解き明かす。
それからさらに、
フォーマットとポジショニング戦略。
こちらは持論。
話し終えて、午後8時。
長い長い第2日目が終わった。
でも受講生たちの一日は、
まだ終わらない。
自習室にはこの夜も、
復習する受講生たちの姿。
みんな頑張っていますよ。そして今朝、8時半、
第2回目の理解度テストがスタート。
30分間、集中する。
何十年ぶりにテストを受ける人もいるだろう。
この一瞬一瞬に理解度は飛躍的に高まる。
3日目の講義を担当してくださる高野保男さん。
私と高野さんも最後列で静かに準備し、
今日の出番を待つ。
もてる力を出し切った受講生。
テストを終えるとこの笑顔。
3日目にして、やっと、
緊張がほぐれたようだ。もうテストはない。
講義の前に、
前日の第1回目の理解度テストの総評。
100点満点が2人いた。
発表すると、どよめきが起こった。
午前は高野保男さんの講義。
「作業システムとレイバースケジューリング」2講座。
レイバースケジューリングの考え方、
秒単位の作業改善の重要さを、
動画を交えて、わかりやすく指導してくれる。
その動画に見入る受講生。
、
高野さんありがとうございました。
入れ替わるように
上田惇生先生もご登場。
上田先生は大病をされてから、
1カ月に1回の講演しかしない。
そのなかで、
商人舎ミドルマネジメントには、
毎回必ず、登場いただける。
ドラッカーの分身・上田惇生からは、
ドラッカー・マネジメントの神髄が、
これでもかと語られる。
「小売りサービス業で成功するのは簡単である。
1 やって来るお客がニコニコする店をつくる
2 働いている人がニコニコする店をつくる」
「マネジメントを構成する要素は二つ。
お客と働く人たち。
そのうえで、もうひとつ。
世の中にある社会的責任を果たす。
この三つであればいい。
「お客、働く人。社会」
上田先生とドラッカーの考え方は、
近江商人の「三方良し」そのものだ。
売り手良し、買い手良し、世間良し。
「仕事が文明をつくっていく。
哲学者、学者、軍人、役人が、
文明をつくっているのではない。
現場がつくっている」「みなさんが、
文明の担い手なんだ」
「私から言えるのは、
体を壊さずにということ」
受講生たちは一心に聴き入る。
90分間の講義を終えて、
質問を受ける。
その質問に上田先生は、
真剣に丁寧に答えてくださる。
受講生たちも、
自らが抱える問題を率直にぶつける。
3人が、質問というか、
抱える悩みを相談する場となった。
上田先生は3人に、
30分もかけて、
解答を述べてくれた。
そして、上田先生に、
スタンディングオベーション。
上田先生、ありがとうございました。
今年も2冊の本を執筆予定。
完成を楽しみにしています。
研修会最終講座は、
結城義晴の総括講義。
ミドルマネジメント諸君。
「自ら変われ!」
それが私の、
心からのメッセージ。
2泊3日のミドルマネジメント研修会。
成功裏に終了。
すべての皆さんに感謝。
一方、千葉県・海浜幕張。
駅を出て左に進むと、
イオンのタワーが2棟。
右のビルがイオンタワー・アネックス。
そして左奥のビルが本社の入るイオンタワー。
そのイオン本社を、今朝、
アナンス・ラーマン教授が訪問。
ハーバード・ビジネススクール小売業の専門家。
商人舎ミドルマネジメント研究会に続いて、明日、
待望のセミナーが開催される。
「Retail Seminar 2013」
在庫と小売を科学する。
通称「ハーバード・リテール教室」。
(株)ゴードン・ブラザーズ・ジャパン主催。
ゴードン・ブラザーズは、
動産担保融資(ABL)のコンサルティング会社。
とくに在庫を中心とする問題解決を専門とする。
ラーマン教授は、
小売業のサプライチェーン・マネジメントや、
在庫コントロールに対して、
数学的なアプローチで課題を解決する。
リテール・サイエンスの第一人者。
そして明日のセミナーで、
基調講演をする。
テーマは、
「リテール・サプライチェーンと
インベントリー」
明日の開催に先立って、
来日中のラーマン教授が、
イオン(株)を訪問して情報交換。、
日本の小売業第1位のイオングループと、
在庫管理における課題や、
その解決手法について意見交換。
小売業にとって、
在庫コントロールは万国共通の課題。
活発な意見が交わされ、
有益な時間となった。
最後に全員で写真。
右からイオンの面々。
福原多賀志さん、
イオンリテール(株)
在庫売変改革チーム・リーダー。
ストアオペレーション部部長の山下悟さん。
市毛久夫さん、
イオングローバルSCM(株)
事業開発統括部新事業開発部部長。
中村邦生さん、
イオンビッグ(株)
常務取締役商品統括部長。
西松正人さん、
イオンリテール(株)
取締役兼専務執行役員経営管理担当。
そして、アナンス・ラーマン教授。
その隣にゴードン・ブラザーズの面々。
まずニック・テイラーさん。
ヨーロッパ マネージングディレクター。
テーラーさんも明日のセミナーで講演をする。
テーマは、
「欧米における
余剰在庫問題解決手法の
発展と現状」
そして、
(株)ゴードン・ブラザーズ・ジャパンの人々。
CEOの増田春彦さん、
マネージングディレクターの堀池篤さん、
シニアアソシエイトの岸本真一郎さん。
私はこの場に同席できなかったが、
明日のセミナー、
みなさん楽しみにしていてください。
私のテーマは、
「日米小売業の最新動向と
ポジショニング戦略」
明日で5月も終わり。
忙しいけれど、
充実した2013年5月だった。
〈結城義晴〉