結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年05月24日(金曜日)

株価暴落の「泰然自若」と化け物級の経営者、そして価格コンシャス

今朝の日経MJに寄稿した。
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マーケティング・スキル欄。
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今回のラスベガスへの旅の帰り道。
サンフランシスコ国際空港のラウンジで書き上げて、
ギリギリでデスクの白鳥和生さんに送った。

それを実に上手に編集してくれて、
それがこの紙面になった。

感謝しておきたい。

朝、新聞を開いて自己満足していると、
㈱エコス会長の平富郎さんから、
直接、電話が入った。

「日経流通、読みました」
平さんは日経MJの古いネーミングを使う。

「久しぶりに、
ほんとうにいい記事だ」

これまた、ありがたいお言葉。

「まったく結城さんの言う通りだ。
厳しい時代だ」

それから、立て続けに、
ドラッグストアの投資が、
坪あたり20万円であるのに対して、
スーパーマーケットは倍の40万であること、
最終的にコストの問題が決め手になること、
この競争を「砥石」だと心得て、
切り抜けていかねばならないこと。

平さんが、
高揚していることが、
よくわかった。

「食品スーパーマーケット
受難の時代が続く」

私はこう、記事を結んだが、
平さんはそれを励みにして、
精神を高揚させて、
その問題に立ち向かう姿勢を見せてくれた。

平富郎74歳。

しかし、
こういった読み方こそ、
ありがたい。

書き甲斐がある。

その後、昼ごろ、来客あり。
西日本の雄㈱イズミの面々。
執行役員食品部部長の藤井洋二郎さん、
営業本部食品部デイリー課課長の矢野靖二さん、
そして精肉課課長の廣瀬伸作さん。
そこへ、昨日会ったばかりの人、
㈱ロピア代表取締役社長の髙木勇輔さん。
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みんなで写真。

商人舎はこんな商人が集まる舎(とねり)。
大いに喜ばしい。

イズミの創業者で現会長の山西義政さんは、
現在91歳で現役。
7時間の会議をこなすという。

イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さんは89歳、
セブン&アイ・ホールディングス名誉会長。
山西会長の二つ下。

イオン名誉会長の岡田卓也さんは88歳で、
ライフコーポレーション会長の清水信次さんは87歳。

ちなみに、
商人舎最高顧問の杉山昭次郎先生は86歳。

現役は山西さんと清水さん。

みんな、化け物級だが、
山西さん、すごい。

私、90歳を過ぎても、
現役を続けられるか。

ちょっと自信がない。

しかしその心意気、
あやかりたい。

さて今朝の朝刊。
朝日新聞の一面トップ記事のタイトルは、
「東証暴落1143円安
13年ぶりの下げ幅、円・金利も乱高下」
何だか朝日は嬉しそうだ。

一方、日経新聞の一面タイトルは、
「過熱警戒で売り増幅 
株急落、1143円安」

株価日経平均の終値は、
前日比7.32%安、
1143円28銭下がった。

こちらは警戒感丸出し。

日経は「アベノミクス相場」が、
「本格的な調整を迎えた」とする。

社説では、諭すように語る。
「市場の短期的な動きに振り回されず、
企業の成長力強化や政府の財政再建策によって
日本への信頼を保つ必要がある」

その通り。

企業経営において、
株価の乱高下には、
一喜一憂してはならない。

泰然自若がいい。

先の化け物級のみなさんは、
揃って泰然自若の人ばかり。

見習いたい。
あやかりたい。

さて今日の商人舎magazine。

Weekly商人舎では、
金曜日のWeekend News Summary。
「軽減税率調査委員会でチェーン協と新スパ、
意見分かれる?」
商人舎チーフエディター渋木克久が書く。

消費税増税のときに、
食品など生活必需品は、
税率を軽減されるのか。

Daily商人舎は、
「円安値上げの夏 製造業・小売業・消費者の心」

こちらは食品メーカーの値上げ情報。

Weekly商人舎の分析も、
Daily商人舎の記事も、
消費者が「価格に敏感」になる情報ばかり。

かくて、「価格意識」抜きの商売は、
あり得ないことになる。

もちろん、いつの時代も変わらないことだが、
とりわけ今年から来年に向けて、
それはあり得ない。

ただし価格意識が強いからこそ、
価格を超えた「価値」や「幸せ」の提供が、
強く求められる。

みなさん、それを忘れず、
週末へ。

いざ。

頑張りたい。

〈結城義晴〉

2013年05月23日(木曜日)

ダイエー村井正平新社長・ロピア髙木勇輔新社長と「品格の経営」

今日の商人舎magazine。
Daily商人舎の記事は、
「ダイエー新体制 イオンへの一元化で再建」

昨日の22日、
ダイエーの株主総会が開催された。
新聞各紙が報じたが、その中心は、
新社長に就任した村井正平さんの話題。

しかし『ビジネスジャーナル』が、
4月27日に報じた記事のほうに、
いいところがある。

村井さんは㈱イオンリテール前社長。
人員配置や在庫圧縮など経費削減を進めるとともに、
専門店事業開発をある程度成功させて、
総合スーパーの落ち込みに歯止めをかけた。

現在、イオン専務執行役。

超ベテランの川戸義晴さんに代わって、
「ダイエー再建の切り札」として赴任。

ジャスコ三木店の店長時代など、
ダイエーとガチンコ勝負をしてきた経歴を持つ。

だから、述懐する。
「ダイエーのオレンジ色の看板は憧れだった。
『店長はかくあるべし』と教わったのは
社内の先輩ではなく、
ライバルのダイエーの店長だった」

村井さんが店長の頃、私も記者として散々、
ダイエーやジャスコの店舗取材をした。

そしてたくさんの店長にインタビューした。

ダイエーの店長は、
おしなべて態度はデカい。

しかし現場を熟知していた。
あるいはひどく優しいところをもっていた。

そう、中内功さんそっくりだった。

そしてその中内さんを、
ジャスコの岡田卓也さんは、
ある意味、兄のように慕っていたし、
一挙手一投足をじっと観察していた。

それが村井さんにもある。
私はそう感じた。

社長就任の記者会見。
村井さんに質問が飛んだ。

「趣味は?」

「ダイエーの改革のみ」

大いに期待したい。

さて日経新聞のスポーツ欄。
コラム『チェンジアップ』。
西鉄ライオンズの侍・豊田泰光が書く。
「投手の品格 制球にあり」
豊田は、自分で書く。

「エースと呼ばれる投手であろうが、
三振を取れる投手であろうが、
暴投の多い投手はダメだ。
四球が多いのもいけない」

見苦しい、という。

「ただ抑えるだけでなく、
美しく抑えてほしい」

野球だけではない。
「上等なサッカーの試合はあまり
ピッチの外にボールが出ない」

ここに「品格」が表れる。

西武のエース涌井秀章、
阪神の能見篤史、
品がない。

辛口。

広島の前田健太、
巨人の新人・菅野智之、
品がある。

要は、「制球」。
英語でいえばcontrol。

「制球の根本は
キャッチボールにある。
きれいな回転の直球を強く、
正確に投げることが大事だ」

これは商売も仕事も、
まったく同じ。

「アマの意識は常にその原点の近くにあるが、
近ごろのプロは『動くボール』とかいって、
打者の手元で変化させるような小細工にかまけて、
基本を忘れている可能性がある」

さて今日は、朝から、
㈱ロピアのお取引先向け業績報告会へ。

横浜駅東口にある崎陽軒本社。
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その6階の大会議室で42期業績報告会と、
43期の方針発表がなされた。

新社長の高木勇輔さん(31歳)が、
ロピアのこれからを語って、
とてもよかった。

会長の高木秀雄さんが、
42期の決算総括をして、
これからに注文を出しつつ、
キリリと締めた。

林雄一郎公認会計士が、
決算内容を補足した。

私もご指名で、
一言、二言、三言。

まず、ロピアのポジショニング戦略。

さらにヨークベニマル前社長・大高善二郎さんの言葉。
「我々が1割安く売れば、
この地域のお客さんすべてに、
1割のベースアップをしたことと同じになる」

それから故渥美俊一先生の指導理念。
「1+99」のビジョンを持て。

ご清聴に感謝したいし、
ロピアの役職員諸君の健闘を祈念したい。

昼時になったので、
昼食を兼ねた立食パーティ。

あっという間の3時間。
幹部の皆さんも勢ぞろい。
商人舎の国内外の研修会に参加してくれた。
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右から、取締役の福島道夫さん。
今週月曜までアメリカで団長を務めてくれた。

その隣が取締役の相川博史さん。
開会に先立ちロピアの経営理念を読み上げた相川さん。
参加者全員が唱和したのが、印象的だった。

そして左が、
元気よく若手を引っ張る取締役青果部長の古家裕さん。

髙木秀雄会長ご夫妻と。
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最後はもちろん、
髙木勇輔新社長と固い握手。

私は髙木勇輔をやや突き放し、
客観的に見守るつもり。

経営者は「試練」を潜り抜けねばならない。
頑張ってほしい。

そして「品格のある経営」をしてほしい。

ロープライス・ユートピアで、
なおかつ「品格経営」。

それができる男だと信じている。

〈結城義晴〉

2013年05月22日(水曜日)

「義人なし、ひとりだになし。善をなす者なし、ひとりだになし」

ネバダ州ラスベガスから帰国して2日。
まだまだ時差ボケが治らない。

能率は下がりっ放しだし、
午後になると眠くなる。

向こうの時間で、
日付けが変わるころ。

ひどくだるくて、睡魔が襲ってくる。

3月、4月、5月と、
毎月のように、アメリカに渡った。

これも立教大学大学院の講義とゼミがあるから。

しかしそうもいっていられない。

帰って来てからも、
今週末の日経MJの寄稿記事、
来週の商人舎ミドルマネジメント研修会、
その後のハーバード・リテール教室、
そして来月冒頭の『月刊商人舎』の入稿が続く。

毎日更新宣言ブログと、
商人舎magazineの入稿は、
日々、欠かすことがない。

今日のWeekly Specialは、
元電通マンで「電通一の流通通」土井弘さんの【目玉講義】。
日記調査と生活導線マーケティング②。
サブタイトルは、「衝動購買7割説の素朴な疑問?!」。

計画購買と非計画購買でなく、
「うれしい衝動購買」と「悲しい衝動購買」、
さらに「許せる衝動購買」

リアリティのある購買行動分析が必要だと説く。

素晴らしい。

さすが土井さん。

Daily商人舎は、
「Y世代は買物よりサービスの経験価値を重視」
アメリカでGeneration Yと呼ばれる世代。
この世代の特徴が経験価値に基づく消費。

それがライフスタイルセンターや、
ホールフーズ、ウェグマンズ、イータリーなどの、
外食・中食・内食の融合として現出している。

Daily商人舎は、もう一本。
4月SM統計発表「アベノミクス効果表れず」
これはずっと、
[毎日更新宣言ブログ]で報告していた内容。
商人舎magazineに移行した。

ご愛読願いたい。

お申し込みは、こちら。

かくて私のブログは、もっと自由な、
ものの着眼点や行動日誌へと、
移行する。

つまり結城義晴が動いて、考えたことへ。

もともと、気楽に、毎日、
そんなことを書きたかった。

商人舎magazineが存在しなかったから、
ジャーナリズムの役割も果たしてきた。

しかしこれからは、
『月刊商人舎』と商人舎magazine。

私は「ほぼ日」の糸井重里の巻頭言の如く、
毎日更新宣言を書いていく。

もちろん、手を抜くことはない。
よろしく。

さてその糸井さんの
「今日のダーリン」。
「義」について書く。

私の名前・義晴にも、
「義」という字が使われている。

私の父は、
結城義登。

子どものころは、
父の名前のほうがいいなあ、
と感じていた。

今は、そうでもないけれど。

糸井さんの文章。

「毎日のように、
争いやいさかいがあります」

政治もビジネスも、
会社と会社も、人間同士も。

「どこまでもどこまでも争い続けて、
どちらかが正しくてどちらかが悪いと、
決着をつけなくてはならないことって、
ほんとうにあるのかなぁ、
と、よく思います」

「ぼく自身は、器の小さいところがあるので、
嫌な目にあった相手には、
二度と会いたくもないなどと、
思いを硬直させてしまうことがあります」

ここで自分を持ち出すのが糸井流。

「しかし、じぶんのそういう小ささについて、
残念なやつめ、という気持ちもあるものですから、
たとえ激しく争っていたあとでも、
落ち着いて矛を収める人
のことを、
見事だと尊敬します」

「心の奥で、まだ消火しきれない煙がくすぶっていても、
顔で笑って、敵だった相手と握手をできる人を、
かっこいいなぁと思います」

それが「義」だという。
「『義』というものを重んじるのなら、
それは、真実の審判を
うやむやにする態度なのかもしれません」

「義人なし、ひとりだになし」
これこそが、
「真実のさらに上にある真実だ」と、
糸井さんは考える。

義人なし、ひとりだになし、
聡き者なく、神を求むる者なし。
みな迷いて相共に空しくなれり、
善をなす者なし、ひとりだになし。

〈ローマ人の手紙 3章 10~12 節〉

このあたり新約聖書のパウロが書いているところ。
教会をつくったパウロは、
人間に対して自虐的。
いや、宗教はみな、
そんな迫り方をする。

糸井重里は違う。

コピーライター出身だけに、
perceptionを気にする。
perceptionとは、「知覚・認識」、
あるいは「知覚されるもの」。

「争いやいさかいは、いつでも、どこでも探せます。
そして、それは人の真顔でのやりとりを見られるから、
他人にとっては『おたのしみ』にもなりえるでしょうし、
『勉強になる』とも言えそうです」

「だけどそれは、どうもあんまり、
かっこよくはないです」

「じぶんの小ささは、
自慢になるものじゃないですもんね」

どうやら「義」はとんでもないことなのだ。

一方、孔子の儒教の説く「義」は、
「五常」のひとつ。
「仁・義・礼・智・信」の中の「義」。
正しい行いを守ること。
人間の欲望を追求する「利」と対立する概念。

ここでも「義」はとんでもないこと。

しかし糸井さんは、
最後に救ってくれる。

「どこまでも正しい人なんて、いない。
どこにいるって‥‥?」

この先を考えたい人は、
『ふしぎなキリスト教』をどうぞ。
講談社現代新書の橋爪大三郎×大澤真幸。

アメリカに持って行って、
読み終えた。

実に面白いし、
まさに目から鱗。

嘘と言い訳にまみれた人、
「義」からほど遠い人。

糸井流に言えば、
かっこよくはない。
自分の小ささは自慢にならない。

しかしこんなことを考えていると、
こんどは目が冴えて、
眠れなくなる。

眠くなったり、
眠れなくなったり。

それが人間の性でしょう。

〈結城義晴〉

2013年05月21日(火曜日)

商人舎USA研修会は「学ぶことの愉しさ」と「新しい人生の始まり」

学ぶことがこれほど、
愉しいと想ったことは
いままでありませんでした。

ご教授、誠に
ありがとうございました。

永くて短い、
とても充実した日々でした。

参加者全員が、
大きな成果のあった研修だったと思います。

私も本日から、
新しい人生が始まる気持ちで
努力して参りたいと思います。

尾崎好浩さんの帰国後のfacebookから。
尾崎さんは㈱なとり高松営業所長、
第13回商人舎USA研修会参加者。

ありがとう。

商人舎のUSA研修会の意図が、
尾崎さんの言葉にすべて表現されている。

「学ぶことの愉しさ」
それが商人舎研修会の中にある。
それが自分の仕事に深く関心を持たせてくれる。

「新しい人生が始まる」
私はいつも訴える。
「自ら、変われ!」

会社に帰って、
報告するためだけに、
研修会に来るのではない。

もちろん報告もするだろう。
今回の参加企業の多くも、
帰国後に盛大な報告会が待っている。

その報告会は、
単なる印象や感覚だけでなく、
科学的な視点、
論理的な戦略、
最新の動向を分析し、
「鳥の目・虫の目・魚の目」に
基づいたものになる。

それが派遣した会社組織に、
イノベーションを促す。

しかし結城義晴が考える商人舎研修会は、
もっともっと欲張っている。

参加者全員が、
自らのbehaviorを変える。
自分の人生を変える。

それが会社に、社会に、
貢献する。

そのために商人舎USA研修会がある。

尾崎さんが覚醒したように、
第二の人生に踏み出すために、
商人舎研修会がある。

そしてそれが実は一番、
自分の職場や店や会社に、
貢献することになる。

全員がそう感じとってくれたとしたら、
結城義晴、これ以上の喜びはない。

その米国オクラホマ州を、
昨日、巨大竜巻が襲った。
日本の台風や津波ほどの被害。
昨日まで商人舎研修会で
お世話になったアメリカ。
心よりお見舞い申し上げたいし、
亡くなられた国民のご冥福を祈りたい。

いま、このことを、
絶対に忘れてはいけない。

映画「オズの魔法使い」は、
舞台がカンザス州だったが、
巨大竜巻をテーマとした。
ジュディー・ガーランド主演で1939年制作。
ジュディはライザ・ミネリの母親。
主題歌「虹の彼方に」は、素晴らしい。

Somewhere over the rainbow,
way up high♪

今でもやはり、素晴らしい。

次に映画「ウィズ」は1978年作で、
主演はダイアナ・ロス、助演はマイケル・ジャクソン。

ニューヨークは
マディソンスクウェアガーデンの映画館、
私はその1978年、たった一人で、
この映画を見た。

夜中の12時。
満員の観客は黒人ばかり。
しかし、感動した。

ただし竜巻は、そんなに、
ロマンティックなものではない。

ご冥福を祈りたい。
合掌。

さて第13回商人舎アメリカUSA研修会。
私が目覚めたラスベガス。
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噴水ショーで有名なホテル・べラージオ。

私たちのホテルフラミンゴを
朝6時半に出発。

バスの中で最後のMessage。
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私のテキストはA4判で376ページ。
これ以上ないほどの情報。
しかし、講義でその中身を摘出し、
強調し、理解、納得してもらう。

最後の最後まで。

空港に着いたら、
解団式。

全員で静かに、
一本締め。
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それから最後の全員写真。
私が指導して・・・。
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意思統一して。
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ハイ、ポーズ。
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右手で1、左手で3。
13回を表わす。
全員のキラキラした目を見てほしい。

みんな、「自ら、変われ!」
の決意にあふれている。

それから企業ごとに、
最後の記念写真。
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最後の最後に団長と握手。

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㈱ロピア取締役の福島道夫さん。

「結城先生眼鏡が光ってます。
ちょっと下を向いてください」

「ハイ」
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そして旅立ち。
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ラスベガスの中心街が見える。
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全米小売業の縮図ラスベガス。
この10年間で最も人口増加が激しい州ネバダ。
だから1カ所で視察するには最も適していて、
イノベーションが顕著に表れたエリア。

今年3度目のラスベガスでのbasicコース。
だから連続参加の企業は、
時系列で深く学びとることができる。

連続参加だからこそ、
報告会も共有できる。

コーディネーター自身が、
初めて訪れた店ばかりで、
どうして正しい解説ができるだろうか。

私は1978年からずっと、
アメリカのチェーンストアを観察し続けている。
そして現在も、1年間に7回、8回と、
研究と視察のために
アメリカ各地を訪れる。

そのうえで、
できる限りの時間をかけて、
分析し、解説し、主張する。

故渥美俊一先生が、
渥美先生らしい言い方で、
いつも強調していた。
「現場の店長に話を聞き続けても、
ほとんど経営戦略解明には意味を持たない。
彼らは店長にしか知らさていないことを、
しゃべるだけだからだ」

しかし私は働く人たちの声を、
直接聞くことは大切だと考えている。

エンプロイーサティスファクションが、
カスタマーサティスファクションに、
どれだけ影響を与えているかを知るには、
それが大切だからだ。

だから、店長インタビューもする。

その時には参加者からの質問を最重視する。
その質問が足りない時にだけ、
私が補足インタビューをする。

私にとってアメリカ人店長たちのコメントは、
ほぼ90%予測できるし、
それは当たっている。

しかしその店長の企業の戦略構想は、
そのトップマネジメントの政策を監視し続け、
分析し続けることでしか判明しない。

日本のイオン岡田元也社長の戦略眼、
ファーストリテイリング柳井正CEOのビジョン、
本人に確かめ続けるか、
そのコメントを追い続け、考察するしか、
解明はできない。

ウォルマートのマイク・デュークも、
クローガーのデイビッド・ディロンも、
ホールフーズのジョン・マッケイも、

その思想と意図が理解できなければ、
現場の現象を解き明かすことはできない。

そして戦略やビジョンと、
戦術や現場の士気と、
どちらも欠かせないのが、
小売業やスーパーマーケットの
経営なのである。

ラスベガス空港を飛び立つと、
中心街が見えてくる。
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私たちが泊まったフラミンゴを中心に、
シーザースパレス、べラージオ、
ミラージュやトレジャー・アイランドなどが見える。
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そして砂漠のアメリカ国土。
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岩場の山波。
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雪のロッキー。
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90分で、サンフランシスコのベイエリア。
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埋め立てが進む。

そしてサンフランシスコ周辺のサバーブ。
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サンフランシスコで降りて、
浅野秀二先生とお別れ。

それからまたフライト。
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一面の千切れ雲。
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10時間後に、日本の成田空港。
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「今日も、雨だった♪」

お疲れ様。

成田には、
山田邦弘さんが出迎えてくれた。
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奥様の久枝さんが、
参加していたからだ。
山田さんは、
ヨークベニマル出身のコンサルタント。
非常にまじめで、優れたコンサルタント。

出迎え、ありがとう。

まあ、夫唱婦随を、
これというほど見せつけられて、
ご馳走様。

お疲れ様とご馳走様。

帰国してみると、
みんなの党と日本維新の会の提携解消。
まあ、当然の成り行きか。

橋下徹代表の沖縄発言も問題だが、
「みんな」と「日本維新」は、
ネーミングもコンセプトも差異がありすぎる。

アメリカ小売業研修も、
ポピュリズムに煽られ過ぎると、
判断を誤る。
道を間違える。

さてしばらく報告していなかったが、
商人舎magazine。
特集のためのCover Messageと
Message of May「商売は科学だ」。

Daily商人舎は、
ほぼ毎日、日本と世界の情報を、
ピック・アップしてお届けする。
「食品表示法案一体化に備えよ!」

Weekly商人舎Weekly連載では、
火曜日「常盤勝美の2週間ウェザーMD予報」
月曜日は「今週の販促企画はこれだ!」。

渡米中も、
毎日更新宣言ブログと、
Daily商人舎、Weekly商人舎の記事公開に、
日夜邁進。

意気軒高。

知識商人の
「新しい人生」と「学ぶことの愉しみ」が
かかっている。

のんびりと眠ってはいられない。

〈結城義晴〉

2013年05月20日(月曜日)

理解度テスト・商品調査優秀者の表彰と「この一瞬の積み重ね」

Everybody! Good Monday!
[2013vol20]

帰国しました。
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アメリカ・ネバダ州ラスベガスから。
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商人舎USA研修会第13回。
basicコース第3回。

本当にほんとうに、
充実した研修会でした。

ご参加の皆さん、
ありがとうございました。

派遣してくださった皆さん、
ありがとうございました。

大切なのは、
帰ってきたその瞬間からです。

この一瞬の積み重ねこそ
君という商人の全生涯

〈倉本長治〉
ラスベガス空港で最後に言った。
「みなさんの恩返し、期待します」
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その恩返しとは、
一人ひとりが、
自分のお客様に喜んでもらうこと、
自分の地域社会に貢献すること。
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自分が、変わること。
イノベーションを起こすこと。

ラスベガス空港の解団式では、
第13回研修会団長の福島道夫さんが挨拶。
㈱ロピア取締役。
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「商人舎さんと結城先生に、
恩返しのために頑張りましょう」
とてもいい挨拶をしてくれた。

そのあとで、浅野秀二先生のMessage。
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「動き続けよう。
それがイノベーションにつながる」

最後に全員で、
静かに手締め。
よ~っ!
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チャン!
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この後、サンフランシスコ経由で、
全員、無事に帰国。

しかしこれからが大切です。
さて、ラスベガス研修会の最終日。
出発の前日。

商品調査の発表が行われた。

AチームからJチームまで、10チームが、
それぞれの指定カテゴリーから調査品目を選択し、
価格と陳列量、あるいは価格とフェイス数を調査。
そのP(プライス)F(フェイス)グラフを作成し、
各社の商品戦略を分析するというもの。

10リームが順番で5分間の発表。
発表をする者も、聞く者も皆、真剣。
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Aチームは青果からバナナとトマトを商品調査。
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壁にプロジェクタでPFグラフを表示し、
発表者が解説する。
Bチームはミート部門から1羽売りのチキンの調査。
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デアリー担当のCチームは1ガロンの牛乳。
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Dチームはフローズンフーズから冷凍ピザの調査。
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Eチームはミート部門で牛肉ミンチを調査・分析。
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ベーカリーのFチームは食パン。
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Gチームは菓子カテゴリーでポップコーンの発表。
20130520204245.jpg

ホワイトボードを使った独自のプレゼンはとてもよかった。
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ドリンクを担当したHチームは
コモディティ・アイテムの2リットルコーラ。
20130520204453.jpg

Iチームはグロサリーから砂糖の調査。
各社の価格戦略を分析しつつ、
自社がこの競争状況におかれた場合にまで
言及したのはよかった。
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10番目のJチームは、
HBC部門のキッチンタオルを調査。
キッチンタオルの使用特性なども説明。
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皆、それぞれにしっかりと調査し、
分析発表も的確な表現ですばらしかった。
事務局が調査内容を精査し、
優秀チームを表彰し景品を贈呈。
優劣つけがたい各チームの分析だった。

その発表の前に、
前日実施した理解度テストの優秀者。
私の自筆のメッセージカードを贈って表彰。

㈱関西スーパーマーケット長居店店長の坂本淳さん。
メッセージは「心は燃やせ 頭は冷やせ」
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㈱ロピア取締役の福島道夫さんには、
「今日も一日 優しく強く」
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㈱ユニバース二戸福岡店店長の立崎亘さん。
メッセージは「朝に希望 昼に努力 夕に感謝」
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ミヤマコンセプト&プラニングの山田久枝さん。
リサーチ&VMDマネジャー。
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「おねがい ごめん ありがとう」を贈った。

そして㈱USEI取締役管理本部長の嶋内仁さん。
カードには「鳥の目 虫の目 魚の目 心の目」。
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事務局が成績優秀者として想定していた枠は5人。
しかし自らの言葉で回答してくれた4人を、
私の独断で表彰。
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いよいよ商品調査優秀チームの発表。

選ばれたのは次の3チーム。
第3位は、キッチンタオル調査のJチーム。
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コストコの価格戦略を解き明かしてくれたし、
ダラーゼネラル・マーケットも位置付けた。
おめでとう。

第2位は、冷凍ピザのDチーム。
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膨大な冷凍ピザ売場を短時間で調査し、
複雑な線を描いたPFグラフを、
詳細な分析で整理してくれた。
おめでとう。

最優秀リームはEチーム。
1ポンド当たりの牛肉ミンチを調査し、
各社の価格戦略を丁寧に、
わかりやすく発表してくれた。
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両手を挙げた喜びの記念撮影。
ほんとうにおめでとう。

これらの10カテゴリーの調査データは、
後日、参加者全員に郵送される。

単独ではこんな膨大な調査はできない。
しかしチームプレイで短時間でリサーチを行い、
各チームのデータを皆の財産として共有する。
それが商人舎の考え方。

そして私の最終講義。
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Epilogueは、
第1にロイヤルカスタマー、
第2にサービス、
第3にコミュニケーション、
そして第4にイノベーション。

最後の最後に、
自分が変わらねば、
仲間を変えることはできない。
自分が変わらねば、
店を変えることはできない。
自分が変わらねば、
会社を変えることはできない。
そして、自分が変わらねば、
社会を変えることはできない。

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これは㈱商人舎を発足した時からの、
私自身の心構え。

この一瞬の積み重ねこそ、
君という商人の全生涯

最後に盛大な拍手をもらった。
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心から感謝したい。

帰国までの7日間の、
一瞬の積み重ね、
その貴重な経験の共有こそが、きっと、
イノベーションを興す原動力となるに違いない。

ピーター・ドラッカーの言葉。
「イノベーションとは、つまるところ、
経済や社会を変えなければいけない」

自分の仕事を改革する。
それはほんとうに小さなことかもしれないが、
つまるところ経済や社会を変えることだ。

全員の健闘を祈りたい。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年05月19日(日曜日)

ジジとラスベガス・ストリップ散策[日曜版2013vol20]

ジジです。
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おひるね。

ユウキヨシハルのおとうさん、
また、いません。
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ラスベガスのおへや。
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シーザースパレスがみおろせる。

さいごのセミナーが、
おわりました。
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とてもマンゾク。
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表彰もした。
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おめでとう。

おしごとが、
ぜんぶおわった。
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ランチ。
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ボクもランチ。
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ポーク・カツ・カレー。
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アサノセンセーは、
ごはんぬきポークカツ・カレー。
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炭水化物ダイエットしてる。

それからおとうさんも、
ひるねしました。

とても、とても、
つかれた。

ほんとうに、おつかれさま。
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ゆうがた、街の散策に。
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ラスベガスの大通りを、
ストリップといいます。

たくさんのひとが、
でている。
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ボクもあるきましょう。
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パリス。
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エッフェル・タワー。
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べラージオ。
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ラスベガスのビルと空。
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クルマもいっぱい。
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ラスベガスは夜の街です。
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おおきなオートバイ。
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それでも、
ストリップにドラッグストア。
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ウォルグリーンが王者。
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フュージョン・タイプの店です。
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ここにも、ウォルグリーン。
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通りのむこう側には、
CVSファーマシー。
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おとうさんたちは、
夕ごはん。

焼肉。

うらやましい。

ボクも、おなかすいた。
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ボクは、いつものシーバ。
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保守的なんです。
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コンサバティブといいます。
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でも、おいしかった。
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おとうさんたちも、
大満足。
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それからまた、
食後の散策。
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おもしろいクルマ。
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エッフェル・タワーは、
ライトアップされていた。
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べラージオもライトアップ。
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なんだかたのしそうです。
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そしてホテルにかえってきました。
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女のひとの足。
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ショップ。
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今回は、ゴルフはやりません。
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でも、ホテルにはカジノがある。
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スロットマシン。
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いろいろなゲームがある。
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おとうさんは、
ブラック・ジャックをすこし。
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おつかれさまでした。
はやくかえってきてください。
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ボク、まってます。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年05月18日(土曜日)

ラス4日目はSCのフォーマット転換を体験、シアーズに愕然

ネバダ州ラスベガスは、
18日の土曜日に入ったばかりだが、
昨日のニューヨーク外国為替市場で、
円相場が1ドル103円12銭まで下落。

2008年9月15日に、
投資銀行のリーマンブラザーズが破綻し、
世界的経済危機が訪れた。

そのリーマン・ショック直後の10月7日に、
円ドル相場は103円をつけていたが、
それ以来の水準で約4年7カ月ぶり。

毎日、アメリカでお金を使っているが、
実感として「円高も悪くなかったなぁ」と、
思ってしまう。

しかし私は、
100円から120円までの間あたりが、
1ドルの生活価値だとは心得ていて、
これが当たり前となるだろうとは思う。

さて、日本では、昨日、
日本チェーンストア協会通常総会開催。
清水信次さんが、会長に再任された。
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総会後の記者会見。
消費税増税に関する清水会長の見解。
「日本は世界最高レベルの生活水準で、
世界一の長寿国家。
社会保障も医療も世界的に見れば高レベル」

「世界で消費税を導入している国は、
193カ国中147カ国。
その中で最低消費税の5%は4か国、
10%が13カ国、
それ以外の国は15~27%」

「日本は生活水準は最高レベルなのに
消費税は最低レベル。
これでは国がもたない。
日本の国のレベルからして、
10%でも高いとは言えない」

「日本は狭い国土で、
多くの人口を支えなければならない。
国民は納税を誇りに思うべきだ。
経済情勢のためではなく、
弱者・高齢者のために、
喜んで税金を払うべきだ」

「そして政府はこの税制を、
国民が明るく、前向き、上向きな感情になるように
仕向けていかねばならない」
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昨日午前中、つまりウィークエンドぎりぎりで、
消費税転嫁対策特別措置法案が
衆院経済産業委員会を通った。

これに関する清水さんのコメント。
「消費税還元セール禁止に関しては
企業の良識にまかせるべきだ。
大企業は中小をいたわり、
中小企業は自分の立場を考えつつ、
業者同士で妥協点を見つけるべきだ。
今後もそのように働きかけていく」

消費税増税に関しては、
月刊『商人舎』創刊準備号で、
清水さんに、存分に語ってもらった。

この対談がきっかけで、
外税が決まったと言ってよいほど。

しかし清水さんは、
消費税還元セールは、
企業の良識に任せるべきだとした。

私もまったく同感。

そしてその良識とは、
国民に税金を払っているという自覚を、
強く持ってもらうこと。

だから還元セールはやるべきではない。
もちろん還元セールとは関係なしのプロモーションは、
大いによろしい。

お上が商売に口出しするのは、
まだ士農工商の序列意識が残っている証拠。

商業の現代化は、
まだまだ先のことになりそうだ。

さてさてそんな序列意識がないアメリカ小売業。
昨日は、ラスベガス4日目。
朝8時半にいつものように会議室に集合。
そして、「理解度テスト」を実施。
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商人舎ミドルマネジメント研修会では、
二日目三日目の朝、恒例のように行われるテストだが、
海外視察研修会では、今回が初めてとなる。

会議室が緊張感に包まれる。
この何とも言えない静寂がいい。

参加者全員が真剣に向き合う。
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何を学び、何を理解したのか、
はたまた理解していないのか。
自らの強みと弱みを知ることが、
このテスト実施の目的。

だから、本人にのみ、
その結果を知らせる予定だ。
アメリカに来て、視察をして、講義を聞いて、
へとへとの上に理解度テストまで受けさせられる。

それに耐えて、全力で立ち向かってくれた。
答案用紙にその熱意がにじみ出ていた。

全員の奮闘を、
心からたたえたい。

派遣してくれたトップ、幹部の皆さん、
全員がほんとうに良く学んでいますよ。

素晴らしいことです。

理解度テストのあと、
毎日続けられる私の講義。
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この日の講義内容は、
アメリカ小売業の核となるウォルマートの経営戦略、
コモディティとノンコモディティの経営戦略の相違、
プライベートブランドの整理と最新動向などなど。
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1時間45分ほど語った。

毎日の講義も、
丁寧に伝えようとすると、
まだまだ時間が足りない。
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明日が最後の講義。
伝えられるすべてを訴えたい。

講義の後は、商品調査チームごとに、
1時間のミーティング。
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初日、2日目の両日にわたって、
10チームに分かれて店頭調査を行った。
その視察店舗のPFグラフの作成。
ディスカッションしつつ、まとめ上げていく。
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今回は4~5人のチームに分かれて、
計10チームで10のカテゴリーを調べている。
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最終日には、
各チームの発表が行われる。
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PFグラフを作成したうえで
代表企業の商品戦略を分析してもらう。
だから、ミーティングにも熱が入る。
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私自身も、
各チームのプレゼンテーションを楽しみにしている。

昼前には専用バスで視察を開始。
もちろん、車中でもずっと講義。
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最初に向かったのは、
タウンスクエア・ラスベガス。
新しいコンセプトのショッピングセンター。
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オープンエアー型のライフスタイル・センター。
2007年に開発された。

中央部分には噴水や広場がある。
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広場では、木陰で親子がくつろぐ。
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核テナントは、
リージョナルセンターの百貨店ではない。
スーパーマーケットのホールフーズとコンテナストア、
それに家電専門店フライズ。
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ホールフーズでは、
皆、意欲的に視察。
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現地コーディネーターの浅野秀二先生も、
ANDIスコアについて、現場解説をしてくれた。
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地元の顧客に支持されている。
そして新たな取り組みも始めている。
この店には、ほんとうにイノベーションの積み重ねがある。
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最近のそのイノベーションのひとつが、
NON-GMOアイテムの表示。
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徹底している。
その徹底ぶりは、
これもWeekly商人舎に。

ホールフーズで昼食をとるメンバー。
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店舗中央に配されたイートインコーナーは、
明るめの木製のテーブルとベンチ。
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こちらは店舗入り口近くのイートインコーナー。
20130518181037.jpg

私もセンター内を散策。
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専門店は人気のブランドショップが多数、
リーシングされている。
北の端にH&M。
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アバクロンビーのキッズ・ショップ。
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「収納」をコンセプトにするコンテナストア。
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レストランやコーヒーショップなどのフードサービスも充実。
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次に向かったのはターゲット。
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食品を持たないターゲット。
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ところが店頭に、この掲示。
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生鮮とグロサリーの取り扱いを始める。
つまりスーパーターゲットへのフォーマット転換。

ごらんのとおり、店内では改装が始まっていた。
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アメリカでは部分改装の場合、
営業したまま行うことが多い。
冷凍リーチインも、一部は使用され、
商品が販売される。
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入り口付近に設けられたクリアランスセール催事。
掘り出しものを探す面々。
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こちらは仮面をかぶった人。
誰だろう。
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レジに並ぶメンバー。
ターゲットのエコバックを大量に買った人も。
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とはいえ、連日の猛暑の中、
4日目ともなると、疲れ気味。
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午後の日差しはこたえる。
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ダラージェネラル・マーケット。
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ダラージェネラルの新しいフォーマット。
生鮮食品をラインロビングして、
スーパーマーケットに切り込んだ。

しかも、安い。

この店は、コンビニエンスセンターの中にある。
詳細は商人舎magazine』のWeeklySpecialにて。

それなりの品質と超低価格、
しかも今後、ドミナントを築いていく小型店。
ウォルマートにとっても、
アルディに続いて、
実に厄介な存在になる気配。
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チャレンジャブルなフォーマットが、
次々に登場してくる。

そして、クローガーのスミス。
ネイバーフッドセンターの核店舗。
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古い店舗だが、地域に密着した品ぞろえで、
お客はよく入っている。
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青果の値下げ販売のプロモーションが、
大々的に実施されていた。
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このショッピングセンターには、
ファミリーダラーが入っている。
バラエティストア第2位。
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アメリカのネイバーフッドショッピングセンターには、
核店舗が二つ。
スーパーマーケットとダラーストア。

ドラッグストアは入っていないことが多い。

なぜなら1980年代以降、
ほとんどのスーパーマーケットが、
フード&ドラッグになってしまったから。

スミスを後に、
CVSファーマーシーへ。
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ドラッグストア最大手のCVSケアマークが展開。
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主通路は奥壁面のファーマーシーへと顧客を導入する。
競合のウォルグリーンが欧州のブーツを買収したため、
現時点では1位の座を譲りわたしている。
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そしてリージョナルショッピングセンターへ。
核店舗の一つはかつての王者シアーズ。
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シアーズの店舗は、
1、2階のツーフロア構成。
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ゼネラルマーチャンダイズストア(GMS)最大手。
しかしウォルマート、ターゲットと、
メイシーなど百貨店に挟撃されて、
業態としての特徴を著しく喪失し、
年々売上げも利益も大幅に落ち込む。
いまや手の施しようがない。

どんなセンスなのか。
コーディネートもひどすぎる。
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白物家電売り場には、
店員しかいない状況。
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アメリカでは、GMSや百貨店は、
衰退業態となって久しい。

事実、百貨店は合併統合が進んで、
ほとんどがメイシーズに買収されてしまった。
ジュニアデパートのコールズ、
ローコスト・ローカル百貨店のディラード、
この三社にノードストローム、ニーマンマーカス、
サックスフィフスアベニューが絡んで、
寡占状態。

日本のチェーンストア業界でGMSと名づけられた業態は、
シアーズとJCペニーの「複占」。
どちらも驚くほどひどい店。
それに、復活の妙策はない。

昨日のアルバートソン、
一昨日のスーパーKマート、
そしてシアーズ。

20年前、30年前には、
絶好調だった企業群が、
見るも無残な姿をさらけ出す。

そして最後の視察は、
プレミアムアウトレットセンター。
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(撮影: 日穀製粉㈱石山直由氏)

ラスベガス中心部からわずか15分で行くことができる。
立地に恵まれ、大人気。
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買い物袋を引きるようにして買い物をする人、人。
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こちらは大盛況。

私たちも随分買い物した。

最後にアメリカのショッピングセンター。
いまや、「ショッピング」という言葉を除いて表記される。

さらに店舗は業態からフォーマットへと転換しているが、
同様にショッピングセンターにもフォーマットの変質が見られる。

モールは、
Regional Center
Super regional Center

そしてOPEN-AIR CENTERSは、
Neighborhood Center
Community Center
Convenience Center
Life style Center
Power Center
Theme/Festival Center
Outlet Center

今日はライフスタイルセンターに始まり、
コンビニエンスセンター、
ネイバーフッドセンター、
コミュニティセンター、
リージョナルセンター、
そしてアウトレットセンターで終わった。

昨日、一昨日は、
パワーセンターをずいぶん回ったし、
ギャラリアのスーパーリージョナルセンターを訪れた。

その違いを体験する日だった。
いい勉強ができた。

ショッピングセンターに関しては、
月刊『商人舎』で特集を組むことになるだろう。
帰国したらこのテーマも、
Weekly Specialで紹介整理しよう。

朝の理解度テストと講義、
それからショッピングセンターめぐり。

団員の奮闘を祝福賛美したい。

〈結城義晴〉

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