今日から6月。
水無月、
英語でJune。
祝日はない。
問。
日本の現在、
祝日のない月は、
何回?
答。
2回。
6月と8月。
ただし8月は、
夏季休暇やお盆休みがあるから、
実質的に土日意外に休日がないのは、
6月だけ。
さらに全国的に、
梅雨入りしている。
梅雨明けは、
沖縄が6月23日ごろ、
九州南部が、
平年7月14日ごろ、
昨年7月23日ごろ。
九州北部は
平年7月19日ごろ、
昨年7月23日ごろ。
四国地方は、
平年7月18日ごろ、
昨年7月17日ごろ。
中国地方は、
平年7月21日ごろ、
昨年7月17日ごろ。
近畿は、
平年7月21日ごろ、
昨年7月16日ごろ。
東海、
平年7月21日ごろ、
昨年7月23日ごろ。
関東甲信、
平年7月21日ごろ、
昨年7月25日ごろ。
北陸は、
平年7月24日ごろ、
昨年7月26日ごろ。
東北は、南部が、
平年7月25日ごろ、
昨年7月26日ごろ、
北部は、
平年7月28日ごろ、
昨年7月26日ごろ。
ここで、「平年」とは、
2010年までの過去30年の平均。
つまり、日本列島の梅雨明けは、
7月20日を挟んだ1週間前後。
だから6月はすっかり、
梅雨の季節。
祭日もなし、
ずっと梅雨模様。
その意味で、
6月は面白くない。
商売する側も、
生活する側も。
その分、土曜、日曜は、
目いっぱい、
楽しんでもらいたい。
楽しませてもらいたい。
そのなかで、
6月4~10日は、
「歯と口の衛生週間」。
昔は、虫歯予防デーだったはず。
虫歯のムシで、6月の4日。
私は子供のころ、
そんな覚え方をしたと思う。
今年は、火曜日から月曜日まで。
小学校では、ホームルームに、
先生がそんなことを教えるのだろうか。
教えるとしたら、
スーパーマーケットもコンビニも、
ドラッグストアもホームセンターも、
「デンタル・ケア」を、
なおさらのように強化しなければ。
6月は「Dental Care」。
英語にすると、
なんとなく説得力がある。
そして6月第3週日曜日が、
父の日。
1909年。
米国ワシントン州のジョン・ブルース・ドット婦人、
男手ひとつで6人兄弟を育てた父に感謝して、
「Father’s Day」を提唱。
それから世界に広まった。
レディ・ファーストの国でも、
待っていたんですな。
お父さんたちが。
祝ってあげましょう。
感謝してあげましょう。
面白くはない6月だが、
もう中元商戦は始まっている。
他の業態に先駆けて、
百貨店の中元商戦は5月下旬に、
幕が切って落とされた。
阪急うめだ本店は、
早仕掛けで22日にギフトセンター開設。
三越伊勢丹ホールディングスは、
日本橋三越本店で出陣式。
高島屋東京店も同日。
西武池袋本店は30日に、
ギフトセンター開設。
大丸心斎橋店は今日6月1日、
伊勢丹新宿本店は6月5日。
この1週間で、
百貨店はほとんどすべて、
中元商戦に突入。
その都心部の雰囲気は、
全ての店が知っておかねばいけない。
ただし、三越伊勢丹は今年の目標を、
「前年比横ばいと設定」。
これも頭に入れておいていいだろう。
さて私の6月は、
5月ほどに忙しくはない。
7日から11日まで、
タイ王国のバンコクへ。
あとは国内で、
やや、ゆっくり。
じっくりと、腰を据えて、
仕事したい。
みなさんも、
じっくりと、腰を据えて。
さて6月の商人舎標語。
「ユニークな人・品・店になる!」
レース型競争の時代は終わった。
コンテスト型競争の時代になった。
そんないま、ユニークさは、
何よりも大切だ。
ユニークな人と組織、
ユニークは商品と売り場、
ユニークな店と企業。
まるで、
トレーダー・ジョーのような。
しかしユニークさは、
一方で、自分らしさから、
発していなければいけない。
自分の強みに、
支えられていなければならない。
自分らしさと自分の強み、
それに基づいたユニークさ。
それが際立った立ち位置、
アウトスタンディングなポジショニング。
自分の存在価値は、
ここにある。
昨日、ハーバード・リテール教室が終ったが、
その前は3日間、商人舎MMS。
ミドルマネジメント研修会。
今日の私は、抜け殻状態。
そんな体に鞭打って、
東京・池袋の立教大学。
青々と蔦の絡まる本館。
立教はいつも私を、
あたたかく迎えてくれる。
中庭の銀杏の木も、
青々と葉が茂ってきた。
X101号教室で、
結城ゼミ。
今年1年間、
土曜日はここを借り切って、
結城ゼミ。
みんな、着々と研究が進む。
倉内和博さんの研究が、
一番進んでいて、
ほかのメンバーを引っ張ってくれる。
もちろんゼミ長の足立幸一さんも、
全員をリードしてくれる。
結城ゼミ第5期生、
とてもいいチームワークです。
そして結城ゼミは、
結構、ユニークなゼミだ。
フィールドワーク主義、
合宿主義、
チーム主義。
仕事のマネジメントのように、
研究やディスカッション、
そして論文執筆を進める。
私のこどものころ、
ユニークな存在は否定された。
いつの間にか、
みんなと同じになるよう、
しつけられた。
しかし、いま、
ユニークさこそ、
存在価値となった。
ただし、このユニークな存在は、
無遠慮で、謙虚さのかけらもない、
ただの嫌われ者の跳ねっ返りとは違う。
人柄が良くて、
優しくて、強くて、
そしてユニークな存在。
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテイカラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズ二
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズクニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
〈「雨ニモマケズ」【新】校本宮澤賢治全集第十三巻〉
この6月、
そういった人に、
ああ、私はなりたい。
〈結城義晴〉