ボクは、いつものように、
ねていました。
ユウキヨシハルのおとうさん、
ずっと、いなかった。
夜叉のようなあくびをして。
むきをかえて。
もいちど、ねようか。
そうしたら、かえってきた。
ミドルマネジメントのセミナー。
3日間も、
全力で講演してきた。
ドラッカーの分身・上田惇生先生には、
スタンディング・オベーション。
よかったみたい。
そのあとは、つづいて、
ハーバード・リテール・スクール。
アナンス・ラーマン教授とシェーク・ハンズ。
ふたりの競演も、
よかったそうです。
それからきのうは、
rikkyoで結城ゼミ。
おつかれさまでした。
きょうは、いちにち、
おうちにいます。
のんびりしています。
でも、ゆっくりしていると、
おとうさんが、
だしてくるものがあります。
これです。
ギブソンJ100。
チェンバロのところに、
もってきた。
おおきなギターでしょ?
まず音をあわせて。
それから、いろいろ、
ひいたり、うたったり。
ずいぶん、きげんがよくなった。
ボクも、うれしいです。
ほんとうに、おつかれさま。
でも、すぐに、
げんきになるんですよね。
それがおとうさんの「つよみ」です。
よかった。
〈『ジジの気分』(未刊)より〉