Everybody! Good Monday!
[2013vol23]
2013年第23週。
6月も第3週。
6月10日です。
『月刊商人舎』本日発行。
そしてウェブ版『Monthly商人舎』、
本日ただいま、開店。
表紙の言葉。
アメリカのトレーダー・ジョー。
403店舗で、年商105億ドル。
1兆0500億円。
1万平方フィートの小型スーパーマーケット。
おいしさ・健康・安全と低価格を両立させた
稀有なビジネスモデル。
しかしそのリミテッドアソートメントという
ユニークさを逆手にとって、
孤高のポジショニング戦略を展開する。
かつて、Nicheといわれた。
変わり者扱いされた。
今でも、
日本のスーパーマーケットからさえ
仲間外れにされかねない。
しかし彼らは平気の平左。
何よりも、彼らの顧客たちが
「My Trader Joe’s」と
恋焦がれてくれるからだ。
全編丸丸トレーダー・ジョー!
その人・品・店。
いざ、序幕。
巻頭言Message of June
｢ユニークな人･品･店にする!」
ユニークな人間に
なろうとすると、
親からは怒られた。
先生からは嫌われた。
自分でも
友達と違うことをするのが、
嫌だった。
恐かった。
そういった環境に、
慣らされてきた。
それが当たり前だと
思い込んでいた。
しかし仕事においては、
事業にあっては、
それは没個性となる。
ノンポジショニングである。
小売りサービス業はいま、
ユニークな人をつくろう。
ユニークな品を並べよう。
ユニークな店になろう。
同じような、真似ばかりが流行るいま、
ユニークさこそ、共感を生む。
ユニークさこそ、価値を持つ。
ユニークさこそ、利益をもたらす。
ユニークな人をつくろう。
ユニークな品を並べよう。
ユニークな店になろう。
トレーダー・ジョーのように。
かくて、
Trader Joe’sの大研究。
オールカラー、ビジュアル満載の大特集。
どこから見ても文句のつけようがない企業。
ハーバード・ビジネスレビューご推薦。
好循環企業。
その秘密を解析する。
同時に、とても、とても、
楽しい誌面となった。
一所懸命に、つくりました。
ご愛読をお願いします。
遠くから何かがやってくるやうな
そんな気がする初夏（はつなつ）の風
〈日経歌壇 西東京・水島孝雄〉
空梅雨の日本ではあるけれど、
希望を持ちたい。
期待を膨らませたい。
ただし、これはいけない。
願望が妄想に変わりゆく不思議
余りに願う事の多くて
〈同 仙台・森葉子〉
慾深きもの、汝の名は人間なり。
その路線でこんな歌。
あれこれと思案している我がいる
変らぬ今が目の前にある
〈同 東京・小野勝利〉
ピーター・ドラッカー先生。
｢過去を捨てなければ、
明日をつくることは出来ない」
そして仕事の場ですら、
歌に描かれる。
「クレーム」や「コンセンサスのすり合はせ」
会議室にて洋菓子思ふ
〈日経歌壇 川崎・岡村梨花〉
洋菓子が、面白い。
今週は俳句より短歌の方が良かった。
しかしみな、ちょいと後ろ向き。
希望を持ちたい。
期待を膨らませたい。
｢艱難が忍耐を生み出し、
忍耐が練達を生み出し、
練達が希望を生み出す。
この希望は失望に終わることがない」
（新約聖書・ローマ人への手紙より)
艱難、忍耐、練達を経た希望を、
どうしても持ちたい。
私はいまだ、タイはバンコク。
報告したきこと、
あまたあれど、
今日は月刊『商人舎』6月号発刊の心意気だけお見せして。
では皆さん、
Good Monday!
〈結城義晴〉
