結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年07月24日(水曜日)

北海道ダイイチ・ヨーカ堂提携と日経コンビニ調査の見方と勘所

北海道の㈱ダイイチの株価が動いている。
今日はストップ高で、
最高1305円をつけた。

昨日の日経新聞夕刊に、
「ヨーカ堂、ダイイチに3割出資」の見出し。

ダイイチは北海道のスーパーマーケットで、
2012年9月期連結売上高316億円
経常利益7億円

2004年にジャスダックに株式公開。
帯広市出身の企業で、
この地に本部を置き、
帯広、旭川にドミナントを築く。

そのダイイチが、
イトーヨーカ堂と資本提携

昨日7月23日のこと。

イトーヨーカ堂が圧倒的な筆頭株主になって、
ダイイチは実質的に、
セブン&アイ・ホールディングスの傘下に
入っていく。

この件に関しては、
商人舎magazine。

Weekly Specialに急きょ、
解説原稿を執筆する。

今夜の私の仕事となる。

一方、日本政府が正式にTPP交渉に参加。
環太平洋経済連携協定にわが日本が参画することで、
日米を軸とする巨大な貿易圏が誕生する。

これも大きな変化だ。

さらに今日の日経MJは、
第34回コンビニエンスストア調査。

日本は世界一のコンビニ王国。
その全面調査だけに、
実に重要で、面白い結果。

是非、購入して、手元に置いてほしい。

日経新聞は、
コンビニの定義を4つ上げている。
①セルフ販売
②飲食料品を扱う
③営業時間が1日14時間以上
④売場面積が30㎡以上250㎡未満中心

これは商業統計の業態統計に則っている。

日本の業態定義は、
この4つの中の3つの条件で、
分類されていると考えてよい。

まず、商品領域は食・衣・住のいずれか、
あるいはそのどれでもないか。
次にセルフ販売方式か否か。
さらに店舗規模、すなわち売場面積は、
どれくらいか。

これにコンビニの定義だけ、
営業時間が加わる。
日経の定義と同じ14時間。

しかし営業時間に関しては、
朝7時から夜11時の「セブン~イレブン」でも、
16時間。
この商業統計と日経の定義は、
私は実情に合わないと思う。

売場面積に関しても、
上限の250㎡は、
コンビニとは考えにくいが、
まあこれは許そう。

その今年の統計、
1店当たり平均日販は、
セブン-イレブンがトップで66万8000円。
ローソンは9位で54万7000円、
ファミリーマートは10位で52万3000円。

1998年8月、私は、
取締役編集担当兼『食品商業』編集長の時に、
季刊『コンビニ』を創刊した。
その後、隔月刊から月刊へと、
経営雑誌『コンビニ』は発展成長したが、
当時のコンビニの日販は、
セブン68万円、
ローソン、ファミリーマートは40万円台だった。

セブンがちょっと減って、
ローソン、ファミリーマートが追い付いた。
だからずいぶんと差が縮まった。

しかしそれでもまだまだ、
大きな差がある。

感慨深い。

セブン-イレブン1万5072店、
ローソン1万0976店、
ファミリーマート9481店。
もう、5ケタチェーンが3社になろうとしている。

今日の日経MJは一面に、
「コンビニ アジアに沃野」の特集。
しかしこれは、「すべった」と思う。

2面3面は商品問題。
「総菜や生鮮 品目拡大」
「PB、高品質で独自色」

これらの記事は大いに整理になる。

4面は「顧客獲得へスマホ駆使」。
これもいい。

5面は「セブン動き陣取り白熱」。
私はこの部分が一番、
コンビニ業界を俯瞰するに重要なものだと思う。

日本地図に、
コンビニの都道府県別店舗数トップ企業が、
色分けされている。

北海道はセイコーマート。

東北の北側3県はローソン。

南東北と関東山静信越はセブン。

中部の愛知、岐阜、三重、金沢は、
サークルKサンクス。

富山、福井、近畿、四国、山陰はローソン。
近畿のなかで滋賀はセブン。
山陽道の岡山、広島、山口はセブン。

九州は、福岡、佐賀、熊本、宮崎がセブン、
大分はローソン、
長崎、鹿児島、沖縄がファミリーマート。

47都道府県のうち、
セブンがトップのエリアは22都県、
ローソンは17府県、
サークルKサンクスが4県、
ファミマが3県、
セイコーマートが1道。
セブンが出店していない県は、
青森、鳥取と沖縄、
それに四国の愛媛、高知。

昨年、3月鹿児島、5月秋田、
今年、3月香川、徳島に進出。
すぐにも愛媛、高知に展開の予定。

ローソンは1997年、
沖縄に進出して
全都道府県制覇をしている。

まだダイエーのローソンだったころ。

ファミリーマートは2006年に、
47都道府県出店を果たしている。

セブンはかたくなにドミナント主義を貫き、
まだ5県を残す。

最後の出店は沖縄だろうが、
青森、鳥取を保留して、
四国をターゲットにしている。

どんな小売業も、
内部のシステム構築や、
商品調達、商品開発の力が、
日販格差や売上げの差異につながるが、
コンビニは100㎡の小型店で、
しかもほとんどが、
フランチャイズチェーン方式を採用している。
だから面取り合戦の色彩は非常に強い。

もう数年のうちに、
ビッグ3による
全都道府県での競争が展開され、
それは10年のうちには、
結論が出る問題となる。

おそらく、寡占から三占、
場合によっては複占へと、
移り変わっていくに違いない。

もちろん、Nicheなコンビニは、
日本中で生き生きと商売を続けるだろうが、
チェーン・コンビニは、
三占から複占へ。

今回の調査でも、
そのことは明らかとなっている。

コンビニの方向性は見えるが、
スーパーマーケットやドラッグストア、
ホームセンターはどう変わるか。

ダイイチのヨーカ堂傘下入りは、
その変化の兆候の一つではある。

〈結城義晴〉

2013年07月23日(火曜日)

「ありがとう、ハンズ」と「向こう数年の日本の活力」減退せず

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東急ハンズ横浜店店頭。

落書きでは、ない。
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アーティストを中心に、
なじみの顧客たちが書いたイラストとメッセージ。

同店が22年の幕を閉じた。
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この秋の10月下旬に、
横浜駅に隣接する横浜モアーズに、
再オープンの予定。

7月15日、海の日の月曜日に閉店。
6月14日から1カ月間、
「全店20%オフ」の閉店セールを展開。
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顧客の声は、
ありがたい。
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店じまい、閉店は、
こうありたい。

「ありがとう、ハンズ」。
私も言っておこう。

今日の商人舎magazine。

Weekly商人舎は、
大好評「2週間ウェザーMD予報」

Daily商人舎は、
暑さ後押し! 総合スーパー・コンビニ6月実績

さて日本チェーンストア協会。
消費増税時の価格表示に関して、
「税抜き表示を基本指針とする」と表明。

基本とするということは、
違うやり方を考えている企業があるということ。

ユニーグループ・ホールディングスがそれで、
総額表示を継続しつつ、
補助的に本体価格も表示するようだ。

チェーンストア協会は、
「消費者に割高感を与えないのは外税方式」と、
判断した。

日本スーパーマーケット協会、
新日本スーパーマーケット協会は、
すでに「外税表示統一方針」を表明。

来年の8%への増税、
再来年の10%への再増税は、
長期安定政権が誕生した今、
迷わず行われるだろう。

だとすれば、今、外税方式に、
システムを変えておいた方がいい。

チェーンストア協会は、
「外税表示の恒久化」も求めている。

さてそのアベノミクス。
日経新聞コラム『大機小機』が、
「風が吹くうちに改革を」と訴える。

「衆参両院のねじれが解消した」

しかし、「アベノミクスの第3の矢が
現メニューから大きく前進するとは考えにくい」。

第3の矢とは「成長戦略」。

コラムニストが提案するのは、
「肉を切らして骨を断つ大胆な施策
政治主導で実現しない限り
『力不足』の評価は拭えまい」

これは正論。

ここで明るい展望を披歴する。

第1は、大手小売業の第1四半期決算。
「最高益が相次いだ」

だから、
「消費は想像以上に底堅い」

小売業は円安が不利になる業種だ。
その小売業に景気回復の恩恵が及んだ。

ただし大手小売業ではあるが。

「富が国内に行き渡るには
雇用の多い内需企業の賃上げが
焦点だ」

つまり小売業・サービス業が好況を呈し、
賃上げをすれば、消費が活性化し、
経済は回ってゆく。

第2は、日本の人口減。
しかし「減少率は年0.2%」。

団塊世代はまだまだ消費の主役で、
散財してくれる。

第3は、今後10年の相続の問題。
その額、500兆円。

500億円が10年間で相続されると、
50歳代以下の購買力は高まる。

だからコラムニストの結論。
「向こう数年に限れば
日本の活力が一気に
しぼむ恐れは小さい」

最後に長期政権の使命。
「風が吹くうちに競争を拒む既得権者に切り込み、
競争と成長を軸とする国に変えられるか」

私も、競争原理は徹底されていくと思う。
だから日本の底力はまだまだ大丈夫だが、
競争は激しくなり、
強い会社、良い会社、環境対応する会社が残る。

「ありがとう、ハンズ」
閉店セールにそう言ってもらえる店は、
つぎの開店を、顧客が待っている。
〈結城義晴〉

2013年07月22日(月曜日)

鰻かば焼き値下げ「早仕掛け」と参議院選後の「長期安定政権」

Everybody! Good Monday!
[2013vol29]

2013年第29週、
7月の第4週。

そして今日は、
土用の丑の日。

外食産業はもとより、
スーパーマーケット、コンビニ、
食品強化型ドラッグストア、
こぞって鰻販売に精を出す。

高値の鰻。

養殖に使う稚魚の不漁で、
活鰻の価格は史上最高値。

しかしダイエーと西友は、
鰻かば焼きの値下げ対応。

それを可能としたのは、早仕掛け。

ダイエーは、夏商戦用のかば焼きの仕入れ交渉を、
今回は昨年11月までに終わらせた。

従来の交渉は12月から1月だった。

昨夏の土用鰻商戦では、
価格高騰を嫌った顧客がかば焼きを敬遠した。
店頭では売れ残りが大量発生。

そこで昨年の夏が終わった時点で、
かば焼き加工業者の手元には在庫が積み上がった。

加工業者側が在庫処分しようという時期に、
両者は一気に交渉をまとめた。

もちろん昨年末以降、
豊漁になっていたら、
「高値づかみ」になった。

リスクを負う。
その結果、高騰時に、
店頭値下げが可能となった。

「利は元にあり」
リスクを背負う勇気も必要だ。

みなさんの成果のほどは、
いかがだろう?

今年はもう一回、
二の丑が来る。

8月3日。

この二度目は、
土用は土曜。
土用明けは、
8月6日(火曜日)。

もう一度勝負ができる。

しかしこの勝負、
一度目の結果が、
決定的に影響を与える。

このことを肝に銘じてほしい。
一度目に勝った者と、
一度目に負けた者とは、
まったく作戦が異なる。

さて、鰻の前に話題にしなければいけないのが、
昨日の参議院選挙の自民党公明党圧勝

これで衆参両議院のネジレが解消され、
自民・公明の与党がどんどん政策を進める。

悪いことではない。

今の日本に必要なのは、
強くて長い政権運営。
つまり長期安定政権。

支持政党の如何を超えて、
消費や経済には良い影響が出るだろう。

ただし、来年4月からの消費増税は、
確かなものとなる。

だから今、二つの意思決定をしなければいけない。

第1は、
もう税額表示の仕組みを決定する最終段階。

システム変更をしなければならない。
今回は、外税方式が許される。
つまり「本体価格+税」のやり方。

それを採用するのか、しないのか。
大手企業も態度を鮮明にしてはいない。

あなたの会社はどうするのか?

第2は、
消費者の価格コンシャスの高まりへの対応。

だから低価格消耗戦は続く。

私の結論は変わらない。
コモディティとノンコモディティ、
そのマージン・ミックスに鍵がある。

さて土井弘さんからメール。
商人舎magazineの、
Weekly商人舎に【集中目玉講義】を連載中。
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「昨日は、参院選挙報道もさることながら、
夜は全英オープンンを見てました。
松山英樹ももう少しパットが入れば
優勝したかもしれません。
すごい若者です」

このあとが、いい。
「石川遼がアメリカの大会で予選落ち
という記事が小さく出てました。
まるで自民党と民社党のようですね」

同感。

今回の参院選に関して、
まったく残念だったのは、
投票率の低さ。

一を知り十を忘るる暑さかな
〈朝日俳壇 前橋市・荻原葉月〉

今回の選挙は、
もしかしたらこんな感じだったのかもしれない。

朝日新聞社の集計では、
投票率52.61%。
戦後三番目の低さ。
前回2010年参院選は57.92%で、
これと比べても5.31ポイント下がった。

あ~あ。

ネット選挙もすぐに効果はでない。

あ~あ。

衆参両院はこれから3年間、
自公の安定政権となる。

低投票率の結果としての、
安定政権。

これがわが日本の実態。
しかしここからのスタートしかない。

青年はぬうと譲りぬ簟(たかむしろ)
〈朝日俳壇 東京都・吉竹純〉

こんなさわやかな青年もいる。
無言で「ぬう」を席を譲ってくれる。

希望が持てる。

朝顔市初日の勢ひありにけり
〈藤沢市・小田島美紀子〉

初日は勢いがある。
その勢いを持続させたい。

さて今日の私は、
宿酔い。

昨日の小学校の同窓会、
したたか飲んだ。

しかし、うれしかった。
若返った。

二日酔いながら、
会社に顔を出して、
商人舎magazine公開。

Monthly商人舎は、
特集の追加記事が勢揃い。

最終目次はこうなる。

誰も書かなかったWhole Foods Market
天才ジョン・マッケイに一度だけ吹いた神風の物語〈結城義晴〉

ジョン・マッケイの世界観
New Heroにして ホールフーズの「父」

共同CEOウォルター・ロブの思想と方法

Whole Foods Market の奇跡!!
経営指標 & History

数字で見る Whole Foods Market

驚きの企業内大学「ホールフーズ・ユニバーシティ」紹介

オーガニックMDの内側 
Whole Foods Market の生命線を握るもの
【写真構成・店内視察疑似体験!】
Whole Foods Market店づくりのすべて

ホールフーズ・ウェルネスクラブ併設トライベッカ店の発展段階

ホールフーズ〈小型店戦略〉の創意工夫

ホールフーズ2層式店舗の革新性

ホールフーズのオリジナル什器・備品・POPとポジショニング戦略

Whole FoodsのEco Bags 一挙公開! <前編・後編>

【Interview】Whole Foods People

【特別企画】
野菜くらぶ澤浦彰治の有機農業イノベーション
日本のオーガニック市場を切り拓く! 〈小林麻理〉

いかがだろう、
商人舎magazine7月号の特集。

是非読んでいただきたい。

IDとパスワードを保有する人、
今一度、じっくり勉強してほしい。

IDとパスワードを持たない人、
8月1日13時からの
「24時間見放題キャンペーン」
是非、活用してほしい。

そして購読者になってください。

さて、今日のWeekly商人舎は、
新連載がスタート。
「現場発! アセアン最新事情」
毎週、アセアン・ジャパン・コンサルティング㈱社長の阿部俊之さんが、
最新情報を提供してくれる。

Daily商人舎は、
2013年GLOBAL500! ウォルマートは2位
これも知識商人の常識。

Weekly、Dailyともに、
充実しています。

さてさて私の今日は、
午後から銀座。
新装なった歌舞伎座。
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私は、東銀座で、
第50回目のPTB有識者懇談会。
2時間の会議。

和田裕座長の仕切りは、
さすが、
活動はどんどん進む。

私もマイケル・ポーターの仮説を使って、
重要な提言をした。

その後、
増田春彦さんと、
打ち合わせ、情報交換。
ゴードン・ブラザーズ・ジャパン社長。

増田さんとは妙に気が合う。
頑張ってほしいものだ。

参議院選挙も終わって、
日本中が夏本番。

元気を出して、
仕事に邁進しよう。

では、みなさん、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年07月21日(日曜日)

ジジと参議院選と同窓会[日曜版2013vol29]

ジジです。
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あついですねぇ。

ボクはねてました。
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あついから。

ユウキヨシハルのおとうさん、
でかけていきました。
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とおいところでは、
ありません。
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港北小学校。
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緑にかこまれた学校。
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うつくしい学校。
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ここで、選挙します。
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参議院選挙。
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おとうさんは、いいます。
選挙に行こう!
投票しよう。

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だからじぶんでも、
選挙に行って、
投票しました。
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体育館が選挙の会場。
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学校で選挙するんですね。
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「港北区第2投票区投票所」
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ここですね。
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まずは、写真。
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おとなにならなければ、
投票できません。
人間でなければ、
投票できません。
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だからボクは、
投票できません。
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神奈川県選出議員と、
比例区選出議員。
その名前を書いて、
おわり。
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おつかれさま。

それからおとうさんは、
小学校のときの同窓会にいきました。
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全員60歳。
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おはなしをしていると、
いろんなことが、
おもいだされました。

そしておとうさんは、
いろんなことを、
かんがえました。

おとうさんの結論は、
「前向き・上向き・外向き」に、
生きていくこと。
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英語では、
Resourceful。
「リソースフル」。

フランス語では、
Ingenieux。
「アンジェニュ」。

ボクも、
そうしようと、
おもいます。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年07月20日(土曜日)

デトロイト180億ドル負債破綻と「量の拡大が質の変化を招く」

アメリカのデトロイト市が、
チャプター11を適用申請し、
財政破綻。

日経新聞は、
巻頭コラム『春秋』と国際欄で取り上げた。

負債総額は米国過去最大の180億ドル、
1ドル100円換算で1兆8000億円。

桁違いの負債。

破綻の原因はかつて、
デトロイトを繁栄に導いたGM、
ゼネラルモーターズ。

GMは2005年から08年までの4年間、最終赤字。
だから法人税を納めていない。

さらに2010年から黒字に転換したが、
それは破綻処理時に政権から税制優遇を受け、
これまた法人税を免れている。

デトロイト市の税収減に直結。
税収は07年会計年度から下がり続け、
ついに、破綻。

一方、税制優遇で収益回復したGMの投資先は、
今や世界販売台数の半分を占める新興国。

米国経済は回復し、歴史的な株高で潤うが、
デトロイト市街ではスラム化が進む。

何重にも皮肉が重なり、
語りようがない。
昭和35年から姉妹都市の愛知県豊田市は、
「草の根の交流は続けたい」

さて今日の私は、朝から、
東京・池袋の立教大学キャンパス。
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蔦の絡まる本館も、
内庭の木々も、
青葉繁れる。
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冬には丸裸だった銀杏も、
元気いっぱい。
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私は午前10時から、
F&Bマーケティングの補講。
前期最後の講義、
ご清聴を、感謝したい。

昼食は、
結城ゼミ第5期生ゼミ長の足立幸一さんと。
8月初めの合宿の件や、
修士論文について話し合った。

その後、1時から結城ゼミ。

ゼミを終わらせて、
マキムホールの研究室へ。
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もう夏のあいだ、
この研究室に来ることもない。

キャンパスは、
最後のにぎわいのようだった。
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さて報告が遅れたが、
今週木曜の午後、
商業経営問題研究会開催。
通称RMLC(Retail Management Learning Circle)。

場所は日本チェーンストア協会会議室。

私は突然の痛風で欠席。
しかし高木和成代表世話人の下、
9人のメンバーが集った。
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前半は、井口正昭さんが
プライベートブランド(PB)についての考察を発表。20130720165922.jpg
井口さんは30年前、西友のPBを開発した。
当時と現在のPBの相違を、
独自の視点から報告。

「販売量の拡大が質の変化を招く」
イオンの食品売上高は3兆9700億円、
シジシージャパンが3兆6200億円、
セブン&アイ・ホールディングスが3兆2800億円。

この3兆円のインパクトが、
製造業に影響を与え、
同時に質の向上をもたらす。

井口さんの論旨は、
鋭くて一貫している。

後半は、和田光誉さんが
2013年度上場企業の決算を、
分析・報告してくれた。

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総合スーパー、スーパーマーケット、コンビニ、
さらに各業態の動向を的確に整理。

増収増益は3業態。
コンビニ、衣料チェーン、ドラッグストア。

減収増益百貨店。

増収減益スーパーマーケット。

そして減収減益も3業態。
総合スーパー、ホームセンター、家電チェーン。

これが今年2月3月期の決算のトレンド。

面白いように4分類され、
業態別に明暗は分かれた。

ただし、それぞれの業態の中でも、
企業ごとに成績に二極化が進む。

減収減益業界は、
明らかに淘汰が進む。
増収減益組にも、
減収増益組にも、
その傾向は及んでくる。

繁栄の隣の破綻。

アメリカ合衆国とデトロイトのような関係は、
ここにもあるのかもしれない。

しかし、立教の銀杏のように、
元気を出して、
週末へ。

今週もご愛読、感謝したい。

来週もよろしく。

最後に、
選挙に行こう。
投票しよう。

〈結城義晴〉

2013年07月19日(金曜日)

「しゃべるように書き・書くようにしゃべる」とサミット横浜3店視察

嬉しいニュース。
「工藤公康、筑波大学大学院合格」

工藤公康は名古屋電気高等学校で、
甲子園出場、ノーヒットノーランを記録、
その後、西武ライオンズ入団。
プロ野球では通算224勝。

現在の解説者としての仕事ぶりは、
最も信頼がおける内容。

名電高を出てすぐ西武入団だから、
高校卒業。

その50歳の工藤が、
筑波大学大学院人間総合科学研究科に合格し、
来年4月から修士課程で研究生活に入る。

実に有意義な2年間を
過ごしてくれるに違いない。

筑波大学大学院人間総合科学研究科は、
その名の通り幅広く「人間」を研究する研究科。

入学者選抜は、
多様性、総合性、国際性を基調として、
柔軟かつ弾力的な入学要件、
選抜方式と選抜基準を持つ。

多様な留学生、社会人、
そしてキャリアパスとしての編入学生を、
積極的に受け入れる。

だから工藤公康にも十二分に資格がある。

高校卒でも短大卒でも専門学校卒でも、
こういった大学院の入試を受けることができる。

工藤は修士課程で白木仁教授の指導のもと、
ジュニア世代の肩・肘のケガの実態を調査し、
障害を生まない練習法について研究する。

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科も、
まったく主旨は同じ。

どうぞ、受験してください。

平日は夕方から、
土曜日に終日授業があって、
2年間、勉強し、研究し、
修士論文を書けば、
修士(マスター)となる。

社会人経験2年間が条件。
工藤のように、50歳代、60歳代の院生もいます。

さて、『ほぼ日刊イトイ新聞』。
巻頭言「今日のダーリン」で、
糸井重里さんが書く。

ある穏やかな紳士のなにげない発言に、
糸井、驚く。
「誰でも、3時間くらい
なにかしゃべれるはずです」

私も同感。

「なんだっていいんです。
しゃべることのない人間なんて
いないんです」

そこで糸井重里、自分の考えを展開する。
「そういえば、文章が書けないという人にも、
同じことが言えるように思えてきました」
これは私の持論でもある。

「なんでもいい。なにを書いてもいい」
これならば、「書けない人なんか、
ほんとはいないんでしょうね」
その通り。

私はもう40年近くにわたって、
「書けない」と思い込んでいる人に、
書かせてきた。

技術コンサルタントを、
雑誌や単行本の筆者・著者に育ててきた。

そんな人が何冊も本を書いている。

私は「なんでもいい」とは言わない。
「最も得意とすることを、
自由に書いてください」

糸井、
「ぼくは、小学校の作文が
書けなかったときのこととか、
いまでも記憶があるのですが、
あれは苦しかった」
これがいけない。

「そのときには、『なんでもいい』ということを、
信じられてなかったんじゃないかなぁ」

そして小学生の時には、
最も得意とすることもない。

だから書けない。

しかし大人は、
「なんでもいい」「得意なこと」となれば、
しゃべれないことも、書けないこともない。

私はずっと言い続けてきた。
「しゃべるように書き、
書くようにしゃべる」

糸井重里。
「無口な人の心のなかも、
実はことばで満たされている」

工藤公康、
しゃべるように書けば、
良い修士論文が書けるに違いない。
私は確信している。

そういえば明日は、
立教F&Bマーケティングの補講だが、
そののテーマの一つは、
「結城義晴の文書法」。

受講生のみなさん、よろしく。
池袋キャンパス10号館X101号室、
午前10時から12時。
聴講生も受け付けます。
補講だから。

さて今日の商人舎magazine。
まだまだリニューアルが続いています。
皆さんのパソコンの上段の列F5を押すか、
「最新情報に更新」のボタンをクリックしてください。

Weekly商人舎に、
金曜日の新連載スタート。
タイトルは、
売れ筋&リピート品目がわかる
ABCL®ランキング

期待の新連載。
ABC分析で売れ筋を知り、
L分析でリピート商品を探る。

L分析のLはLoyalty。
ID-POSデータから、
リピート率を導き出し、
それによってABC分析のC商品の中から、
特定の顧客によって、
繰り返し購買されるアイテムを探し出す。

その全国パネルから、
毎週金曜日に、
カテゴリーを選んで、
売れ数個数とリピート率の順位を、
上位20位まで公開する。

これは大いに参考になる。

今日の第1回は、
【コーラ・炭酸飲料】カテゴリーの巻。

ご愛読よろしく。

今日のDaily商人舎は、
「イオン・ヨーカ堂・ダイエー野菜大安売り」

今週末までの高値野菜大放出セールと、
両雄の直営農場の話。

さて今日は、
午前にオフィスに来客あり。
㈱イオンリテールの皆さん。

8月1日に講演をする。
その打ち合わせ。
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右から細田昌幸さん、
イオンリテール㈱人事育成部部長。
同じく山本実さん。
衣料・住余現場力強化チームリーダー。
そしてイオンリテールワーカーズユニオンのお二人。
私の横が杉山潮さん、
中央執行働き方の改革・教育情宣局次長、
そして越川泰江さん、
中央執行書記次長。

同社幹部に私の持論を展開させていただく。

山本さんと細田さんには、
自著にサインをしてプレゼント。
20130719190349.jpg
お二人とも喜んでくださった。

午後はサミット㈱の店舗取材。
横浜の商人舎オフィスのすぐそば、
サミットストア横浜岡野店。
売場面積715坪の大型店。
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一昨年11月30日のオープン。
地域に対応したMDに微調整が入り、
前年対比10%プラスで推移。
20130719190415.jpg

広報室マネジャーの中村聖さんが同行してくださった。
20130719190534.jpg

次にサミットストア横浜曙町店。
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今年2月27日オープンの579坪。

店長の田中純一さん、中村さんと写真。
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田中さんは商人舎USA視察研修会に参加してくれた。
久しぶりの対面はうれしかった。

この店は横浜の店舗の中でも難しい立地。
その中で頑張っている田中さんにエールを贈った。

この店でもバックヤードを視察。
20130719191007.jpg
サミットのレイバースケジューリングは健在。

最後は菊名店。
店長の山口卓也さんを挟んで写真。
20130719191235.jpg
こちらは今年6月15日、
リニューアルオープンの620坪。

私はこの店の商圏内に住居する顧客でもある。
だからリニューアルのポイントがよくわかる。

そのリニューアル後の施策をしっかりと取材。
お客もよく入っている。
20130719191026.jpg
今回の取材は、
『月刊商人舎』8月号の特集に掲載する。
サミットのMDの進化と新しい店づくりを、
しっかりとリポートしたい。

ご期待いただきたい。

痛風発作の翌日。
ゆっくりとゆっくりと歩いて、
3店舗を取材。

大丈夫です。

ちょっと無理はしたけど、
まったく無茶はしていない。

今月の商人舎標語。
「完全なるものを求めよ」

そのためには、
無理をする。無茶はせず」

そこんとこ、ヨロシク。

〈結城義晴〉

2013年07月18日(木曜日)

「酒と痛風の基礎知識」と知識商人の参院選割引キャンペーン

今朝、突然、
痛風の発作が出た。

左足親指付け根。
20130718191155.jpg
〈汚い足の写真でゴメンナサイ〉

「かわいい孫が歩いてくる振動すらも痛い」
こう喩えられる病気。

私に通風が出たのは、
㈱商業界社長就任2年目の2005年。
会社の改革に連日連夜明け暮れて、
激務の上にひどくストレスが溜まり、
はじめて痛風の発作が出た。

松葉づえをついて、
休まず会社に通った。

次が2010年10月末。
商人舎を発足させて2年。

立教大学大学院・結城ゼミ合宿初日に出て、
二日目の朝、私だけ早退した。

この時も、
ハードワークの末の
痛風発作だった。

2010年10月は、
米欧出張が2週間超、
コーネル大学RMPジャパン第3期を立ち上げ、
そのほかの講演も多数。

極めつけは10月末の29日・30日、
「神奈川・東京・埼玉・千葉16店駆け巡り」研修会。

忙しい日々を送るとその結果、
食事は不規則になる。
食べる量も、食べる内容も配慮せず、
そのうえ運動不足に陥る。

それが警告信号となる。

不思議なことに、
この2010年10月の商人舎標語は、
「良く噛んで食べる」だった。

私のなかで、何か、
予感があったのかもしれない。

この2010年には、
商人舎ホームページの結城ゼミブログで、
佐藤大輔君が丁寧なレクチャーをしてくれた。

反省を込めて、
読者の皆さんにも参考になるだろうから、
全文掲載。

結城ゼミのための「お酒と痛風の基礎知識」
2010年11月7日(日曜日)

お酒好きの結城先生が痛風だということですので、
お酒メーカーの人間として、
お酒と痛風の基礎知識を書かせていただきます。

痛風の一番の原因となるプリン体ですが、
お酒の種類によって全く異なります。
①蒸留酒全般
(焼酎・ウイスキー・ブランデー・ウォッカ・ジン・カルヴァドスなど)
ほとんどプリン体は存在しません。
普通に飲んで大丈夫です。
②ワイン
あまり気にしなくても大丈夫です。
③日本酒
多少危険度がアップしますが、それほど問題ありません。
④ビール類
プリン体のカタマリです。
避けたほうが良いでしょう。

プリン体は麦芽に由来していますので、
麦芽比率の低い発泡酒や第3のビールのほうが、
普通の麦酒よりはマシです。
どうしても飲みたい場合は、
キリンビールから「淡麗W」という
プリン体99%カットの発泡酒が発売されています。

まとめると危険度は、
蒸留酒全般<<<<<ワイン
<<日本酒<<<<<<<<<~∞~
<<<<<<<<<ビール類

といった感じですので、
ビール以外の酒はガンガン飲んでください。

ただし、これはあくまでも酒単体のはなしですので、
日本酒を飲んでウニやトロの刺身を食べたり、
シャブリを飲んで生牡蠣を食べたりしたら意味はありません。
そういえば、キリンビール時代(佐藤君はキリンビール出身)には、
痛風持ちの先輩が多かったです^^;
それでは皆様、お体をお大事に。
〈by 佐藤大輔〉

私がこれに返礼を書いている。

佐藤大輔様

丁寧にありがとうございます。
心して、酒をたしなむことにしましょう。

痛風に関しては、毎日、
副作用のないといわれる薬を飲んでいます。

だからそれを飲んでいる限りは、痛みは出ません。

忙しくて、薬を飲み忘れたり、
精神的なストレスがたまりにたまってくると、
どうも急に痛みが出るようです。

そして、精神的ストレスをためないようにする特効薬が、
酒です。

痛風とストレスと酒(ビール)とは、
「酒=痛風」
「ストレス=痛風」

この二つの関係とともに、
「酒=ストレス解消(=マイナス・ストレス)」
があって、話はややこしくなります。

だから「酒&薬≠痛風」
「酒≠ストレス」
この二本立てで痛風に対処する。

これが私の作戦です。

もちろん、尿酸値が少ない酒の楽しみ方という佐藤さんのご助言、
無視するつもりはありません。
悪しからず。
〈by 結城義晴〉

この作戦も効果を発揮せず、
2度の痛風経験の反省も生きず、
三度目の痛風。

しかし藤中整形外科に行って、
患部に注射してもらい、
血液検査をしてもらい、
薬を5種類、大量にもらってきて、
それを飲み、
夕方まで静養したら、
ずいぶんよくなった。

医者と神様、
そして周辺のみなさん、
特に佐藤大輔君に、
心から、感謝。

明日から、活動します。

さて商人舎magazine。

ちょうど2週間後の8月1日13時から
「24時間見放題キャンペーン」

まだ、購読者になっていない皆さん、
お試しキャンペーンです。
是非ご覧ください。

そして会員になってください。

1カ月1500円(税抜)、
1年で1万8000円。
ひとりの購読者に4人の仲間。
IDとパスワードは5人に差し上げます。

だから一人1カ月300円、
1年3600円。

今日のWeekly商人舎は、
木曜日「林廣美の今週のお惣菜」
冷やし麺シリーズ③
A+B=新商品

凄くいい提案です。

ちなみに昨日のWeekly商人舎は、
猪股信吾の「勝手に企業サイト拝見」
いつも面白い。
昨日はスマホで「かき氷」を検索。
結果はどうなったのか。

今日のDaily商人舎は、
①ヤフー・アスクル・ヤマト連携で「当日配送」
仮想商店街ヤフーがスピーディに通販する。

②カナダ最大SMが最大ドラッグストア買収
ロブローがショッパーズ・ドラッグ・マートをM&A.
4兆円のフード&ドラッグ企業誕生。

日米加、ネットは進化し、
企業統合が進む。

さて今日は、
商業経営問題研究会。
通称RMLC。

座長の私は痛風で、急きょ、欠席。
本当に申し訳ありませんでした。

商人舎ゼネラルマネジャーの亀谷しづえさんが、
代表世話人の高木和成さんとともに、
仕切ってくれました。

ありがとう。

内容報告は明日。

最後に日経新聞社会面から。

昨日のブログの終わりに書いた。
「参院選挙を、
販促のテーマにするくらい、
知識商人は貪欲であっていい」

そうしたら今朝の記事。
「2013参院選投票率アップ、
商店街も応援」

「21日投開票の参院選に合わせ、
各地の商店街や飲食店などで、
投票した人に割引サービスをする動きが広がっている」
拍手、拍手。

第1の事例は、「センキョ割」キャンペーン。
「選挙に行った人に、
大盛りか温泉卵を無料でサービスします」。
横浜市青葉区の弁当店「COMA-DERI」。
これは投票者向けの割引キャンペーンで、
名づけて「センキョ割」。

横浜市内の74店が実施、
35歳以下の有権者が対象で、
7月21日~8月4日の約2週間。
つまり投票日のあとの企画。

だから今からでも真似ができる。
事前告知は必須だけれど。

顧客は、投票所の入り口などで、
自分の写真を撮ってそれを提示する。
すると割引される。
期日前投票の人も対象。

旗振り役は㈱ワカゾウ。
発想は、「投票率が低い若者が選挙に行く後押しをしたい」。
「36歳以上の人でも、
若者と一緒なら割引を受けられる。
選挙に誘うきっかけにしてほしい」。

第2は、NPO法人ドットジェイピー東海支部。
これは名古屋市内の大学周辺の店で、
割引が受けられるサービス。
投票すると、選挙管理委員会から「投票済証」が発行される。
これを見せるとサービスを受けることができる。

名古屋大学・南山大学などの学生11人が、
協力店を募って活動。

第3は、那覇青年会議所。
主に那覇市内の51店で割引キャンペーン。
こちらも、「投票済証」を渡す。
「2人以上で5000円以上飲食すると1000円引き」などの割引。
地域の情報誌と組んで広報活動をしている。

「投票率アップと
地元商店街活性化の
一石二鳥」

それが狙い。

以上のケースには、
先駆けの存在がある。

2004年の参院選の早稲田商店会。
エコステーションの取り組みで全国的に有名。
そのリーダーの一人が、
同商店会相談役の安井潤一郎さん。
全日食チェーン加盟店の稲毛屋オーナー。
2005年の衆議院選で自民党東京比例ブロックから立候補、
当選して、衆議院議員を1期務めた。

その安井さんの発案で、
選挙割引キャンペーンが始まった。

早稲田商店会は今回の参院選でも、
20店舗以上が割引キャンペーンを実施する。

安井さんは語る。
「9年前は選挙管理委員会に
『好ましくない』と小言を言われたが、
今は『ご協力感謝します』と逆になった」

商売をする人たちが、
投票率を上げることに、
商売や仕事を通じて貢献する。

素晴らしい知識商人。

そんな人たちは、当然ながら、
自分が投票行為をしなければ、
理屈が合わない。

かくて、小売りサービス業従事者、
投票率が上がる。

選挙に行こう!
投票しよう。

そこんとこ、ヨロシク。

〈結城義晴〉

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