結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年08月24日(土曜日)

陸前高田・釜石のイオン「実験」と日本最大・最高「大曲の花火」

毎日新聞一面トップ。
「イオン『実験』」

東日本大震災の後遺症の残る陸前高田と釜石に、
イオンが出店するという記事。
市川明代記者の取材、執筆。

「被災地で一からまちを作る」
村上教行イオン専務執行役東北代表のコメント。

岩手県の陸前高田市では、
来春、「イオンスーパーセンター」がオープン。
延べ床面積は従来の半分の6000㎡のコンパクト版。

場所は水田のど真ん中。

1キロ先の海辺の中心市街地は、
津波の被害を受けて今、更地。

村上さんは、「中心商業施設を目指す」と語る。

「まちそのものを作る覚悟だ」

村上さん自身、宮城県気仙沼市出身。
「兄の営む商店は津波で流された」

今回の出店に関して、
イオン関係者は「実験」と呼ぶ。

「大型小売りが都市部で飽和し、
隣の宮城沿岸部でも他社との競合が強まる中、
より人口の少ない空白地帯へ
どう展開していくかに存続がかかる」

しかしこの実験、
着々と打ってきた布石がなければ実現しなかった。

震災2カ月後の2011年5月、
「被災者の買い物環境を整えたい」と、
市から3カ月の期限で施設を借り、
翌月に出張販売を開始。

この出張販売継続を求める署名も集めた。

その後、11月に仮設店舗を建て、
正式出店の用地探しをした。

その用地が水田の一角。

釜石市にはイオンタウンがオープン。
こちらは新日鉄釜石跡地。

釜石の人口はピーク時に9万人台だった。
1989年、高炉休止、
その後、震災を経て、現在約3万7000人。

釜石市は「出店で再び人を吸い寄せる側になる」。
イオンの街づくりに「再生を委ねる」と記者はまとめる。

震災後の商業施設は、
グランドデザインが必須である。

私はそう、主張し続けている。
グランドデザインのなかに、
商業施設が位置付けられる必要がある。

それだけは確かだ。

さて今日は朝から、
東北新幹線はやてに乗り込む。

凄い混みようで、
ちょっと贅沢してグランクラス。
20130824145803.jpg

ゆったりして、気分がいい。
20130824145822.jpg

軽い朝食は和定食。
20130824145844.jpg

ワイン、ビール、飲み放題。
20130824145908.jpg

食後はコーヒー。
20130824145934.jpg

そして仕事。

盛岡でこまちに乗り換える。
20130824150053.jpg

チケットが取れなかったから。

田沢湖を過ぎ、
角館を越えると、
秋田の田園が広がる。
20130824145958.jpg

そして大曲。
20130824150121.jpg
「日本一の花火のまち」

その花火の日が今日。

ホームには、お客がごった返す。
20130824150033.jpg

みんな、今夕の花火に、
ドキドキワクワク。
20130824150156.jpg

JR大曲駅。
20130824150400.jpg

駅前の交差点。
20130824150434.jpg

花火通り商店街。
20130824150537.jpg

日本三大花火がある。
江戸時代からあった。
当時は、
①水戸藩の「水戸の花火」、
②甲府藩「市川の花火」、
③三河吉田藩 「吉田の花火」。

現在は、
①「大曲の花火」(全国花火競技大会)
②土浦全国花火競技大会
③長岡まつり大花火大会

私はその大曲の花火に来た。

㈱タカヤナギ社長の高柳智史さんから、
ご招待いただいた。

高柳恭侑会長がご案内くださる。

楽しみ。

その前に、ちょいと店を訪問。
タカヤナギのグランマート白金店。
20130824151833.jpg

花火会場までの道のりのなかで、
最後のスーパーマーケット。
20130824151842.jpg

浴衣姿の買い物客やファミリーが、
入り口付近で休んでいる。
20130824152722.jpg

店に入ると花火大会用のおにぎりの大量販売。
20130824151906.jpg

入り口右手のインストアベーカリー部門も
焼きたてのパンでプロモーション。
20130824152416.jpg

お客は次々に花火会場に持っていく弁当や飲料を買い込む。
20130824151948.jpg

500ミリペットボトルの大陳。
20130824152424.jpg

どの売場も、
花火の腰巻を張った平台で盛り上げる。
20130824152602.jpg

鮮魚売場もごらんのプレゼン。
20130824152438.jpg

この日は県外のお客さまで大いに賑わう。
20130824152008.jpg

これから夕方の花火と、
夜の花火。

商売も書き入れ時。

ドキドキワクワク。

では、行ってきます。

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
商人舎 流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

ミドルマネジメント研修会
商人舎ミドルマネジメント研修会
海外視察研修会
商人舎の新刊
チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.