銀杏の葉が完全に散って、
冬となりました。
12月6日は、こんな感じだった。
11月29日は、こうだった。
ああ、今年が終わりに近づいた。
横浜の商人舎オフィスの裏の遊歩道。
もみじが色づいた。
ゆっくりと散歩など、
いいですね。
葉も黄変。
冬ですねぇ。
空も冬らしくなってきた。
今日は柳本浩三郎さんが、
商人舎を訪れてくれた。
㈱プログレスデザイン取締役営業部長。
スーパーマーケットの店づくりに関して、
ずいぶんと情報交換をして、
来年、新しい企画を始めることにした。
プログレスデザイン社長の西川隆さんは、
商人舎magazineにMonthly連載を、
書いてくれている。
タイトルは「本物のデザイン」。
ちょっと中断しているが、
また来年、再開の予定。
それが面白い。
ご期待ください。
今日はもうひとり、
鈴木敏さん来社。
商人舎チーフ・ツアーコーディネーター。
来年5月14日~20日、
商人舎USA研修会Basicコースが、
第15回目として開催される。
ラスベガスの基礎コース。
大胆な新規企画を盛り込んで、
さらに充実した成果が期待できる。
募集は年明け。
しかし日程だけは予定しておいてください。
募集開始と同時にどんどん埋まっていきます。
さらに来年4月中旬には、
商人舎初のヨーロッパ研修会を企画している。
ロンドン&バルセロナ。
テスコ、アズダ、セインズベリーの英国勢、
そこに乗り込むアルディ、リドルのドイツ勢。
バルセロナに侵入したカルフール、
そしてオーシャンのフランス勢。
それらを迎え撃つスペインの星メルカドーナ。
絶対にいい研修会となります。
結城義晴、待望の、自信の企画です。
トップを中心にすでにお声掛けをしていますが、
詳細は年明けのお年玉として発表。
今から、楽しみです。
さて今日のDaily商人舎の公開記事。
「イオンモール幕張新都心 プレスに公開」
昨日の取材の一部公開。
今週金曜日がグランドオープンで、
記者会見やインタビューがある。
好むと好まざるとにかかわらず、
すべての商業関係者が、
知っておかねばならない出来事だ。
例えば、
4月1日からの消費税増税。
商売の観点からだけ言えば、
明らかに好ましくはない。
しかしその情報は知っておかねば、
世間においていかれる。
イオンモール幕張新都心も、
イオンやその取引先、
直接競合企業以外には、
関係ないかもしれない。
しかしこれは、
それ以外の商業者にも、
大きく関係してくる。
だから知っておかねばならない。
何より知識商人にとって、
知的好奇心を大いに満たすことになるし、
その本質の解明は、
自分の仕事に役立つ。
さて日経新聞『企業総合』欄に、
「格安店、消費増税で攻勢」の記事。
ディスカウント店舗の事例を、
5つ上げる。
まずダイエーの「ビッグ・エー」は、
首都圏に180店展開中。
新フォーマットの売場面積200㎡(60坪)タイプを、
2016年度までに80~90店出店予定。
従来よりも3~5割の小型。
品揃えは2000品目。
ナショナルブランドはコンビニより2~3割、
スーパーマーケットより1割前後安い。
出店はコンビニの退転跡など。
だからスピードがアップする。
ダイエーを傘下に収めたイオンも、
ディスカウント小型店「アコレ」を、
これまた首都圏で70店強展開。
来春までに100店体制に拡大。
売場面積は約250㎡(76坪)程度、
駅から少し離れた住宅街で、
ドラッグストアなどの退店跡に入居する。
日経は「格安PB」と書くが、
これはトップバリュのファイターブランド。
トップバリュベストプライスを中心に品揃え。
ナショナルブランドよりも3~5割の低価格。
来年春までに最大600品目にする。
これは1年前の1.5倍。
首都圏のレギュラースーパーマーケットは、
コンビニと小型ディスカウンターと、
小型店網からの挟み撃ちにさらされる。
ヨーロッパでは、
ドイツのアルディやリドルに、
イギリスのテスコもフランスのカルフールも、
手を焼いている。
アメリカでもアルディが1000店を超え、
ウォルマートにとっては、
ちょっと気がかりな存在だ。
日本でも同様。
これも深刻な競争状況で、
正確に知っておかねばならないし、
その中で自社のポジショニングを、
アウトスタンディングに、
確立しなければならない。
以下は、この記事にとって、
いわば付け足しの情報。
イトーヨーカ堂は今春、
「ザ・プライス」の出店再開。
現在は首都圏で12店展開中。
14年度以降も年3店前後のペース。
オーケーは来年度、約10店を出店。
このスピードは本年度の2倍。
面積は1000~1500㎡。
トライアルカンパニーも来年度は、
20店強の新規出店予定。
消費税増税を機に、
ディスカウント攻勢が強まる。
それは予想できること。
しかしイオン・グループは、
ビッグAやアコレのディスカウント小型店を、
特に東京圏で積極展開する。
これは知っておかねばならない情報だ。
さてさて、同じ日経新聞最終面の『交遊抄』。
㈱立飛ホールディングス社長が登場。
村山正道さん。
現在は不動産賃貸業中心の企業だが、
戦前は軍用機製造業。
戦闘機「隼」が有名。
その友人が、
㈱いなげや会長の遠藤正敏さん。
昭和27年生まれで、私と同年。
お二人は、
立川市本社の上場企業トップとして、
意気投合。
多摩信用金庫会長の佐藤浩二さんと3人、
熱かんを酌み交わす仲。
ここで村山さんは、
遠藤さんの「明快な物言い」を指摘する。
一方、「見習うべきは地域貢献の姿勢」。
厳しい言葉と地域への貢献。
遠藤さんの人となりが描かれて、
私もうれしくなった。
もうひとつ。
日経新聞ばかりで恐縮だが、
フィリップ・コトラーの『私の履歴書』。
2013年の最後の月は、
毎日毎日、コトラーを楽しむ。
贅沢な1カ月となった。
コトラーは昨日今日と連続で、
ピーター・ドラッカー先生との交流を描く。
それを書きたかったが、
明日に続く。
〈結城義晴〉