今朝は福島県いわき市で目覚めた。
小名浜オーシャンホテルの自室から、
眼下にゴルフコースを臨む。
左手は太平洋。
温泉に入って、朝食。
天国のようだ。
㈱マルトデリカ部長の阿部敏さんに、
迎えに来てもらい、
まずいわき市の海岸線を視察。
豊間地区は、
津波の爪痕がまだまだ生々しい。
がれきは撤去されたが、
家の基礎が残るだけの荒れた景色。
防波堤は手つかずで、
土嚢が積まれたまま。
そして塩屋岬へ。
塩屋崎灯台が半島の先に建つ。
そのたもとには、
美空ひばりの「みだれ髪」の歌碑。
哀悼の石碑からは、
「みだれ髪」の歌声が流れる。
いわきの観光名所。
しかしあの津波以降、
お客の数はめっきり減った。
歌碑の前で、
案内してくれた阿部さんと記念撮影。
ひばりの歌声に、
心が少し、ほっとする。
東日本大震災から3年。
まだまだ現地は「復旧」の最中。
その後、いわき市内に戻り、
マルトSC勿来十条。
核店舗はスーパーマーケットのマルト窪田店。
衣料品チェーンのファミリーが隣に建つ。
ドラッグストアの薬のマルト。
スーパーマーケットの入り口。
一丁目一番地。
盛んに試食提案をして、
活気をつくる。
精肉部門では、
鹿児島いずみの華鶴和牛。
CGCフェアも的確に展開。
奥主通路には、
クノール神宮のデコレーション。
節分商品を早仕掛け。
惣菜部門は、
恵方巻きを積極展開。
マルトグループのファミリーも、
ステージのビジュアル・プレゼンテーション。
ファミリーの隣に、
ア・パース スタジアム。
完全屋内フットサル・テニス多目的兼用コート。
ショートパイルゴムチップ入り人工芝が、
敷きつめてある。
最後に三人で写真。
安島ゆみ子さんと阿部さん。
ゆみ子さんは㈱ファミリー社長。
ありがとうございました。
充実した2日間だった。
しかしあれから3年。
まだまだ復旧は道半ば。
マルトをはじめ小売りサービス業は、
以前に増して復興しているが、
街は復旧レベル。
いわきを辞して、
東京に急ぐ。
インターコンチネンタルホテル東京ベイ。
日本ボランタリーチェーン協会、
新春賀詞交歓会懇親会。
はじめに小川修司会長の挨拶。
来賓挨拶のトップは、
甘利明経済再生特命大臣。
日本小売業協会会長の土方清さん。
乾杯。
日本チェーンストア協会会長の清水信次さんと。
もちろんライフコーポレーション会長。
お元気。
協会理事の玉生弘昌さん。
㈱プラネット会長。
全日本食品㈱社長の平野実さん。
隣は昭和産業㈱の湯澤公朗さん。
コーネル・ジャパン二期生。
全日本食品会長の齋藤充弘さん(左)と土方さん。
齋藤さんは協会副会長。
そして田中彰さん。
全日食チェーン協同組合連合会代表理事。
ボランタリーチェーン産業全体の総帥で、
協会名誉会長。
コスモス・ベリーズ㈱会長の三浦一光さん。
現代化を果たした、
注目のボランタリーチェーン。
安井家具㈱社長の安井隆豊さん。
商業界中部同友会の重鎮。
ながい長い付き合いの板倉千春さん。
日本食糧新聞取締役編集本部長。
72年の歴史を持つ同社で、
初の女性取締役。
中締めは、副会長の村内健一郎さん。
㈱村内ファニチャーアクセス社長。
最後に小川会長と写真。
月刊『商人舎』12月号は、
特集「ポスト・モダニズムVC」。
そこで協会小川会長との対談をはじめ、
全日食チェーンやコスモス・ベリーズを、
取材・分析した。
実に珍しい雑誌に仕上がって、
高い評価をいただいた。
どちらかといえば、
地味な存在のボランタリーチェーンだが、
確かなイノベーションが起こっている。
そしてそこには、
凄い人たちが躍動している。
福島県いわきから、
東京ベイエリアへ。
東京はアベノミクスと2020五輪で湧く。
来月には都知事選。
しかし福島原発問題は、
一向に解決の目途さえ立たない。
それが現在の日本なのである。
〈結城義晴〉