今日は昼から立教大学。
修士論文を提出し終わった院生たち、
それでは終わらない。
普通のレポートではない。
論文審査会がある。
昨日の夕方から、
今日一日、その審査会。
場所は7号館の2階。
7202号室から7204号室まで。
私自身は主査、副査の仕事があるが、
7人の結城ゼミ生のことも気がかり。
それもなんとか終った。
「合」となるかどうかは、
ここでは書けない。
それでもみんな頑張った。
あとは祈るだけ。
さて昨日の日経新聞のクイズ。
『進化するコンビニ』の連載の〈下〉。
答えは「『飽和』を超えて」。
つまりよく言われる「店舗飽和問題」が、
最終回のテーマ。
やはり鳥の目・魚の目だった。
年間販売額約10兆円のコンビニ産業。
日本小売業全体の1割程度。
さらに「飽和水準」とされた5万店を超える。
2014年度の大手5社の出店数は、
約4800店と過去最高を更新。
セブン‐イレブンはシェア4割弱。
しかし井阪隆一社長は強気だ。
「店舗飽和はあり得ない」
現在は1万6000店レベル。
「近く2万店に届く」
一方、ファミリーマートは複合店を開発する。
「ファミリーマート+ドラッグエース広瀬東店」
店内に入ると通常のコンビニの3倍の売場。
品揃えも3倍強の約9500品。
「機能が広がる新しいコンビニをつくる」。
本多利範・新規事業開発室長は語る。
つまり新しいフォーマットを開発して、
飽和に対応しようということ。
これは世界の小売業を見渡すと、
妥当な戦略である。
ドラッグ+調剤薬局の融合店。
現在の提携先は10社、16店。
それが今夏、20社に増え、
2014年度は一気に200店以上。
中山勇社長。
「5年で1000店」。
ファミマには昨秋、
関西のイズミヤがFCに加盟。
スーパーマーケットとコンビニの融合店を、
大阪市内に開業。
ローソンの挑戦は、
ビッグデータ特区を設けて、
ポイントカード「ポンタ」の購入データ活用。
誰が、どこで何を、何回買ったか。
それがビッグデータとなる。
1日900万人の来店客が生むデータ。
玉塚元一最高執行責任者。
「高いレベルで仮説を立て検証し、
絶えず進化することが
未来のコンビニをつくる道」
これはイノベーションを意味する。
ファミマの新フォーマット戦略、
ローソンのID-POSのイノベーション。
最新のトレンドをとらえた2社の戦略と、
セブン-イレブンのオーソドックスな戦略。
その両者が「進化するコンビニ」である。
さて昨日24日は、千葉・海浜幕張。
日本最大の展示会場・幕張メッセ。
イオンリテールの2014年度政策発表会、
および労使総会。
第一部は政策発表会。
私は第二部から参加。
販売技術コンクール表彰と
売場総選挙ファイナルが行われる。。
会場には、労使合わせて、
1500名の幹部が集った。
経営トップも勢ぞろい。
大型スクリーンで、
総選挙2013ファイナルの投票方法を告知。
いかにもイオンらしく、
意欲的な売場のイノベーションが発表され、
ネット選挙で、選考され、決定される。
私も審査委員の一人。
楽しみだ。
はじめに、
販売技術コンクール全国大会の優秀者の発表。
9種目あり、1種目を7~9名が競い合う。
カンパニーごとに地区予選がある。
それを勝ち抜いてきた優秀者78名が、
前日の23日に、
最終のロールプレーイング審査を済ませている。
その最終審査で最優秀者が選ばれる。
接客販売と接客対応のチェックアウト部門、
サービスカウンター部門の優秀者が、
壇上に並ぶ。
そして発表。
ドラムの音とスポットライトの点滅。
接客販売コンクール最優秀は、
高野由巳さん。
西近畿カンパニー大阪ドームシティー店。
接客応対コンクール、
チェックアウトの部最優秀賞は、
吉房小百合さん。
西近畿カンパニー茨木店。
サービスカウンターの部は、
松本和彦さん。
中四国カンパニー日吉津店。
おめでとう!
続いては技術を競い合う3つのコンクール。
ハンドクラフトアドバイザーの部最優秀賞は、
遠田美佳さん。
北陸信越カンパニー金沢店。
サイクルアドバイザーの部は
松沢賢司さん。
イオンバイク㈱イオンバイク船橋田喜野井店。
グリナリーマスターの部は中辻登喜子さん。
東近畿カンパニー洛南店。
おめでとう!
最後に商品化技術を競い合う3つのコンクール。
寿司マスターの部の最優秀賞は、
山岸桃子さん。
北陸信越カンパニー松任店。
ホットデリカマスターの部は、
重田ちひろさん。
中四国カンパニー広店。
最後は鮮魚士の部。
並み居る男性を押しのけての最優秀賞は、
高田佳子さん。
津岡井カンパニー清水店。
ほんとうに、おめでとう!
表彰はイオンリテール㈱社長の梅本和典さん。
皆さん、毎日の努力が実って、
本当にうれしそうだ。
受賞者にはペア旅行券が、
副賞として贈呈される。
さらに最優秀者には、花束の贈呈。
プレゼンターは堀江泰文さん。
取締役兼常務執行役員。
一人ひとりに声をかけて、
花束を手渡していく。
そのコメントに会場は大いに沸いた。
そして休憩をはさんでいよいよ、
売場総選挙2013。
ファイナル審査。
AKB48のモデリング。
売場改善のベストプラクティスを競う。
こちらも各地区で勝ち上がってきた強者チームばかり。
売場づくり部門。
地域密着部門。
改善活動部門。
コミュニケーション部門。
4部門各4店舗の16店舗がエントリー。
各店代表者が登壇し、
ショートスピーチを行う。
、
そして事前取材された取り組みの映像が、
大型スクリーンで紹介される。
会場にいる全員がそれを審査する。
審査はスマホで投票。
私も各店の取り組みをパソコンでメモしながら、
真剣に審査。
そして投票しました。
すぐさま集計され、
いよいよ発表。
デジタルだから集計は早い。
初めて売場総選挙の試みは、
大いに盛り上がった。
懇親会場に場を移し、
授賞店舗の表彰。
もちろんプレゼンターは梅本社長。
最後に私も、
総評コメント。
技術を競い合うことの良さ、
女性の活躍のすばらしさ、
そのうえで、労使ともども
「こまかく、きびしく、しつこく、なかよく」
会社をよくしていく改善を進めてほしいと総括。
会場は各カンパニーの労使が集い、
コミュニケーションを深める場になる。
開会の挨拶は、
取締役の星野三郎さん。
乾杯発声は森部達也さん。
イオンリテールワーカーズユニオン中央執行委員長代行。
トップバリュの食材や飲料を食しながら懇親。
イオントップバリュ社長の仲矢長蔵さんも駆けつけた。
トップバリュは誕生40周年。
手に持っているのは、
発売1号の即席カップ麺「ジェーカップ」。
さらに懇親の合間には、
各カンパニーの労使代表が登壇し、
それぞれ今期の方針を発表。
芸達者で気合十分のカンパニー。
会場の仲間から応援テープをもらうカンパニー。
代表をスマホで撮影する各カンパニーの仲間たち。
カンパニー代表を応援する声で会場が盛り上がる。
トリはイオンリテール本社の二人。
取締役の西松正人さんが大トリ。
会場はどんどん盛り上がり。
その勢いのまま、
梅本社長のところには、皆がやって来る。
女性のほうが男性より積極的だ。
加賀の店サービス介助士の菅中さんは握手。
梅本社長はじめ取締役全員は、
就任してから毎週、
全国の店舗をまわっている。
すでに160店舗をまわった。
それでもこの日のように、
役員と社員が直接接する機会は少ない。
だから皆、うれしそうに、
役員テーブルにやってきては、
短くとも会話を楽しむ。
私も梅本さんと写真。
そしてクライマックス。
イオンのコマーシャル画像が流れ、
「幕張降臨か?」
会場はどよめきと歓声に包まれる。
そしてイオンCM女優の武井咲さんが登場。
会場が興奮のるつぼと化す。
スマホ片手に近づく。
後ろを振り返り、
武井さんとのツーショットを撮ろうとする人も。
近づく。
さらに近づく。
押し寄せる。
どんどん前に人が押し寄せ、
最後はごらんの通り。
もう、だれにも止められない。
会場は最高潮。
いいイベントだった。
販売技術コンクールも、
売場総選挙も、
懇親会も。
最後は堀江さんが、
関東一本締めで締めた。
取締役兼専務執行役員商品担当の久木邦彦さんと。
最後は、堀江さん、
実務訓練部長山本実さん(左)と。
山本さんは、今回の企画を仕切った。
お疲れ様でした。
海浜幕張の宵は華やかだった。
週末で疲れていたし、
この後毎日更新宣言ブログを書いて、
さらに修士論文審査の準備で半徹夜だったけれど、
エネルギーをもらった。
ありがとう。
イオンもセブンも、
ローソンもファミマも、
イノベーションを続けるのが、
競争に勝ち残る道。
そのとき一番大事なのが、
現場だ。
現場を担う人々だ。
神は現場にあり。
これは間違いない。
〈結城義晴〉